箱根でスズキGSX-Sと Indian Chief に乗ってみたら、もうクルーザーでええやないか、と再認識した件
この夏の暑さも厳しく、また長かった。
少し涼しくなると雨が続いたが、今日2024年10月11日から、やっと晴れるみたいだ。
なので、明日からの3連休は、きっと混むに違いない。
こういうタイミングで気候がよい3連休は、出掛ける人が多くなり、とても道が混む、そして事故の可能性が増える。
と言う訳で、空いている1日前の平日の金曜に走る事にした。
もちろん、出来るだけ早い時間がいい。
南箱根のバイカーズパラダイスさんのレンタルバイクに乗りたかったので朝出かけた。
箱根は朝15度ぐらいまで下がり寒かったが、日中は20度近くまで上がってきた。
Tracer9 は、翌日の予約の為貸し出せないとの事で、別のマシンをお借りする事にした。
GSX-S 1000CC 4気筒
最新のスズキのマシン。
現代の4気筒らしく、スムーズな吹け上がり。
太くて4気筒らしい音も良い。
標準のBモードでも十分走るのだが、穏やかだが、今ひとつ元気がない。
Aモードにすると、トルクが盛り上がり、エンジン音もしっかりしてくる。
基本的に、速く走れ、と言ってくるマシン。
低回転のトルクの出方は、ややもったりする、中高域と比べると明らかに反応が今ひとつ。
回転上げてくるとキビキビするのだが、伊豆スカイラインぐらいではなかなかその速度域に届かない。
気持ち開けると瞬時に3桁になってしまうパワフルさではある。
伊豆スカイラインのような道路でも、常識的な速度範囲は、このマシンで楽しい領域ではないと思う。
ブレーキタッチはとても良かった。
クイックシフターという機構がついているのだが、ギアアップ、ギアダウンでクラッチを必要としないのだが、正直、メリットを感じなかった。
私は、普通のクラッチ付きでも、慣れてくるとシフトアップはクラッチを握らず、スロットルを戻すタイミングでギアを上げてきた。
シフトダウンは、回転数を上げつつギアダウンするので難しくやらないが、走行している限りクラッチを握ることに苦はない。
ただ、苦痛なのは、渋滞路の半クラッチの連続の状態であり、このような場面では、このクイックシフターはサポート無いので、あまりメリットを感じなかった。
またギアダウンの時には、一旦スロットルを全閉にした状態でギアを下げるのだそうだが、この操作が、通常のクラッチ操作感覚と合わない、つまりシフトダウン時には回転数をあげてギアを繋ぐようにスロットルを操作するのだが、その操作と異なるので少し違和感があった。
しかし、最新の4気筒リッターマシンは、よくできているなあー、と感じた。
INDIAN チーフ 1800CC
クルーザーにものってみた。
一度INDIANにのってみたかった。
足を前に投げ出すクルーザー姿勢。
音は、Vエンジンの大きな振動とリズムを感じさせてくれる。
そして、走り出した瞬間に、顔がニンマリしてくる。
いい。めっちゃいい。
低回転トルクがしっかりしていて、4速でエンジン振動を感じながら、しっかり走る。
スロットルのレスポンスもいい。
低速から中速 まあ80km以下までのレスポンスがよい。
GSX-Sのように3桁速度に誘導されることはなく、常用域で気持ちよいのだ。
3桁速度にいかない範囲でのコーナーリグも特段に癖もなく、普通に曲がっていける。
マフラに触れると暑いとか、電源ONからの起動に時間がかかるのはあるが、気持ちよいマシンだ。
空いた公道を走るならちょうどいいとおもう。 夏の渋滞路は熱そうな気がする。
長年バイクにのってきて、嗜好も変わってきたなあ、と思うのであった。
バイクレンタルがあちこちでできる時代になったので、そこで好きなマシンを借りて現地で楽しむということができるようになったのが、とても良いと思う。
遠くまで自分のバイクを走らせて、高速道路を使って走っていくのが、少し、いや結構めんどくさいと思うようになってきた。
北海道や九州に、フェリーや高速道路も使ってのツーリングは、ずいぶんとやってきたので、それは良い経験で楽しかったのだが、最近では気持ちの良い美味しい所だけ走りたいと思う。特に短期日程で高速を飛ばして、渋滞に巻き込まれて、混雑した場所にいくのは、ちょっと億劫になった。
特に、バイクで高速道路は全くつまらなくなってしまった。
若いときみたいに、どれだけ速く走ったか、最高速だしたか、とか、いうのはとっくに卒業していて、
そもそも危ないし、法定速度超えてるし、捕まればアウトだし、楽しめるコーナーは無いし、お金もかかるので原則走らなくなった。
いきなりコーナー、峠、空いている道が望ましい。
読んでいただきありがとうございます。