2022.2.19 アルルカン live tour 2022「MONSTER」at 大阪MUSE
メンバーがステージに現れた時点で空気が違うと感じていて、はじまったら案の定メンバーみんなすごい気迫だった!
そんな1曲目はEclipse
少し前からそう歌ってたけど、暁さんが矮小な僕を誰より認めさせたくてって原曲より主体的な言葉で歌ってるのが、挑戦的な空気ではじまったこの日にすごく似合ってた。
その勢いのまま、bash 脳 down、像
像は聴くたびに同期のアレンジ変わった?ってなるんだけど自分の気のせいだろうか 笑。なんだかいつも音が新鮮。
暁さんがどっかで「うっ!」って声を詰まらせたからどうしたんだろうと思ったら、そのあとニヤッとして「舌かんじゃったよ」って言ってたw
そしてこの日はTARANTULA、いばら姫、MONSTERってアルバム曲から怒りに入った瞬間がめちゃくちゃ良かった…!!
覚えてるか?あったことをって言ってはじまって
あれを怒り呼んだこと忘れたくないと歌う暁さんの表情にバシっとハマる楽器隊の音、鳥肌がたったよ。
そこからの世界の端がまたすんごい良くて
傷口から睨む 世界の端をって伸ばす暁さんの声が、上手く言えないけど新しい段階に行った声だった気がする。
この曲を新曲で出したとき、暁さんがいばらの冠をしていたけど、その冠を取ったら第3の目が開きましたみたいな衝撃だった。
何か例えが古の少年漫画みたいになってしまった 笑。でも本当にすごかったんだよなー!
終わったあとのアウトストアで奈緒さんも世界の端のよかった~って話してて、その時に
せかいのはじなのかせかいのはしなのか
というどうでも良くないけど、どうでも良い論争が起こった 笑。
※奈緒さんは「はし」だと思ってたらしいけど、暁さんに「はじ、せかいのはじ~って歌ってるでしょ」と一喝されていた。
そんな素晴らしい世界の端から何が来るかと思ったら証…
ありがとうアルルカン...
この華は 僕達の命をすって大きくなる 大きな夢を見よう
旗のもとに にアンチヒーローっていう言葉が入っているにもあって、ここで道化ノ華を聴けたのは熱い。
ライブじゃなくてアウトストアの時だったかもしれないけど、暁さんがたぶん渋谷公会堂ではじめてライブをした頃のことを
「バンドをはじめたころあまり苦労せず大きいところでライブをやったりもしてたけど、その景色を見ても、そこに自分の想いはあまりなかった気がする」
みたいに話していて、でも今はそこに想いがあるように言っていて、
あ、だから眺めていただけの景色をこの目で見ようなのかなって、わかれうたの歌詞を思い出した。
渋谷のライブで初日か2日目か忘れちゃったけど
みんなここに優しくされにきてるわけじゃないって話をしたのね
来たくて来ていて 別に持ちあげられにきてるわけじゃない
何だかそれが良いなって思って 対等な感じがして
押し付けたくないんだよな
この話をしてたから、そのあとのpuzzleの優しさが何かもわからずにずっと遠ざけていたって歌詞にまた心がグッとなった。
武道館に立つって 言うのは簡単だよ
お金出せば立てるんだから
でもそれを言っていいやつっていうのがいるんだよ
そこに立つべきやつっていうのが
だから、俺は立つべきときにそこに立ちたい
このMONSTERってアルバムを出して
俺はちょっとそれを言っていいやつになったんだよ
この武道館の話をしているときに暁さんが
お前らもな!って何度も言ってくれて、それにそのつどみんな拍手で応える光景が何だかすごく光り輝いて見えたな。
曲をやってるとさ
ああ いま気持ちが伝わってるんだなってわかるときがあって
マスクの下で歌ってるのかなとか笑ってるのかなって想像するんだよ
バカみたいにね
世界の終わりと夜明け前のツアーの初日で「いつか君たちがこれを歌ってる日の事を考えると泣けてくる、そんなふうになったらいいなって、でもなったらいいなじゃそれは来ないから」って暁さんが言っていたことがあったけど、その時とはまたぜんぜん違う表情で「想像するんだよ」って笑って言っている暁さんがいた。
それはただ未来を想像するんじゃなくて、ちゃんといま目の前を見て、そこからその先を見てるからなのかなって思う。
戻れなくなったって 歩んだ意味を知って そこからまた道が出来る
この日の わかれうた はそんな前に進むアルルカンの想いがどっと押し寄せてくる感じでめちゃくちゃグッときて大変だったのに、そこから来るのがAliveって…!!本当にバンドって生きてるって感じる瞬間。
今は指先で何でもできちゃうからさ
でもお前らは身体を使ってここにアルルカンを観に来てるんだろ
だから ああ やっぱり私には俺にはアルルカンが必要だったんだ
って思って帰ってほしい
いま世界にはなんだか面白いものが少ないけど
俺たちが征くこの道の先に 面白いもんがあるってことを
観せていくから
また自分の大事なものを忘れそうになったらここへ来て
また生きて会おう
序盤のほうだったと思うんだけど暁さんが「どうしても言いたいことがあるんですけど、言っていいですか?」って言ったあとに
「ただいま大阪!」って言ってた。
なんだかこの日のライブを観て、こうやって大阪のライブで暁さんがただいまって言って、今は拍手だけどこちらがおかえりって返して、武道館をやったりしたあとにも続くそんなこの先の日々がふっと見えた気がした。
アンコールの拍手が揃っていて気持ちが良かったなー。
照明が暗いのも良かったのかもしれない、視界にひっぱられないほうが音に集中するからなのかしら。
出てきたメンバーの恰好を見て暁さんが「いい感じにバラけましたね」って言って、まだ出てきてなかった奈緒さんは何を着てくるのか当てようと言いだす。
堕「モンスターT!」
暁「ロゴTな気がする」
何も知らずに登場した奈緒さんはロゴTでした、勝者暁さん。
暁さんがよっしゃ!って言って、たもちゃんがジュースでいい?って言ってるやりとり小学生みたいでかわいかった。
(コーラをおごってもらうことになったらしい)
アンコールは暁さんがやりたいと言ってブルーキャンディ。
基本的にお客さんのノリは何でもいいけど、この曲に関してはAメロは拳をあげていてほしいと言う暁さん。
「なんかこう(しんどく)なってても、みんながこう(手をあげて)しててくれれば、がんばれる気がする」
めっちゃいいー!!その気持ち!!
で、暁さんが來堵さんにbashのノリのことを振ったら、來堵さんが
「頭振っても何でもいいけど、いつかゲストとか入れてやったりしたいからさ、そういう時にみんな(ステージ)観てなかったらちょっとアレじゃん」
ってまさかのフィーチャリング構想の話をしていて驚いたけど、めっちゃ良い展望だなーと思いつつ、本気のラッパーの人とかがフィーチャリングしたアルルカンを想像してニヤニヤしてしまった 笑。
そして、ここで來堵先生のダメ出しが
「中途半端だったらもう明日出てきませーん」
それは困ります!!笑。
なんか今思うとこの挑発(?)が2日目のお客さんのしょっぱなからの爆発力を生んだのかなと思った、來堵さんってすげぇ。
ブルーキャンディだけやるのかなと思ったら、このやりとりがあったからなのかbashもってなって、bash 脳 down→ブルーキャンディでアンコール終了。
最後捌ける時に來堵さんが「MONSTER聴いてきたんでしょ?何も考えずに直感で!」みたいに言って去っていったのが何だか良かった。
確かにMONSTERが聴きたくてここに来たんだから、それが聴けたらもうあるがままで良いんだよねと。
そこからのライブ後アウトストアはなんだか不思議な感じだった。
もう大したことしゃべれんみたいに暁さんがメンバーもお客さんも指して言ってたけれども、ほんとそれですね 笑。
たもちゃんが司会をしてたんだけど、暁さんのテンションが割とライブをひきずっているというかほぼライブのMCみたいな感じだったからなのか、暁さんが話した後にたもちゃんが「じゃあ次の曲いきましょう」って言っちゃってて笑った、でもすごくわかるその気持ち。
トーク時間が10分しかないらしく、來堵さんが「10分しかないんだから!」ってまくしたてていた場面が何度かあったの面白かった 笑。
昨日のラジオではじめて行ったライブの話をしていたから、來堵さんとたもちゃん以外のメンバーも知りたいですって質問に祥平さんが「達郎」って言って、他メンバー(特に奈緒さん)が「え??」ってなってたら、祥平さんがしれっと「ああ、山下達郎ね」
山下達郎さんのこと呼び捨てにするのなんて竹内まりやさんくらいだと思ってたよw
ベースの人と知り合いで~みたいに言ってたけど、音楽的ルーツにあるとしたらちょっと納得がいくところもある気がした。
そんな感じで質問をいくつか読んで最後にライブで幸せだなって思う瞬間は?っていう質問とあわせて挨拶でしめだったかな。
そこで暁さんが、ライブの雰囲気でしゃべっていて、長くなっちゃうんよなーって言いながら話してくれたこの言葉が印象に残っている。
別にライブにふらっと来てくれたり、発散しにくるんでもいいんだけど、
何かこう、大げさな気持ちで来てくれると
もっと良かったりすると思うよ