不登校、16歳初めてイギリス単独渡航「僕は日本に戻るくらいならここで死ぬ」の巻き
衝撃的な見出しですが、釣りではなく
イギリスから日本に帰国する3日前に息子から言われた言葉です。
息子はイギリスで17歳の誕生日を迎え
クリスマス、ニューイヤーを経験しました。
英会話もできない状態でたった一人でイギリスに行くには
彼なりに考えた末の決心だったと思います。
親なりに理解していたつもりでした
だから、英文の書類も頑張って翻訳しながら手伝ってきました。
息子に幸せになって欲しいと心から願ってのことでした。
初めは息子の言葉を疑いました。
これは何の仕打ちなんだろうか?と自問自答しました。
時差があるので、受け取ったLINEに目を疑いました。
深夜2時過ぎだったと思います。
でもやっぱりその文字はその通りの意味でした。
すぐに返信を返しました
母「どうしたの?」
息子「文章の通りだよ」
私は通話することを躊躇いました
息子の激しい怒りを感じていたからです。
その怒りを受け取る準備ができていませんでした。
私は娘を病気で亡くしていました。
子どもが亡くなるなんて二度と経験したくはありません
母「大好きだよ、会えるのを楽しみにしてる」
そう返信するのが精一杯でした。
息子「もう二度と好きとか言わないで欲しい」
その言葉に息子が親の期待に応えようと精一杯生きてきたのではないか
好きと言われるほど辛いんだな・・・・と思いました。
私は「いつも元気で生きていてくれさえすればいい」
そう思っていました。
でも、息子なりにプレッシャーを感じていたんだなとも思いました。
生きるも死ぬも本人の人生です
親が子どもの人生を決めることはできないと思います。
私なりに覚悟を決めました。
「〇〇の人生だもんね、お母さんは〇〇がどんな決断をしても
応援する、受け取るって決めてるから」と返信しました。
そこで、LINEのやり取りは終わりました。
1月5日娘の命日、空港に出迎えた私達夫婦は
息子を3ヶ月ぶりに抱きしめることができました。
私は帰国した喜びとは反対に、息子の心が悲しんでいることを
忘れてはいませんでした。
それでも、生きて再会出来たことが本当に嬉しかったです。
帰国後、数日して予測もしない事態になったのでした。
それは、コロナ感染症が世界的に蔓延することになったのでした。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。またの訪問をお待ちしています : )