【#えぞ財団 EZOHUB CONNECT #3 】〜「まちづくり幻想」〜
◆EZOHUB CONNECTとは…◆
「地域をつなぎ、日本を未来へ。」をコンセプトに"つながり"を創出する場として作られたEZOHUB SAPPOROで毎月行われるサツドラホールディングス富山社長と各界の著名人によるトークイベントです。
またトークイベントだけではなく、オフライン参加者の皆様とネットワーキングを実施します。
登壇者や参加者の皆様と懇親を深めながら、プロジェクトや事業を生み出したり、共に推進していく"つながり"を生み出す場となっています。
第3回目は一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事の木下斉さんにお越しいただき、2021年3月6日に出版された「まちづくり幻想」をもとに「地域再生」はなぜこれほど失敗するのかについてお話頂きます。
またオフライン会場では「北海道の幻想を乗り越える」をテーマにワークショップを開催。木下さんとともに北海道を新時代へ進めていきましょう!
◆第1回EZOHUB CONNECT「北海道が地方最強の都市になるには」はこちら
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◆木下 斉 一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事◆
1982年東京都生まれ。高校生時代からまちづくり事業に取り組み、2000年に「IT革命」で新語流行語大賞を受賞。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。09年、一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立。全国各地の地域再生会社への出資、役員を務める。著書『まちづくり幻想』『稼ぐまちが地方を変える』『凡人のための地域再生入門』等多数。
◆富山 浩樹 サツドラホールディングス株式会社代表取締役社長兼CEO◆
1976年札幌生まれ。札幌の大学を卒業後、日用品卸商社に入社し福島や東京で勤務。2007年株式会社サッポロドラッグストアーに入社。営業本部長の傍ら2013年に株式会社リージョナルマーケティングを設立し、北海道共通ポイントカード「EZOCA」の事業をスタートする。
2015年5月に代表取締役社長に就任。2016年より新ブランド「サツドラ」の推進をスタートする。同年8月にはサツドラホールディングス株式会社を設立し代表取締役社長に就任。その他 AWL株式会社 取締役CMO / 株式会社コンサドーレ 社外取締役 などを務める。
店舗や地域の資産を活かして新たな課題解決型ビジネスの創造を目指す。
“絶対成功する方法”は無い! 成功はトライ&エラーの先に
木下:こんばんは。最初に要点をお話していこうかなと思います。
テーマは「まちづくり幻想」というタイトル通り、基本的に“思い込みの問題が非常に大きい”というところです。ベースは”思い込んでいる情報の捉え方をそのまま持ち込むと、あらゆるプロジェクトがおかしくなる”という考えですね。
我々がプロジェクトやる時に、「どういう人なのか」「どういうものなのか」「どういうお金を持ってくればいいのか」「どういう情報が有用か」といったことを聞かれることが結構あるんです。
そもそも良い人を集めたとしても、その人の活用の仕方についての考え方が間違ってると結局地域のためのプロジェクトに活かせなかったり、莫大な予算を持ってきたところで、“金さえあればどうにかなる”と思ってるようなやり方だと結局ダメになってしまったり…ということもある。
このように、“結局ダメなプロジェクトの根幹は、関わる人の考え方の基盤が間違っている”という話を書いています。
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