AI婚活について思うこと
内閣府が新たな少子化対策として“AI婚活”などを支援するそうです。
ニュースによると約20億円を突入するそうな。
価値観が合うひと同士をマッチングしてきっかけを作れば交際、結婚、ゆくゆくは子供に繋がるだろうという考えなのでしょうけど
えぇ、ちょっと安易すぎませんか???
AIと聞くとなんとなくドラ○もんや鉄腕○トムなんかが頭をよぎるかもしれませんが、結局は統計解析の結果ですからね。
蓄積データが少なければ誤った傾向を示しやすくなります。
データが溜まるまでは、お守り程度にしかならないんじゃないの?というのが個人的な見解です。
診断結果をきっかけにして、自分の身の周りにいないタイプの人と出会うと考えたら、まぁいいのかもしれないけれど…
そもそも、恋愛と結婚ってモノが違うじゃないですか?
子供を持つか持たないかとなると、また話が変わってきますよね。
結婚後、出産後にどんな生活を送りたいか?送れそうか?
相手を好きという気持ちだけでどうにかなる話ではない部分が大きいと思います。
さらに、妊娠、出産にはタイムリミットがありますよね。
メディアでは加齢による女性の妊孕力低下が取り上げられがちですが、これは男性にも言えることです。
上手いこと結婚して妊活を始めたとして、皆が皆すぐ妊娠できるとは限りません。
(私たち夫婦は夫30代半ば、私20代後半で結婚しましたが、自然に妊娠するまで2年近くかかりました)
そういう知識を学生のうちにきちんと身につけることをさせずに、出会いの演出だけしたところで、出生率向上に繋がるのかな?と疑問に思うのです。
個人的には、いま進められている保育環境の改善や働き方改革に加えて
・自然妊娠の確率、加齢による妊孕力低下、不妊治療や妊娠出産の実際などを盛り込んだ、より具体的な性教育の実施
・上記に加えて若いうち(高校生、大学生)に自分のライフプランを考える機会を作る
・大学や大学院等の在学中に妊娠、出産を経験したとしても、その後の就職に不都合が生じない制度、風土作り
を進めたほうが、ゆくゆくの出生率向上に繋がるのではないのかなと思うのですが、どうでしょうか。
まぁむずかしいだろうな。。。