娘の声が聞こえた日
亡くなった娘の声が聞こえた日のことをお話しします。
これは、怪談ではなくて真面目な(笑)お話しです。
詳しい月日は覚えていませんが
娘が亡くなってから4〜5年が経っていたと思います。
買い物に外出しても、いきなり泣きたくなることも少なくなったころ
髪を切りに美容院へ行った帰り道
何気なく、お花屋さんに目をやった私は
黄色い薔薇に目がいきました。
すぐにお花屋さんで、その黄色い薔薇を買いました。
それは、娘が好きだった黄色い薔薇だったのです。
その薔薇を見たときに
「 ママ、この薔薇きれいだね 」そう言って笑った娘の顔が
私には浮かんだのでした。
私もなんだか嬉しくなってウキウキして
黄色い薔薇を買って帰り
早速、花瓶に入れました。
この日を境に、時々こんなふうに
娘の声が聞こえてきます。
ありがたいことに、高額なもので娘は登場したことはありません。
なんと親孝行な・・・・・。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。またの訪問をお待ちしています : )