手軽に完成度UP↑↑ cascadeur手足修復法
こんにちはこんばんは、ezuです。
最近cascadeurに関する記事を書いているのですが、これを知っておくと効率も上がるし完成度も高くなる方法を発見しましたんで共有します!
使いどころは限られますが、初心者がまず作成するであろう歩きアニメーションや走りアニメーションに大活躍します。
そんなに難しい事でもないのでさらさらっと読んじゃってください!
cascadeurってなに?という方はこちらをどうぞ!
どこの工程で使うのか?
私が歩きアニメーションや走りアニメーションを作る時
Auto Posing modeで作成
Point controller modeで細かいところの修正
補完機能を追加
Point controller modeで細かいところの修正
Auto Physicsの適応
Point controller mode、軌道を使い細かいところの修正
みたいな手順で作成しているのですが、6番目の修正がもっとどうにかならんかなぁ…と思ってました。
左腕を修正して右腕を修正して…腕が終わったら右足、左足…みたいな感じで、同じような作業を繰り返すのはなんか効率悪いと感じていました。
どうにかならんかと思いyoutubeでcascadeurに関する動画を見漁ってたところこちらの動画を見つけました。
45分30秒辺りからです。
動画見て理解した!という方は下記は読まなくて良いんですが、文字として読みたい方は引き続きよろしくお願いします!
どういった方法で解決するかというと、対象となるアニメーションをコピペしているです。
一見すると簡単そうですが、1つずつ解説します。
作業工程(腕の場合)は
肩のポイントが腕のトラックに属しているか確認する
コピーしたいポイントを全選択、コピーするフレームを全選択しmirror toolを適応
コピーしたフレームの移動
です。
例えばこのようなアニメーションを右腕に作成したとします。
これを左腕にコピーし、歩いているときの腕の振り方のようなアニメーションを作るとします。
1つ目「肩のポイントが腕のトラックに属しているか確認する」
デフォルトで非表示になっている機能ですが、簡単に確認することが出来ます。Point controller modeで確認できます。auto posing modeでは確認できないので注意してね!
object Propertiesのバナー?にアイコンがたくさんありますが、その中に👁のアイコンがあります。無い場合は表示幅を変えると出てくると思います。
目のアイコンを有効(青色)にし、属しているトラックを調べたいポイントを選択します。
するとobject Propertiesの項目の中にadditional infoというタブが表示されるようになります。開くとそのポイントがどのトラックに属しているか確認できます。
別の方法もあります。こちらはちょっと分かりにくいです。でも簡単です。
point controller modeでどれでもいいので1つポイントを選択するとそのポイントが属しているトラックがハイライト表示されます。
ちょっと見ずらいですが、お好きな方法で確認してみてください!
属しているトラックを変更する方法は
変更したいポイントを選択
変更先のトラックを選択
キーボードのF9もしくはadd objects to trackをクリック
2つ目「コピーしたいポイントを全選択、コピーするフレームを全選択」
今回の場合右腕のアニメーションを左腕にコピペするので
コピーしたいポイント:左腕全部のポイント(肩も)
コピーするフレーム:コピーしたいフレーム
になります。コピーしたいフレームはどのトラックのフレームを選択しても問題ないです。左腕でもボディでもコピーしたいフレームを選択すれば大丈夫です。
選択した後はx軸でmirror toolを使います。この時の注意点は、選択したすべてのフレームをコピペするのでmirror on current fremeではなくmirror on intervalを選択してください。
するとこのようになります。
3つ目コピーしたフレームの移動
同じ動きをしているのでフレームを移動させて交互になるように調整します。
今回の場合は全体が32フレームなので、左腕のフレームをすべて選択し16フレーム分進めます。その後32フレームから最後のフレームまでを選択し0フレームに持っていきます。
選択したフレームをコピペする方法はshift + マウスホイール押し込みです。
表示しているフレームを増やす方法はフレームにマウスカーソルを合わせた状態でalt + マウスホイールをくるくるすると表示するフレーム数を変えることが出来ます。
その他にもタイムラインの右端に数字を打ち込む箇所があるので任意の数字を入力してください。
足も同じ要領で行うことが出来ます。足の付け根は基本的にbodyトラックに属しています。もしうまくいかない場合は1つ1つ丁寧に行ってみてください。
ではまた。