
ゆりかごから牢屋まで
お読みになる前に
この文章をお読みくださいまして、ありがとうございます。
ここで書いているものは、あくまでわたしの考えを述べたものとなります。
絶対にこうだ、と押しつけたり、他の方が考えたものを否定したりするものではありません。
ひとつのエンターテイメントとして、楽しんで読んでいただけましたらと思います。
0. まえがき
こんばんは。みなさま。いかがお過ごしでしょうか。
2025年2月12日、ついに第三審が始まりましたね。
ちょっと早くてちょっと重たいバレンタインでした。
エスさんは帽子とマントを脱ぎ、囚人さんのすがたはすっかり変わり果ててしまって、第二審まではいらっしゃったはずの方がいなくなっていて。
これがスーパー・ヘルなんだな、と。
わたくしごとではございますが、その日はちょうどテスト期間中でして、ことの顛末はテストが終わった日の晩にしりました。
お夕飯も食べ終わったことだし、ミルグラム第三審がどうなっているか見るぞうと、せっせとGoogleの検索バーに「ミルグラム」と打ち込み、震えてしまって仕方のない人差し指でリンクをタップし、唖然。
なんということでしょう。
ついこのあいだまでは赤黒く染まっていたホームページが、青白く光っているではありませんか。
エスさん+囚人さんのおすがたを見て、これがスーパー・ヘルかと…(2回目)
第三審、どうなってしまわれるのでしょうか。
彼らとわたしたちのゆくさきを見届けられるまで灰になれませんね。
がんばります。
さて
この記事を「ゆりかごから牢屋まで」というタイトルにしたのですが、聞き覚えのある方がいらっしゃるかなと思います。
はい
元ネタは、第二次世界大戦後のイギリス労働党が提唱した「ゆりかごから墓場まで」というスローガンです。
今回は、囚人番号001番の櫻井遥さんの生い立からミルグラムに来るまでのいきさつを考えていきたいと思います。
補足説明もあり、かなり長くなってしまうかと思いますが、最後まで読んでいただけますと嬉しいです。
それでは、どうぞ。
1. 時系列
ハルカさんがミルグラムに来るまでの時系列を考えるにあたり、「神経発達症の診断を受けた場合」と「神経発達症の診断を受けていない場合」の2つに分けました。
全部で20パターンあります。
細かいところも分けていて、パッと見た際に「これとこれはどう分けているだろう」と首をひねる方もいらっしゃるかと思います。
そこはウォーリーを探せ感覚で見てみてください。
(i) 神経発達症の診断を受けた場合
【パターン①】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、
学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
母親、
支えとなる親族等がいないことや遥の将来に関する不安などによって、
精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、
良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン②】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、
学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
母親、
支えとなる親族等がいないことや
遥の将来に関する不安などによって、
精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、
良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
【パターン③】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、
学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
神経発達症への無理解による父親からの心理的虐待開始
↓
母親、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
母親から見向きもされなくようになるほど、
家庭内の孤立が深まる
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、
良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン④】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、
学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
神経発達症への無理解による父親からの心理的虐待開始
↓
母親、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
母親から見向きもされなくようになるほど、
家庭内の孤立が深まる
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、
良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
【パターン⑤】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、
学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
神経発達症への理解が乏しい父親が原因で、
両親が離婚or別居するようになる
↓
母親、
支えとなる親族等がいないことや
遥の将来に関する不安などによって
精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、
良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン⑥】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、
学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
神経発達症への理解が乏しい父親が原因で、
両親が離婚or別居するようになる
↓
母親、
支えとなる親族等がいないことや遥の将来に関する不安などによって、
精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
【パターン⑦】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、
学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
母親、父親の無関心や支えとなる親族等がいないこと、
遥の将来に関する不安などによって、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、
良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン⑧】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
母親、父親の無関心や支えとなる親族等がいないこと、遥の将来に関する不安などによって、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
【パターン⑨】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
神経発達症への無理解による父親からの心理的虐待開始
↓
母親、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
母親から見向きもされなくようになるほど、家庭内の孤立が深まる
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン⑩】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
神経発達症の診断を受ける
↓
小学校入学
↓
神経発達症に理解のない教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
神経発達症への無理解による父親からの心理的虐待開始
↓
母親、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる(カサンドラ症候群の可能性が高い)
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
母親から見向きもされなくようになるほど、家庭内の孤立が深まる
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
(ii) 神経発達症の診断を受けていない場合
【パターン①】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
母親、支えとなる親族等がいないことや遥の将来に関する不安などによって、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン②】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
母親、支えとなる親族等がいないことや遥の将来に関する不安などによって、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
【パターン③】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
父親からの心理的虐待開始
↓
母親、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
母親から見向きもされなくようになるほど、家庭内の孤立が深まる
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン④】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
父親からの心理的虐待開始
↓
母親、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
母親から見向きもされなくようになるほど、家庭内の孤立が深まる
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
【パターン⑤】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
育児への無関心が目立つ父親が原因で、両親が離婚or別居するようになる
↓
母親、支えとなる親族等がいないことや遥の将来に関する不安などによって、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン⑥】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
育児への無関心が目立つ父親が原因で、両親が離婚or別居するようになる
↓
母親、支えとなる親族等がいないことや遥の将来に関する不安などによって、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
【パターン⑦】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
母親、父親の無関心や支えとなる親族等がいないこと、遥の将来に関する不安などによって、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン⑧】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
母親、父親の無関心や支えとなる親族等がいないこと、遥の将来に関する不安などによって、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
母親による心理的虐待の開始
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
【パターン⑨】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
父親からの心理的虐待開始
↓
母親、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
母親から見向きもされなくようになるほど、家庭内の孤立が深まる
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
三つ編みの少女がその現場に立ち入る
↓
言い合い等の末に少女を殺害する
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
MILGRAM
【パターン⑩】
6月22日誕生
↓
幼稚園か保育園に入園
↓
小学校入学
↓
教師による叱責や、学級内での孤立を受けて不登校になる
↓
父親からの心理的虐待開始
↓
母親、精神的に疲弊する
↓
母親、精神障害を抱えるようになる
↓
両親が離婚or別居するようになる
↓
母親から見向きもされなくようになるほど、家庭内の孤立が深まる
↓
母親を振り向かせるために努力をするように
↓
母親は遥に振り向かない
↓
自信を失う
↓
「良い子=自分にできないことを何でもこなせる存在」と考えるように
↓
「自分にできないこと=犬を殺すこと」だった当時の遥、良い子になるために犬を殺害する
↓
母親から「くるってる」と褒められる
↓
家庭内の緊張状態は続く
↓
動物殺害を繰り返す
↓
通報を受け現行犯逮捕される
↓
送検・拘置
↓
不起訴になる
↓
釈放
↓
母親からの平手打ち
↓
少女を殺害する
↓
MILGRAM
2. 神経発達症との関連性
神経発達症とは
神経発達症について書いていくまえに、ちょっと断らせてください。
わたしはお医者さまでもなければ、当事者の方でもございません。
知識を持たない素人が、本やインターネット上の文章を読むことで知識を得て、それを説明できるように噛み砕いて出力したものがここから先のものとなりますので、誤った情報を記載している可能性がじゅうぶんにございます。
間に受けることないよう、注意してお読みくださいませ。
それでは説明していきますね。よろしくお願いします。
神経発達症って聞き慣れないお名前ですよね。
「発達障害」という言い方に変えると、ピンとくる方も多いかと思います。
私もその1人です。
どうして発達障害と書かないのかといいますと、神経発達症と発達障害は重なる部分が多いものの、神経発達症は発達障害に比べて、ちょっとだけ広い範囲を指す言葉になっているからです。[1]
ここからは神経発達症を、多くのスポーツ選手を抱えるチーム名のようなものとしてお考えください。
「チーム:神経発達症」には、以下の疾患が含まれています。[2]
①自閉スペクトラム症(ASD)
②注意欠如・多動症(ADHD)
③限局性学習症(SLD)
④知的発達症(知的障害)※
⑤その他(レット症候群、チック症、吃音症、発達性協調運動症……etc)
※知的発達症(知的障害)は、DSM-5-TRでは神経発達症に含めるとされていますが、発達障害者支援法では含めないとされています。[3]
神経発達症は、ご両親の愛情不足や育て方の問題ではなく、「脳の機能の働き方によろしくない問題が起こってしまっている」ことが原因と考えられています。
詳細はかなり省きますが、脳には「前頭葉」や「後頭葉」と呼ばれる部分があり、それぞれ仕事を持ってます。
例えば、前頭葉には感情をコントロールをするという仕事があり、後頭葉には外の世界からの情報を処理し、見たものを記憶するという仕事があります。
これらの脳の部位は、すごいパワーを持ったもので繋がっており、人はそれで物事を判断しています。
発達障害は、それらの機能がうまく働いていない状態を指します。
ただし、その部分を正しく働かせることが「不可能」というわけではなく、訓練を重ねることで症状が改善されることが多いとされています。[4]
ハルカさんと神経発達症
ハルカさんは神経発達症(発達障害)説が多く広まっておりますが、神経発達症説が囁かれる要因として、「コミュニケーションにおける困難」「書字の困難」「感覚過敏」「日常動作の不器用さ」「関心の偏り」この5つを考えました。
これらがどのようにして、神経発達症とつながっているのかを書いていきますね。
要因その1:コミュニケーションにおける困難
エスや他の囚人とも苦手なりにコミュニケーションをとるがどこかズレておりいまいち噛み合わない。
このように、ミルグラム公式サイトの説明にもあるとおり、ハルカさんは「コミュニケーションにズレがある」とされています。
ズレといってもどのようにズレているかは、あまりピンと来ないので、具体例をいっしょに見ていきましょう。
〖エス〗
つまり、お前がどんな主張をしようと大きな問題はない。
むしろ、黙秘をした、嘘をついたということ自体が、お前が自分の罪に対してどういう意識を持っているかを示すことになる。
〖ハルカ〗
は、はあ……。
〖エス〗
そもそも、罪に対して反省しているか、それを判決の基準にするかすら僕次第なのだがなあ。
……分かるな?
〖ハルカ〗
ええっと……わかりません……。
〖エス〗
は?
〖ハルカ〗
えっ、ん? あっ、えっ、あの、何言ってるか分かりませんでした。
む、むずかしくて……。
(中略)
〖エス〗
……。
少し興味があるな。ハルカの目に他の囚人はどう写っている?
〖ハルカ〗
あっ、え、いや、ぼ、ぼぼくなんかがみんなのことを喋るの悪いです……。
〖エス〗
安心しろ。
この部屋での話を他の囚人に漏らすことはない。
〖ハルカ〗
えっと、は、はい……。
あ、あっ、あの、なにを話せばいいんでしょうか……。
〖エス〗
そうだな……。
誰とよく話すんだ?
〖ハルカ〗
ああ、よく話しかけてくれるのはユノさんとマヒルさんとええっとミコトさん。
フータくんも少し怖いけど、構ってくれます。
ムウさんともたまに話します。
〖エス〗
お前たちに下した審判は水面に投げた小石のように波紋をおこし、そして、今まで見えなかった水中の景色を見せてくれるわけだ
ハルカ。お前は肯定されたことでより深い場所を見せてくれてると言うわけだ
僕は今のお前はあまり好かないがそれも偽らざるお前の本質
僕が見つめるべきものの一つ
〖ハルカ〗
看守さん…ずっと何言ってるか分からないです……

弱者の蠕動、弱者の変貌、紙尋問における受け答えから、抽象的な概念に対して理解できず困惑している様子が見受けられます。
以前書いた「櫻井遥解剖大全 第一編」でも説明した通り、自閉スペクトラム症(ASD)の症状には想像力の障害というものがあり、この症状が先ほど述べたような困惑に繋がっているのではないかと考えました。
また、ASDの想像力の障害により、抽象的なことの理解が困難となります。そのため、想像したことや気持ちなど目に見えないことを言葉にして伝えるのが難しくなるとされています。自分の気持ちが相手に伝わらないことで、自分にとって苦しく我慢を強いられる場面が続き、常にストレスを抱えた状態となります。強いストレス状態により、精神的にも不安定となり、その結果、感情のコントロールがきかなくなって爆発することがあります。
ハルカさんも弱者の変貌において、看守に怒りを顕にする場面があります。
いわゆる癇癪も、ASDとの関連性が見られます。[6]
そして、コミュニケーションの困難は、ASDだけではなく、知的発達症(知的障害)とも関連しているのではないかと考えました。
知的発達症は、厚生労働省によって以下のように定義されています。[5]
知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるもの
神経発達症(発達障害)との違いは、知的発達症が発達期までに生じた知的発達の遅れにより、社会生活への適応が困難になっている状態を指すのに対し、 神経発達症は、生まれつきの脳機能の発達の偏りにより、日常生活に支障が出ている状態を指します。[7]
知的発達症とASDは併発することが多く、ハルカさんのコミュニケーションにおける困難は、ASDだけでなく知的発達症とも関わりがあると考えられます。(お医者さまではないのでもちろん断定はできませんか)
要因その2:書字の困難
弱肉共食や全知全悩の歌詞に見られるように、ハルカさんの曲の歌詞にはひらがなと簡単な漢字が多用されています。
曲だけでなくこの特徴は、紙尋問にも表れています。


この特徴は、先ほど説明した知的発達症と限局性学習症(SLD)のひとつである書字障害(ディスグラフィア)に関連しているのではないかと考えられます。
まず限局性学習症(SLD)とは、知的発達症と違い、知的発達に遅れはないものの「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」などの能力のうち、一つもしくは複数の特定の能力についてなかなか習得できなかったり、うまく発揮することができなかったりすることによって、学習上、様々な困難に直面している状態を指します。
ASDや注意欠陥・多動症(ADHD)が知的発達症と重なる部分が多いとされているのに対し、SLDと知的発達症は明確に区別されます。[8]
SLDの一種である書字障害(ディスグラフィア)は、名前の通り、文字を書くことに困難があるものです。書字障害の方が書く文字には以下のような特徴があるとされています。[9]
言葉と意味を理解していても、その文字を正しく書けない
漢字の「へん」と「つくり」を逆に書く
漢字の線(画)が足りない/多い
バラバラだったり、バランスの悪い文字を書く
文字の書き順が不自然
上下はそのままで、左右が反転した「鏡文字」を書く
「ね」と「ぬ」、「ン」と「ソ」などの似ている文字を間違えて書く
文字の書き取り練習のとき、文字の形が乱れたり、マス目からはみ出してしまう
「て」「に」「を」「は」などの接続詞の使い方など、文法の間違いが多い
マス目とは異なりますが、ハルカさんも紙尋問において枠をはみ出すギリギリのところまで書いていたり、言葉は悪いですが、あまりバランスのよろしくない文字を書いていることから、書字障害と紐付けられるのではないかと考察しました。
要因その3:感覚過敏
ASDの特性を持つお子さまのなかには、聴覚過敏の特徴を持つ方がいらっしゃるとされています。[10]
「弱肉共食」でハルカさんは耳をふさぐ動作をしています。(「不平等にこいをした」の部分)
よって、耳ふさぎは聴覚過敏を示唆している可能性があると思われます。
また、監獄生活のオアシス「ミニグラム」では、怪談を聞いたマヒルさんの悲鳴を受けて床に倒れるハルカさんが描かれています。
よくある漫画の誇張表現とも捉えられますが、あまりにも刺激が強すぎたことから倒れてしまったとも捉えられます。
そして、

3周年ハルカさんの!!足にも見られるように!!!踵を潰して履いている様子が描かれています。また、第二審の立ち絵でも見られるように、ズボンが中途半端に捲られており、これらのことは、皮膚の触覚過敏と関連しているのではないかと考えられます。[11]
要因その4:日常動作の不器用さ
ハルカさんが不器用と言われる描写は多々あります。
箇条書きで挙げますと、このようになります。
靴紐が結べていない(第二審立ち絵)
ボタンのある服を綺麗に着れていない(全知全悩)
カレーうどんを上手に食べられない(ミニグラム)
折り紙を折るのに苦労している(ミニグラム)
3は置いておくこととして、1・2・4は、知的発達症やASD、発達性協調運動障症(DCD)と関連があるのではないかと考えました。
発達性協調運動症(DCD)のお子さまは、体育の授業やスポーツだけでなく、「靴ひもを結ぶ」「箸やナイフ・フォークを使う」「字を書く」「はさみや定規・コンパスなどの文具・道具を使用する」「リコーダー・鍵盤などの楽器を操作する」「正確さを要求される理科実験を行う」など、日常生活や学校生活のさまざまな局面で、その不器用さが生きづらさとして現れてくるとされています。[12]
要因その5:関心の偏り
弱者の蠕動で、「あっ、いや、自分の年齢に興味なくて………。」と語るように、興味のないことにはとことん関心を持たないとされる描写があったり、

第二審の紙尋問では、退屈なときは寝ていると答えています。
これらは、ASDの方の、ドーパミンD2受容体と呼ばれるものが少ないという特徴に紐付けられるのではないかと考えました。
説明しようと思いましたが、難しかったので、引用させてください。[13]
ASDの人によく見られるのが、興味のないことをしようとすると眠くなる現象です。
ASDの人は脳内のドーパミンD2受容体が少ない特徴があります。D2受容体は、やる気にかかわります。D2受容体を介しドーパミンが働くことで、人間は労力がかかると予見できても頑張れるのです。
ASDの人はD2受容体が少なくドーパミンの機能が弱いため、集中しづらくなると考えられています。
集中力が下がると、やる気が起こらず、脳も覚醒しないため、眠くなってしまいます。興味がない仕事や勉強に従事している間は、頭がぼーっとする状態が続くのです。
3. 社会的環境
ハルカさんは高校に通っていたのでしょうか。
2025年2月22日現時点でのわたしの答えとしましては、NOです。
こう考える理由といたしましては、本人からそのような言及がなかったことと4周年イラストにおいて、制服ではなくスーツであったことから高校には通っていなかったのではないかと判断いたしました。通信制であった可能性も十分否めませんが…。
また、先ほどの年表でも書いた通り、ハルカさんは小学校時代から不登校気味ではないかと考えました。
理由としては、中学校や高校で習う漢字は書けていないことが多く、フータさんからサッカーの話題が振られた際に知らなさそうな素振りを見せたことから、娯楽を通じた同年代との交流がないため、不登校気味であったのではないかと推測しました。
不登校になった原因は、考察ではなくわたしの妄想となってしますが、弱者の蠕動の「大人なんで怖い」という発言から、理解のない教師からの厳しい叱責によってお母さま以外の大人が怖くなったこと+神経発達症の特性(決まったわけではありませんが)による学級内での孤立ではないかと考えました。ハルカさんの先生、違ったらほんとうにごめんなさい。
4. 家庭環境
櫻井家では、以下の2つの重要な出来事があったと考えられます。
① 虐待
② 両親の離婚または別居
ハルカさんのお父さまは、ハルカさん曰く「自分に興味がない」とのこと。
弱肉共食のMV内のハルカさんが描いた家族の絵にもお父さまのおすがたは見られません。
こうしたお父さまの育児への無関心・不干渉は、お母さまの精神状態を不安定にさせたのではないかなと考えられます。
年表で「母親、カサンドラ症候群を発症」と書いたように、わたしはお母さまがカサンドラ症候群を抱えているのではないかという説を立てました。
カサンドラ症候群は、以下のように説明されます。[14]
パートナーあるいは家族など身近にいる人が自閉スペクトラム症(ASD)のため、適切な意思疎通や関係性を築けない心的ストレスから、不安障害や抑うつ状態といった症状が起きている状態を指す言葉です。「当人の苦しみがパートナーや周囲の人に理解されず、孤立した状態に置かれること」がカサンドラ症候群の大きな原因であると考えられています。
お母さまがカサンドラ症候群なのではないかと考察した理由につきましては、ASDの特性との関連性が見られるハルカさんへのストレスと、全知全悩のMVにて抗うつ剤のようなものが見られたためです。

ただ、後者に関しては、だいぶ暴論ですので、聞き流していただけますと幸いです。
5. あとがき
すごく長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
いま頭のなかに溜まっている考察の8割近くを吐き出すことができてとてもすっきりしております。
第三審でハルカさんはあのようになってしまいましたが、罪と思想が明かされる日は来るのでしょうか。
ジャッカロープさんのお口から、第三審の始まりはどのように告げられるのでしょうか。
楽しみでもあり、辛くもあり、怖くもあります。
もうじき3月が来ます。お別れの季節ですね。
そしてあっという間に4月が来て、新しい出会いが訪れますね。
第三審もあったりで大変な春を楽しみつつ、ぼちぼち乗り切っていきたいです。
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
参考文献
[1]“神経発達症とは?発達障害との違いは?【専門家監修】”.LITALICO発達ナビ.2023.https://h-navi.jp/
[2]“Q94:神経発達症にはどのような疾患が含まれますか?”.一般社団法人日本小児神経学会.2023.https://www.childneuro.jp/general/6578/
[3]“神経発達症(発達障害)とは”.神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野小児神経学・発達行動小児科学部門.https://www.med.kobe-u.ac.jp/pediat/research/neurodbpeds/ndd.html
[4]東京都保健医療局.支援者のための地域連携ハンドブック~発達障害のある子供への対応.2019.https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/hokeniryo/5dai2syou
[5]“知的障害児(者)基礎調査”:調査の結果”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/101-1c.html
[6]“自分の思い・気持ちを伝えられない|発達障害による苦手を克服する方法”.こどもプラス.2017.https://kodomo-plus.co.jp/column/2434/#toc8
[7]“知的障害と発達障害の違いは?それぞれの種類や特徴もわかりやすく解説します”.LITALICO発達ナビ.2023.https://junior.litalico.jp/column/article/093/#:~:text=%E7%9F%A5%E7%9A%84%E9%9A%9C%E5%AE%B3%EF%BC%88%E7%9F%A5%E7%9A%84%E7%99%BA%E9%81%94%E7%97%87%EF%BC%89%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81,%E3%81%84%E3%82%8B%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
[8]“(8)学習障害”.文部科学省.https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/mext_00808.html
[9]“ディスグラフィア(書字障害)とは?特徴や困りごと、支援方法を解説します”.LITALICO発達ナビ.2023.https://junior.litalico.jp/column/article/092/
[10]“発達障がいのこどもが耳をふさぐ行為をするのはなぜ?聴覚過敏との関係やサポート方法を紹介”.こどもプラス大阪.2023.https://kodomo-plus.com/development-hearing/
[11]“上履きから見える感覚過敏”.できるびより.2023.https://dekirubiyori.com/yomimono/2804/
[12]“発達性協調運動障害(DCD)”.NHKハートネット.https://heart-net.nhk.or.jp/heart/theme/4/4_3/
[13]“発達障がい(ASD)の興味の偏りを克服し強みに変える方法”.こどもプラス.2017.https://kodomo-plus.co.jp/column/2293/
[14]“カサンドラ症候群”.大阪メンタルクリニック.2024.https://osakamental.com/symptoms/cassandra-affective-disorder