同性婚制度で救われる?
同性婚制度があって救われる人なんて、ほんとに少数なのではと思っていて、そもそも結婚相手や気持ちをわかり合える人に出会う事が難しくて、つまり孤独という点では性的マジョリティと変わらない。孤独こそが苦しみのマジョリティなのだから。
(精神科デイケアが恋愛の場になっていて、現代の大学生サークルを軽く越える勢いなのと同じ様に、むしろクィアコミュニティの方が強く結びついてるという可能性もある。)
(誰かと結びつくという事は、他の誰かと結びつく可能性を捨てるという事でもある。繋がりを金銭化する事の罪深さがここで解ると思う。)
一方で、未来に同性婚が可能な世界で暮せば、誰かと結びついた時もその関係性は変わるし、もしかしたら結びつく機会自体が増えるのかもと思う。
そう思うと大賛成したくなるけど、「選択肢を増やすという事は、誰か、何かから選択肢を奪うという事」について十分考えないといけない。
異性婚が前提となる社会で守る事が出来ている弱者がいるかもしれない。
異性婚で通用している価値観が、同性婚にも流入された時に生まれる苦しみがあるかもしれない。
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