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LEVORGというクルマ

おはようございますふぇいとです。
記念すべきnote第一回はつい最近テストカーが目撃され、フルモデルチェンジ後の市販モデルの姿が分かり始めたSUBARU LEVORG(レヴォーグ)について話したいと思います。

LEVORGってどんなクルマ?

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SUBARU LEVORG(以下レヴォーグ)は2013年の東京モーターショーで発表され、2014年から販売が開始されたSUBARUのステーションワゴンです。
同社から販売されていたレガシィツーリングワゴン(以下ツーリングワゴン)の後継車として開発され、国内販売のみを想定して作られたためツーリングワゴンよりも全長/ホイールベースが100mm短くなっています。国内の交通環境で取り回ししやすくするためですね。
その後欧州市場でのステーションワゴン人気に乗っかるべく、欧州仕様を2015年に発表、発売しています。
また、同年からは全車に運転支援システム「EyeSight(アイサイト)」が標準装備され、安全評価は常に最高ランクを獲得するなど、昨今の安全性を重要視される市場でも売れるクルマになっています。

公式サイト(https://www.subaru.jp/levorg/levorg/)

二代目レヴォーグ

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栃木県 いろは坂で確認されたテストカー

2014年に出て以来、マイナーチェンジを重ねてきたレヴォーグですが、2019年の東京モーターショーで2代目のプロトタイプが発表されました。走行テスト中のテストカーがほぼ同じデザインだったことから、発売されるものもこのデザインになると予想されます。
先代がツーリングワゴンの面影を残しつつ大人しめなデザインだったのに対して、2代目は大胆にも方向性を変え、カッコよさやスポーティさを意識したデザインに仕上がっています。
サイズは先代とあまり変わりませんが、デザインやボディ構造にスバルの新プラットフォームを採用しており、エンジンも新開発の1.8Lターボエンジンを搭載するなど、スバルの次世代を意識したモデルとなりました。

特筆すべきはそのデザイン、スバルらしさを残しつつもリア周りには欧州のステーションワゴンを意識したようなボディラインを盛り込んでおり、世界的に販売していこうという方向性が伺えます。

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横から見たデザイン
リアに膨らみをもたせ、デザイン性とトランクの機能性を両立させている

スポーティーなデザインもアウディやBMWといったベンチマークとなるメーカーがこぞってスポーツ路線のデザインで勝負に出ている状況を踏まえて、スバルなりのステーションワゴンのイメージを展開させたように感じ取れます。

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ライバル車となるアウディ S4アバント
非常にスポーティで厳つい印象を与える

なぜ国内向けステーションワゴンなのか

1990年代、走れて荷物や人がたくさん載ってカッコいいという実用性と趣味性を兼ね備えたクルマとして、「スポーツワゴン」と呼ばれるクルマがブームになりました。ツーリングワゴンもその中の1台です。
しかし国内では実用性が重視されミニバンが、海外では趣味性を重視されSUVがこぞって人気を上げてきたため、その中間に位置するスポーツワゴン・ステーションワゴンは影を潜めてしまいました。その中でも欧州メーカーは主力モデルの派生版としてラインナップに力を入れていますが、日本メーカーのステーションワゴンはミニバン需要に押され続々と姿を消してしまいます。

そんな中、スバルは国内向けとして、レヴォーグを主力モデルとして発表しました。次期ツーリングワゴンを望む声が多かったため、発表当初は批判も少なくなかったですが、ニッチな需要に応えた結果が実り、販売台数を伸ばしていきます。

スバルのメイン市場は北米や欧州なので、仮に新型のステーションワゴンを出すのであればボディサイズを大きくした方が売れるはずです。しかしスバルはあくまで国内での取り回しやすさを優先して、ボディサイズをライバル車よりひと回り小さく設計しました。ニーズよりも国内での存在意義を選んだのです。
その結果、国内でのワゴン人気を昔ほどではないにしても再熱させるように働き、ミニバンとエコカーだらけの道路に彩りを入れることに成功しました。スバルの選択は間違ってなかったのです。

これからの国産車

上記した通り、現在の国産車はミニバンやエコカー、軽自動車が販売の大半を占めています。
理由は単純で、日本人のクルマに対して求める要素が経済性、コスパばかりになってしまっているからです。

自動車メーカーもあくまで企業なので、売れないものを作る必要は全くありません。売れると分かっているものだけを売っている方がずっと賢いですし、個性を無くした方が存続出来ます。

スポーツカーやSUVは趣味のクルマなので、国内の需要とはかけ離れたものですが、SUVは乗車人数や荷物の搭載量を増やすことで実用性を獲得し、ニーズを伸ばすことに成功しました。
トヨタ ハリアーや、ポルシェ カイエンのような高級路線も活用することで存在感は確実に馴染んできています。

その面ステーションワゴンは元々実用性の面で優れているので、SUVと同じように市場に溶け込める要素は充分持っています。しかし、大手メーカーはそこから目を逸らしてミニバンや軽自動車を開発する一方です。余計な変化をするよりは現状維持した方がいいという判断をしたからでしょう。

メーカーが同じようなクルマしか作らないと、一般人からしてみればどれも同じように見えるのは仕方ないことなので、クルマに対する興味が薄れていき販売が落ち込むため、メーカーが余計に同じようなクルマしか作らない悪循環が起こるのも納得出来ます。モータースポーツでの日本人や国内メーカーの活躍が乏しいからと言う人もいますが、そもそもスポーツカーへ興味が無い人はモータースポーツ自体に興味を示さないので、根本的な原因ではありません。

私は根っからのクルマ好きなので、世の中から多種多様なクルマが消えて全部同じになって欲しくありません。そんな世界はつまらないからです。
しかし今起こっている負のループから抜け出せる解決策があるのかと聞かれると、無いとしか答えられません。興味が無いものに興味を持たせるにはキッカケが必要ですが、キッカケがどこにも無いからです。
それでも頑張って現状を変えようとしているメーカーはあります。どこまで変わるかは全く予想できませんが、街なかを走っているクルマの1割でも個性的なクルマに変われれば自動車関連だけでなく、様々なことで世の中が良くなると思います。個性的なクルマを持てるほどの経済力が復活してきているということでもありますからね。


締め方が分からなくなったのでここで終わっときます()
クルマのこれからに関しては色々と話したいこともあるのでまた後日書こうと思ってます。それでは

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