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こんな言葉が嬉しかったりする

子どもを亡くしてから、一ヶ月くらいは訪問客が多かったと思う。
そして、その誰もが「 元気を出してね 」とか
「 大変だったね 」と声をかけてくれる。

みんなは優しさを持って声をかけてくれているのが分かる
だからこそ、こっちも辛い。
その気持ちに応えられそうにないから。

元気になんてなれないし、生きるの辛いし
(今の私に励ましの言葉など世界中探しても見つかりそうにない)
そんな気持ちでした。

元気になって欲しい・・・・
そんな雰囲気はそこら中から感じられ
それがプレッシャーになって、余計辛い。

そんな中、3時間かけて会いに来てくれた友人がいました。
私の顔を見るなり「 会いたかったよ、会えてよかった 」
そう言ってニッコリと私を見つめていました。

私に元気を求める訳でもなく
心配そうな顔をする訳でもなく
彼女は私に会えたことを心から喜んでくれました。

その時の私の感覚はというと
ありのままの自分で、そこに居られる安心感がありました。
自然と涙が流れ、彼女も一緒に泣いていました。

今の自分に正直にいられることは、とても安心感があります。
元気なふり、乗り越えたふり、穏やかなふり、何もなかったようなふり
ふりをすることが必要な時もありますが
でも、それと同じくらい
ありのままの自分でいられる時間も大切だと思います。

元気じゃない私、乗り越えられないと落ち込んでいる私
内心穏やかでいられない私、生きるのが辛い気持ちになる私
どんな私も愛おしいと思っています。





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。またの訪問をお待ちしています : )