それが大事 浦安ー北海道
負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事、駄目になりそうな時、それが一番大事。
先日のすみだ戦の敗北の後、かなり苦しい状況の中、ホームに2位の町田を迎え、とんでもない快挙を挙げて、チームは一転最高潮のムードになりました。3500人のファンがきたえーるに集まり、6-1の大快勝劇!これで11位の北九州とのポイント差をなくし、この浦安戦でポイントを取れば暫定ながらも最下位脱出が見えてました。
その様子や背景にあった選手たちの状況については、上記の記事リンクを読むと分かりやすいです。
ただ、もっと大事なのがこの日の浦安戦。浦安とホームでやった時は点数差以上の完敗。個人能力でも組織力でも完全に相手に上回れていて、何もできなかったと記憶しています。
その相手に最低でも勝ち点1を持って帰り、前節の勝利をより意味あるものにする事、それがこの試合のミッションでした。ここで負けてしまったら、せっかくの前節の勝利の価値が半減してしまう、チームが自信を持ってこれからの試合に挑めるようなするためには、何としても勝利、もしくは最低でもドローの勝ち点1が必要な状況でした。
試合は前半から拮抗した内容に。上記のインタビューで守備のやり方を整備したとありましたが、前から行く時、自陣でしっかり守る時の使い分けがチームで意識共有されていて、そしてなによりチームが全員集中を切らさず一体になって戦えていたので、見ていても、この内容ならこれから上がっていけると確信できる内容でした。
0-0で前半は終了。町田戦でもそうでしたが、うちは守備から入ってリズムを作るチーム。GKの関口選手を中心に、その部分は開幕当初よりもだいぶ改善できたので、戦い方に安定感が出てきました。
後半になってカウンターから失点するも、すぐに室田選手のゴールで同点。前半に引き続きかなり強度の高い戦いで、浦安相手に互角の戦いを見せます。
しかし、残念ながら追加点は浦安に。残り5分、相手のCKからフリーの選手がボレーシュート、GKが弾いた所をしっかりリバウンドを決められて浦安が勝ち越し。これはそもそもフリーにしてしまった事が問題で、GK関口選手はそれ以上のピンチを何回も止めてくれたので、責める事はできません。
北海道は同点を狙うべくGKを下げてパワープレー。なかなかシュートまで行けないジリジリした展開が続きますが、残り1分半でタイムアウト明けのデザインプレーが決まり、残り1分で同点!最後に決めたのはさすがの水上選手。おそらくタイムアウトの時に確認した通りのプレーで、狙いがズバリ的中しました。
浦安は勝ちを目指して逆にパワープレーを仕掛けてきますが、北海道も死力を尽くしてゴールを死守。そして関口選手がボールをセーブしてからの相手ゴールに向かってのパントキック、、、が見事に決まり、ついに逆転!この時、残り時間はわずか1秒。こんな劇的な試合あるのか、という感じでホームでのリベンジ、そして大きな大きな2連勝を掴み取りました。
終わってみて改めて思うのは、この勝利は皆で勝ち取った勝利だという事です。ピッチに立っている選手だけでなく、ベンチにいる選手も自分のやるべき事を行ってチーム一丸となって勝つ事を意識しているのが伝わってきました。それと、サポーターも、失点後にへこむ事は多少ありましたが、最後まで勝利を信じてフルタイム出し切りました!もう声出ないです。
同点に追いついた時も雰囲気は最高でしたが、それで満足することなく集中を切らさずに勢いを持って勝つ気持ちを貫き通したことも、少しは良い影響を与えられたかな、と勝手ながら思います。
こういう試合があるから、応援はやめられませんね。
備考)2012-13シーズンのエスポラーダはこの日のような逆転が多く、ちょっと当時を思い出しました。例えば↓この試合とか。
https://www.fleague.jp/score/score01.html?gid=2581
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