プリンタ買いました
秋ですね(挨拶)。
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2023年10月8日、日曜日。
午前1時頃に目が覚めてしまって、何の気なしに小説を書いたり小説を読んだりしていて、ふと「あ、プリンタがないな」と思い至りました。
ここ数年、真面目に小説なんか書いていなかったのでなくても困っていなかったし、最近は小説賞に応募するにもインターネット経由での投稿が主流になってきているので、「紙に印刷する」という処理は小説を書く上で不要になりつつある気がします。
ぼくが10代の頃は、まだ紙に印刷した小説を綴り紐で綴じて出版社に郵送する、というのが主流だったように記憶している。ぼくもそうやって何度か小説賞に応募したものだ。18歳くらいの時、小説を投稿するために、初めて自分用のプリンタを買った。それで何枚も何枚も原稿を刷って、ドリルパンチで穴を空けて、小説を投稿したものである。もはや懐古厨の域にある気がする。
最近、SNSもほぼ見なくなったので、日々小説を読むか、映画を観るか、小説を書くか、酒を飲むかしかしていない。あと労働。
そんな生活なので、暇すぎて自分の小説を読み返す時間が増えた。増えたんだけれど、やっぱりモニタで見て逐一直していると目が疲れる気がする。もちろんまだ35歳なので(もう35歳、かもしれないが)、10時間ほどモニタを見ていてもそこまで疲れはしないのだけれども、昔に比べると少しだけ目がしょぼしょぼする。それになんかこう、もう少し小説が上手くなりたいという気持ちもあって、衝動的にプリンタを買うことにしたのだ。本当に急に。
午前1時に目が覚めて、うだうだと『マイ・インターン』や『東京卍リベンジャーズ』の映画を観たりして、5時くらいにそういう気持ちになって、2時間くらい調べて、少し間を置いてから「ヨドバシカメラ」の在庫のある店舗を調べて、電車に乗って買いに行った。都会は電車に乗ればどこへでも行けるし、複数の選択肢があるので、衝動買いをするには調子が良い。
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brotherというメーカーの、HL-L2375DWというモデルを買った。
モノクロレーザー、という種類のプリンタだ。
プリンタには大きく分けて2種類ある。インクジェットプリンタと、レーザープリンタだ。インクジェットはその名の通り、インクを使って印字する。一方のレーザーは、トナーというなんか粉みたいなものを付着させて印字する。そういう違いがある。
まあ技術的な面はどうでもいいとして、レーザープリンタの強みは「印刷が速い」という点だ。具体的には、今回購入したHL-L2375DWだと、1分間に34枚印刷出来る。1枚印刷するのに、2秒を切る速度だ。そう、レーザプリンタはとにかく、印刷速度が速いのである!
……というのも昔の話っぽく、今はインクジェットでも同等の速度で印字出来るプリンタ、及び複合機がたくさん出ているらしい。
しかしながら、当時からぼくは「モノクロレーザープリンタ」という潔さが好きだった。ので、今回もそれを買うことにした。一般的な家庭だったり、写真やイラストを趣味にしている人であれば通常のインクジェットプリンタ一択なんだと思うが、ぼくは相変わらず小説くらいしかプリントアウトするものがないので、モノクロで十分である。仮に他に印刷するものがあったとしても、多分楽譜とかだろう。楽譜もモノクロで十分である。というか、色の付けようがない。
白黒な世界に生きている。
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そんなわけで、開店と同時くらいに店舗に向かい、10分ほどうろうろしてから購入した。配送なんかしてる心の余裕はないので、手に持って電車に乗って帰った。
帰宅してすぐ開封して、最近買った棚に入れてみた。特に寸法を測らずに購入したのだけれど、いい感じにフィットしている……というのが今回のヘッダ画像である。
技術の進歩に感謝したいのは、このプリンタ、当然ながら無線対応している。小説を書くためのMacは棚から少し離れた場所にある上に、その作業机の近くには物を置くスペースがないので、無線プリンタが1万円ちょっとで買えるというのは、未来万歳、という感じであった。
この感覚をお伝えするためにろくに描けない絵で図解をしてみたので、以下を参考にしてほしい。
見るも無惨な図解だ。
おまけに字も汚い。
小さなスペースに1.0mmのボールペンで描いたのでご容赦いただきたい。
図の右側に、ベランダにひっつくように存在する「机」がある。これがMacを置いている作業机である。机の右手にはピアノ、左手にはベッドが存在している形になる。どうやってベランダに出るのか? と不思議に思うかもしれないが、そう、答えは「出ない」だ。ベランダに出る用事はない。今後もずっと。
で、今回買った「プリンタ」は、画像中央上部にある「棚」に置かれている。間取りとしては別部屋なのだけれど、全てのドアを開けっぱなしで生活しているので、ぼくの部屋は感覚的には「細長い部屋」という感じだ。
とりあえず今日、新たに5,000文字ほど、新規で小説を書き始めてみた。ワントリックで行けそうな話が思いついたので冒頭を書いたら、5,000字近くなった。7話構成で書こうと思ったのだが、これはどうやら3話構成くらいの短編にした方が良さそうである。ともかく、5,000字書いて、早速プリントアウトしてみた。
久々に自分の文章を紙に印字して読んでみたが、うーん……下手くそだなぁ、という感じ。まあそもそも、紙に印刷して読み直すっていう工程は、
・書き始める
・キリのいいとこまで書いて、手直し
・少し寝かせてからしっかり推敲してみる
・手直しが発生しないまで読み直して表現を整える
くらいまでやって初めて発生する工程なので(ぼくの中では)、そりゃあ書きたてほやほやの文章を印刷したら、粗が目立つのは仕方のないことであろう。
とは言え、それにしても「へったくそな文章だな……」と思った。
やっぱり、紙にアウトプットして読み直すというのは、それなりに効果があるらしい。特に「一枚を俯瞰的に見る」というのと、「気軽に直せない」というのが、何か心に訴えかけてくるのだろう。
物事を上達させるためにはまず己の下手さを知るところから、というのはあるので、紙に印刷することで「下手くそ」さを自覚し、今更ながら文章の根本的な「読みやすさ」について上達を目指したいところである。
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お気付きかもしれないが、いつの間にかnoteは文章にルビを振れるようになっていた。最近気付いたので、今回それを試してみた。もはやルビを振りたいがために日記を書いたと言ってもいい。
ルビを振ると様々なことが出来る。『 星 屑 乱 舞 』とかも出来るし、『 』とかも出来る。出来るからなんなんだよと言われると困るが、まあ遊び方が増えたということでひとつ。やろうと思えば■■■■みたいな表現も出来るが、やはり「だからなんなんだよ」と言われると本当に困る。出来るだけです。
ぼくは割とこういう余技に傾倒していた時期があるので、やはり基礎的な文章力が疎かになっている気がする。今更言ってももう35歳なので(まだ35歳、かもしれないが)、基礎力の向上速度も知れているわけだが、まあ残りの人生これといってすべきこともないので、プリンタの力を借りて日々邁進していきたいところだ。
そんなわけで以上、プリンタを衝動買いしました日記でした。
どんどん草臥れた世捨て人になって行くなぁ……。
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