ネットリンチのターゲットにされた場合にすべきこと(前編)
普通の人だと炎上やネットリンチの被害に遭うことってまずないと思いますが、逆に言えば被害に遭うことが少ないからこそ被害に遭った時上手な対処が出来ないかと思います。
よくネットでは「炎上した際は沈黙か謝罪をする」と書いてありますが、これははっきり言わせてもらうと嘘です。いい加減なことを言うなと言いたいくらいです。まあ、これだけだと頭ごなしに否定しているだけなので、きちんと理由は説明しますw
ネットリンチを行う集団(通称:馴れ合い厨)はターゲットの社会的抹殺をゲーム感覚で楽しんで行います。そこに正義感といったものはなく、あくまでターゲットを如何に面白おかしく追い詰められるか、自己顕示欲を満たせるか、これしか考えていません。つまり、謝罪や沈黙というのは実質白旗をあげているようなもので、相手の攻撃を激化させる要因にしかなりません。奴らは反撃してこない相手しか攻撃しません。弱いものいじめと似たような現象ですね。
あと、Twitterなどのアカウントを消して逃亡を図るのも悪手です。馴れ合い厨はターゲットが「逃げ」の行動を取ると「効いてる」と判断し、どこまでも執拗にストーカーし、誹謗中傷を行います。アカウントを消しても攻撃が止まることはありませんし、住所氏名が特定されている状態だったら結局無意味ですよね?自分の所在が分かっているんですから。
「沈黙」「謝罪」「逃げ」・・・これらが逆効果というのを私が主張してもデータがないと信用できない人もいるかと思いますので、複数の実例を紹介します。
実例1.ハセカラ騒動
ハセカラ騒動とは2ch(5ch)のなんでも実況J板に書き込んでいたコテハンが特定された騒動です。特定されたコテハンは謝罪をした後に書き込みを止めましたが、ネットリンチは収まらなかったので弁護士を雇い反撃を目論見ました。ここまではいいとしましょう。
しかし、弁護士は開示請求のみを行い実際に犯罪書き込みを行った人間の摘発まではいきませんでした。IPアドレスを出しただけで何になるのでしょう?結局弁護士の開示請求は全く効果を発揮せず、ネットリンチをさらに激化させることにしかなりませんでした。現在は弁護士もろとも2020年現在もネットリンチを行われています。その内容は誹謗中傷のみならず、自宅への嫌がらせやサジェスト汚染、爆破予告や殺害予告など多岐に渡って行われました。
実例2.色盲絵師特定騒動
2ch(5ch)のコテハン「色盲絵師」が特定された事件です。特定後彼は書き込みを止め「沈黙」しました。
しかし、炎上は一向に収まらず自宅への嫌がらせや名誉毀損パンフレットのばら撒きなどハセカラ騒動と同じような攻撃を受け続けています。
実例3.山梨コロナ感染者女性
山梨の20代女性がコロナウイルスに感染したことがきっかけの事件です。感染した女性は味覚や嗅覚の異常があったのにも関わらずバーベキューをするなどの行動が炎上につながりました。女性はすぐにTwitterを削除しましたが、逆にネットリンチを助長する結果となりました。
上で挙げたのは一部であり、実際は「逃げ」「沈黙」「謝罪」などの行為が逆にネットリンチを激化させる結果になることは多々あります。芸能人や政治家の不祥事を批判することはいいでしょう。しかし、そこから人格否定などに繋がればそれはネットリンチでしかなくなります。批判の域を超えた言論は認められません。
後編ではネットリンチの対処法について解説します。読んでいただきありがとうございました。