それが大事(again)

今日のボアルース長野戦、エスポラーダ北海道は0-1で敗れ、連勝が4でストップするとともに、長野に首位を明け渡すことになりました。

F2リーグ順位表
https://www.fleague.jp/score2/teamrank.html


今季のF2は昇格条件が優勝チームのみで、チームの実力的には長野が頭二つくらい抜けた存在です。その相手に直接対決で負けたということは、仮にお互い取りこぼしがなかったとして、ホームでやり返してようやく同勝ち点、ただし得失点差勝負ではかなり厳しそう、という状況と理解しています。
つまり、自力での昇格は不可能ではないものの、かなり厳しくなったと言わざるを得ません。体感的には、コンサドーレが残留するのと同じくらいの確率だと思います。

その中で、エスポラーダ北海道に関わる一人一人が何をすべきか、今一度考えるべきだと思います。勝っている間、調子が良い時は自然と皆がハッピーになり、問題があったとしても隠れがちです。厳しい状況の今だからこそ、真の問題を探って根本からの解決を模索すべきだと思います。
厳しい状況で100%の努力が出来ない人は、その姿を他人に見られているということを認識すべきです。それはプロとして、というよりも、人間としての底が見えてしまうからです。
ただし、これは辛い状況に我慢ができなくなって離れてしまうサポーターのことを指しているのではありません。多くの人にとって、サポーターというのはその人のある一面を表しているにすぎません。その意味で、何が自分の人生にとって大切なのかを考え、応援を続けることが自分の人生にダメージを与えてしまうと判断したのであれば、それは支持されるべき行動です。
将棋の世界では、「人生は指した手が最善手」という言葉があります。自分の置かれている状況で誰もがベストの選択をしたいと思っているはずですし、そういった状況で考え抜いて行った行動は、今後の人生における糧となるでしょう。

オフシーズンにはチーム存続が話題となってしまったエスポラーダにとって、ここからの道は長く厳しいものになると思います。その中で誰に何が出来るのか、誰かが見ていると思います。(恐らくは神様も。)
名曲「それが大事」には、以下のような歌詞があります。
「負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事。駄目になりそうな時 それが一番大事。」
以前、昨シーズンに苦しい試合に勝った時、このnoteでこの歌詞を引用しました。今またこの時に、これから訪れるであろう苦難の日々を前にして、この歌詞を思い出したいと思います。

リーグは、また来週以降も試合が続きます。ここからが正念場です。
今季のチームは元々何もないゼロからのスタートでした。開幕から1試合でも落とせば厳しくなるという覚悟の中、4つ勝ちを積み上げることができました。今日の負けは大きな後退を意味しますが、まだ未来は変えられます。また一からスタートして、一つ一つ積み上げてチャンスを掴み取りましょう。

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