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クルマの未来像
今日は写真ネタがないので、中国、インドで見た経験より、世界の車の未来像を私の勝手な思いで書いてみました。
コロナ前にヨーロッパ諸国がカーボンニュートラルを大手を振って宣言。
2030年までには100%電気自動車に変える。電気自動車じゃない車には大きな関税をかけると宣言していたように思えます。
その時、反対していたのはT車の当時社長のみ。
そのヨーロッパの政策にいち早く対応したのが中国。
中国では車の台数が増えすぎて上海市内に入る車の量を規制したり、PM2.5の問題で素早く電気自動車の開発に着手。
ありがたいことに中国には世界各国の車メーカーの生産工場があり、優秀な技術者がたくさん中国に来ているので、その技術者を引抜いて電気自動車を開発するのは簡単なこと。
また、電気自動車は電池とモーターがあれば簡単に作れる車なので、世界中コロナで渡航制限がかかっている中で中国は電気自動車の技術を確立し、中国市場へ投入。
コロナが明けてみんなが中国へ行った頃には、街の中が様変わり。
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これまで上海市内で、一番大きなシェアを占めていたフォルクスワーゲンの車やタクシーは影も形も無くなって、BYDなどの中国ローカルの車メーカーばかりが走っていた。
昔、自転車が電動自転車に変わる勢いで中国国内ではガソリン車から電気自動車へ変わりつつあります。すでに変わっています。(中国では普通の自転車は走っていません)
先日の新聞でもT社、H社の車の生産台数を大幅に下方修正したのは中国市場の落ち込みが原因。T社H社と言えども中国ではもう車は売れない時代。昨日もN社の大リストラが発表されたように中国の電気自動車に普及は、各国のカーメーカーに取っては大きな痛手。
昔は中国車といえば安くて品質もデザインも悪い、どこかの車をパクったデザインというイメージでしたが、今の中国の電気自動車はすごくカッコ良くて内装も近未来的な車が多いので、今からT社やH社が電気自動車を発売しても、でデザイン、コスト面でもう中国では売れません。
中国国内では今まで車を作ったことも無いような自動車メーカーがどんどん出てきて共食いが始まっていて電気自動車の価格がどんどん下がっています。
中国国内は飽和状態なので、今度は、海外展開がはじまり世界各国へ安い中国の電気自動車が輸出され出したように思います。
電気自動車化を宣言したヨーロッパは、100%電気じゃなくてもハイブリットでも可と急遽方針転換。そして電気自動車でも大きな関税をかけ、特に中国の電気自動車が入ってこないような体制にしている。
今さら何を言っているのか?これは反則だと思います。
しかし、時すでに遅く、中国から追い出されたフォルクスワーゲンは、ドイツ国内の工場の閉鎖も余儀なく行わなければ行けない深刻な事態となっている。日本のN社も同じ状況になるかも?
中国勢は、中国から輸出したら関税がかけられるので、世界各国に生産工場を作り始めている。
現時点でBYDの設計者はT社の設計者の数を上回り、新しい車種をどんどん市場投入している。
日本のように電気の無い国や、インドのように中国と中の悪い国、ロシアなどの寒い国では中国の電気自動車は普及しないと思いますが、その他の国にはどんどん中国の電気自動車が普及して数年後には世界地図を塗り替えるように思います。
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Made In Japanの服、家電製品が無くなり、車も無くなる時代が来るかもしれません。
しかし、よく考えると電気自動車は本当にCO2を削減するのでしょうか?
結局電気を作るためには原子力や自然エネルギーだけでは足りないので火力も使わなければ行けない。
電気自動車は電池寿命を考えると長く乗れないので、車の生産台数も増え同時にCO2は増えることになる。本当に得なのかな?
ヨーロッパの方針で世界各国が負の道へ進んで行っているように思います。
ここから貿易戦争、そして、本当の戦争に繋がらないことを願います。