見出し画像

2022.4.17 アルルカン live tour 2022「MONSTER」 at 高崎club FLEEZ

1日目もそうだったんだけど、ライブ前スピーカーから流れているMONSTERの時点でもう音が良くて、これは(良い意味で)やばいのでは…と思っていたんだけど、
はじまったらもうやばいなんてもんじゃなかった。
1曲目のMONSTERで最初のギターの音と暁さんの声が聴こえた瞬間に鳥肌がたって、そっから全員の音が入ってきて更にその熱量を感じて、もうずっーっとぞわぞわしていた。
何がすごいって、この1曲目のファーストインパクトだけじゃなくて、最後の最後までずっとその感覚だったこと。
言葉じゃ上手く説明できないけど、そこまでは初めての感覚だったなー。すごかったー。
何ならメンバーが登場してきた時点でもう雰囲気がすごかったし。
そういえば、最近ライブで登場するときに、暁さんが颯爽と手をあげて登場するのが何か良いなーと思う。
こうやって観せていくみたいな気持ちを最初にどっしりと感じられて。

2曲目の墓穴は人一倍FLEEZで鳴らす音に思い入れがあった奈緒さんの音が本当に素晴らしくて、ギターソロはいつも以上に聴き入ってしまった。
Apoptosisとbash 脳 downのあとのomitで暁さんが
その殺意は 進むこの先へ向ける みたいに真っすぐ前を向いて言ってるのにグッときて、
そのあとの影法師、怒り、僻目のゾーンが本当にすごかった。
何かを終わらせられるやつは
何かを始められるやつだ

1日目のアウトストアで、落ち曲のあとのエレジーはどうなのかなって話があって、めちゃくちゃ良いです!って思ってたところにこの流れ、、良すぎた。
そして証
もう全部すごかったんだけど、奈緒さんがギターソロの最後でふっと光が宿るみたいなフレーズが入れてきて、それを引き継いで力強く暁さんが歌いだしたとき、この曲の本当の力が引き出されたような感じがあってすごく良かった。
僕は何が出来るだろう 一人歩き出す

そのあとが 一人一人 に向けたいばら姫で、そこから 一人一人に会いたいっていうサイレンなの最高すぎる。
そのサイレンのAメロのギター隊2人の音のバランスが今まで聴いた中で一番良くて、オーケストラのコンサートとかでソロとか見せ場が終わったあとに拍手するみたいに、Aメロ終わったあと拍手しそうになったぐらい 笑。ほんとすごくて、メンバーみんなそうなんだけど特にギター隊の熱量をすごく感じたな。
その高まる熱と共に暁さんが苦しみだけを削ぎ それをなんて呼ぶの のフレーズのところで、今までに以上に強く気持ちを出すような感じで
それを削いで 愛と呼べるのか 愛してるから苦しいんだろ って言っていてとても心が掴まれて、
そこから欲しいものを掴むんだってリブラ、ラズルダズル、ブルーキャンディで、アルルカンと共に手を伸ばすような感じがすごく気持ちよかったー!
暁さんが「もう踊る理由なんていらないんだよね!」って言ったからそのままTARANTULAへ入るのかと思ったら、すーっと視線をたもちゃんへうつす 笑。
そこから暁さんがたもちゃんにだるまで何か言って!と言ったらたもちゃんが「だるまみたいに転がればいいじゃない~」って言ったようで、暁さんがわざと慌てた様子で「その場で動かないで!」ってフロアに呼びかけてきたの笑った。さすがに転がりはしないっす 笑。

このTARANTULAのAメロで暁さんがフロアの手拍子を聴こうして聞き耳をたてるような仕草をしてたから、すかさず音響さんが少し演奏の音量をさげてくれたような感じがあったり、
最後の手拍子のところで、その日しか聴けない音に合わせてその日だけの照明をあててくれたり、何だか演出チームの気持ちもすごく感じる瞬間があった。
シネマティックサーカスとか束の世界のときにも感じたけど、アルルカンを観てる人だけじゃなくて、アルルカンに携わる人たちにどれだけバンドの想いが伝わってるかってすごく大事なんだなって改めて感じたな。

わかれうた
アルバムをずっと聴いていて、サビに入るところの止まるながBメロから途切れなく繋がるように歌われているのが、その止まらず前へ進むって気持ちを感じて良いなって思っていたんだけど、この日は暁さんが最後の止まるなのフレーズを止まるな!!って強く叫んでいて、涙が出た。
そんなわかれうたのあとのLightning
光が差すのを待たなくてもいいんだ 光を持っていれば

俺がすげぇなって思ったのは
(君たちが)ずっと手を上げてたから
なんとなく手を上げるんじゃなく
周りに合わせた拍手でもなく
自分で、上げてたからだ

旗のもとに を歌う前に暁さんが
あんまり言うとあれだけど、みんなもアルルカンだから
って言ってたけれど、それは私たちの手にはアルルカンの光が宿ってるからだと思って、
しっかりついてこいよって言葉がいつになく心にガツンときた。
どこかで暁さんが「なんか目の前に(君たちが)いるだけでがんばれる。けど拍手もしてね」とも言ってて、みんなで拍手している時間にすごく心が熱くなったな。

明けない夜はないっていうけど
ないやつにはないし あるやつにはあるんだよ
光がないなら俺が観せてやる
照らすよ 照らすよ その心を
照らすよ 照らすよ この未来を

アンコールは暁さんが「奈緒がどうしても1曲やりたいんだって」って言ってEclipse
創り上げる自分の理想
その手を掴んで
奈緒さん渾身のギターソロのあとに、暁さんがこのFLEEZでやるのは最後だけどって話をして
「でも今日すごい良いライブだったよな!だからまた絶対ここでやろう」って言っていたのがすごく良かった。
ただの自画自賛とかではなく、その良いライブっていうのは、みんなで創ったんだってお互いに思える時間だったからなんだなって。

ライブの時に暁さんが「今日、此処を選んで良かったって思って帰ってほしい」って言ってくれるけど、この日は最後に
君たちは、此処を選んで、間違ってなかった
ってハッキリ言い切ってくれていたのもそういうことかな。
めちゃくちゃかっこよかった!!
本当に、だからこそ、これからもっともっとかっこよくなるアルルカンをまた絶対にFLEEZに観に行くんだって思った。

絶対って本当に良い言葉だよ


ちなみにアンコールのときも、たもちゃんが暁さんに「だるまで何か面白いこと言って!」と無茶振りされて、マイクに良い感じのリバーブまでかかって頭が真っ白になり
「思考回路がショート寸前」
と口走ってしまったことで、最後捌ける時にムーンライト伝説を歌う羽目に。
でも誰に言われたわけでもなく自ら率先して歌ってたのがたもちゃんらしくて良かったな 笑。
そしていま気付いたけど、思考回路はショート寸前のあとの歌詞が「今すぐ会いたいよ」で微妙にサイレンっぽいという奇跡的な繋がり(?)

祥平さんがそのあとに「ムーンプリズムパワー!」って言って去っていったんだけどマイク通してなかったから聴き取りにくくて
來堵さん「え?なんて?」
奈緒さん「ムーンプリズムパワー!だって!」
ってすごいどうでもいいことを伝達してたところも含めてめちゃくちゃ面白かった。
本当にアルルカンって良いバンドですね(ここでくるか)

ライブに来ることが当たり前になってきてるかもしれないけど
今日やっとこれたやつもいるかもしれないし
今日はじめてきたやつもいるかもしれない
今日しか会えない君に観せたいものがあって俺は此処に来た

前日のアウトストアだったかな、暁さんが 旗のもとに を歌う前に言ってることについて「今まではライブで毎回おんなじ事とか言いたくなかったんだけど」って言って、
でもMONSTERを出して、曲が見える景色を変えてくれて、今はそうやって伝えたいものが出来たみたいな話をしていたんだけど、
ライブがその日しかないのって、もちろん物理的に色んな人がいるからっていうのもあるかもしれないけど、
その日そこにいる一人一人が、明日にはもう違う一人一人だからなのかなってふと思った。
そうやって前に進んでいくから景色が変わっていくって。

次はセミファイナルの柏。
ツアーがもう少しで終わるっていう寂しさがないわけじゃないんだけど、それよりもまたその先がはじまるっていうのがすごく楽しみ!