アンチエイジング×肌の紫外線対策=トマト
昔から、美容と健康には野菜が必要だと言われてきました。
なぜ昔から野菜が体に良いとされてきたのかを知っていただきたい為、
今回は野菜が持つ「第七の栄養素」ファイトケミカルの1つであるリコピンをご紹介させていただきます。
この記事をお読みいただき、リコピンが老化防止に効果的な成分であることをご理解いただけたら嬉しいです。
トマトは老化防止に効果的
トマトに代表される赤い色素のリコピンには、非常に強い抗酸化作用があります。
その作用はβ-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍とも言われています。
肌の老化には「加齢による老化」と「紫外線による光老化」の2種類があります。
リコピンが紫外線による光老化を防ぐ働きをしてくれるので、メラニンが生成される必要がなく、肌のしみ、しわ、たるみなど、紫外線ダメージを防いでくれるのです。
トマトはリコピンだけでなく、β-カロテンやビタミンCも豊富なので、「食べる日焼け止め」とも呼ばれているほどです。
体の中からUVケアを行えるトマトは、紫外線からお肌を守る最強の食材と言えるでしょう。
高い美肌効果が期待できるトマトですが、その他にも生活習慣病の予防や改善、ダイエットのサポートなど、さまざまな効果が期待できる食材です。
ファイトケミカルとは?
ファイトケミカルとは、野菜や果物などが持つ「抗酸化」作用のある成分のことを指します。
(ファイトケミカル=植物が紫外線からの被害や虫などから、身を守るために作りだした色素や香り・辛み・苦み・渋みなどの成分の事)
ファイトケミカルとは、ギリシャ語で植物由来の物質と言われております。
ファイトケミカルと言うと、馴染みがないかも知れませんが、「カテキン」や「リコピン」、「ポリフェノール」などの栄養成分の総称として、ファイトケミカルと呼ばれています。
ファイトケミカルは、ビタミンやミネラルとは違う成分です。
混合してわかりにくいかと思いますので、以下に簡単にまとめておきます。
ファイトケミカルは第七の栄養素として、ビタミンやミネラルよりも優れた抗酸化力を持つ成分として注目されている栄養素です。
抗酸化力は「ビタミンC」や「ビタミンE」などの栄養素にもありますが、ファイトケミカルの抗酸化力はそれらのビタミンをはるかに上回る効果が期待できます。
・プロアントシアニジン ── ビタミンCの約20倍
・リコピン ── ビタミンEの約100倍 など
リコピンとは?
リコピンはトマトの赤い色素で、強力な抗酸化作用があります。
活性酸素を消去する能力がビタミンEの100倍あるといわれています。
リコピンには乳がん、肺がん、子宮がんなどのがん細胞の成長を抑える作用があります。
紫外線による肌の赤みや、色素沈着などの皮膚ダメージを予防・軽減する効果が期待できます。
【トマトの効果一覧】
体全体や肌の老化を防止(アンチエイジング)
メラニンの分泌を抑制
紫外線によるコラーゲン現象を抑制する効果
日焼け防止効果
角質層の改善をする効果
血管の老化による動脈硬化を防ぐ
脂肪燃焼効果が期待できる(13-oxo-ODA成分)
糖尿病予防(インスリン分泌の促進)
などが挙げまれます。
ほかにリコピンを含む食材は、スイカやピンクグレープフルーツ、金時人参や柿などが挙げられます。
もしトマトが売り切れている場合には、他の食材もチェックしてみてください。
効率的なトマトの食べ方
食べる紫外線対策としておすすめのトマトですが、1日にどれくらいの量を摂るのがいいのでしょうか?
リコピンの1日の摂取目安量は約15mg、これはトマト約2個分(トマトジュースなら150ml程度)に相当します。
トマトのリコピンは皮の部分に多く含まれている為、サラダなどで食べる生食用のトマトよりも、ジュースやケチャップの原料になる加工用のトマトのほうがリコピンが豊富なんです。
紫外線対策に効果的な量のリコピンを摂取するには、無添加の100%トマトジュースがおすすめです。
(毎日コップ1杯でOKです⇒おすすめは朝の時間帯・リコピンの吸収率が高い)
そしてトマトのリコピンは加熱、調理することで吸収率がアップします。
トマトをはじめとする野菜や果実などの植物には、強固な「細胞壁」があり、栄養素の吸収を阻害しています。
この細胞壁を柔らかくする手段の一つが加熱です。
リコピンも細胞壁の中にある栄養素なので、加熱調理をして食べることで吸収率を高めることができます。
野菜たっぷりのスープなど、加熱調理して食べるのがおすすめです。
トマトはジュースやスープなどで栄養を摂るのが効率的です。
お肌と体の老化防止食材として、トマトの魅力を知っていただければ嬉しいです。
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