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【#チームえぞオフィス:イベントレポート】経営者×学生 やりたいことの見つけ方〜高校生・大学生・経営者30人以上が集い歓喜!〜

 えぞ財団が目指す「こんなもんじゃない北海道経済を創る」。
 その実現に向けて現場視点で多様な働き方・価値観醸成に繋がる具体的な施策を展開するプロジェクトが「チームえぞオフィス」です。

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 えぞオフィスでは多様な働き方・価値観醸成のためにコラム配信・オープン型セミナーなどを展開するとともに、大人世代とこれからを担う若者世代の相互理解促進と成長機会提供に繋がるイベントを実施しています。
 このたび、学生連携企画の一環として札幌を中心に活動する北海道学生クリエイティブコミュニティ「Hello」と手を組んでオンラインイベントを11月21日土曜日に開催しました。
(文責:チームえぞオフィス 佐藤彰悟)

えぞ財団って何?という方は下記noteをご覧ください/

将来に悩む学生たちへ贈る、経営者のリアル

 テーマは「人生の先輩から学ぶ、やりたいことの見つけ方」。
 いま夢がない、やりたいことが見つからない、どう動いていいかわからないといった悩みを持った学生たちが経営者から直接話を聞き、悩みを相談できる機会を提供するというこの企画。
 ゲストとして、北海道の最前線でご活躍されているふたりの社長が参加してくださいました。

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■富山 浩樹(サツドラホールディングス株式会社 代表取締役社長)
1976年札幌生まれ。札幌の大学を卒業後、日用品卸商社に入社し福島や東京で勤務。2007年株式会社サッポロドラッグストアーに入社。営業本部長の傍ら2013年に株式会社リージョナルマーケティングを設立し、北海道共通ポイントカード「EZOCA」の事業をスタートする。
2015年5月に代表取締役社長に就任。2016年より新ブランド「サツドラ」の推進をスタートする。同年8月にはサツドラホールディングス株式会社を設立し代表取締役社長に就任。その他 AWL株式会社 取締役CMO / 株式会社コンサドーレ 社外取締役 などを務める。
店舗や地域の資産を活かして新たな課題解決型ビジネスの創造を目指す。

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■森田 宣広(株式会社マイルシェア 代表取締役社長)
1980年生まれ。屯田中央中学校卒業後、3年間の現場作業員を経て、携帯電話業界の営業に転職。2005年に(有)マーケットエンジニアを設立、ドコモショップ運営、デジタルハリウッドSTUDIO札幌校運営、Webシステム開発業、広告代理店業、不動産業など事業は多岐にわたる。2015年持株会社IRGホールディングスを設立。2018年、世界中のポイントやマイルをシェアするサービスを展開する株式会社マイルシェアを設立。シリアルアントレプレナー。エンジェル投資家としても活動を行なっている。

 今はトップランナーとして活躍されているおふたりにも参加学生と同じように悩み・迷った時期があったはず。そのリアルな体験談が学生たちの気づきに、自信になるかもしれない。それがこの企画の始まりでした。

運営メンバーは高校・専門学校・大学生の有志

 本企画の原案はチームえぞオフィスですが、企画・運営はすべて学生たちによって行われました。札幌を中心に活動している「北海道学生クリエイティブコミュニティHello」のメンバーです。

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 「新しい自分と出会う」をテーマに、写真・動画・デザイン・プログラミングなど様々なクリエイティブに興味を持つ高校生から大学生たちが集まり、ひとりひとりの「好き」を形にし、お互いの「好き」から新しい「好き」が見つかるコミュニティ。
 現在約40名のメンバーが主にオンラインでお互いに技術や知識を教え合ったり、作業会をしたり、雑談会をしたりと活動しています。
 このたび、Helloから高校3年生〜大学4年生までの個性豊かな7名のメンバーが運営として手を挙げてくれました。

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ZOOM座談会×リアルタイム配信の「Wオンライン」企画

イベント準備期間は約1ヶ月。
タイトなスケジュールの中、運営メンバーによる企画会議は週3回ペースで連日深夜にまで及びました。

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 当初、オフラインで会場に学生を集めて富山社長・森田社長と直接座談会を組むことも検討していたものの、昨今の情勢下よりこれを断念。

 そこで考え出したのは、ZOOM会場にみんなを呼んでゲスト社長ふたりと同じオンライン空間で質問会を行なうこと。そしてそのZOOMでのやりとりの模様を生配信してしまおう!という「Wオンライン企画」でした。

 企画が正式決定したのは11月7日。開催日は11月21日。参加者集めの広報期間はわずか2週間。

 知人友人への直接呼びかけ・メンバーの学校での掲示・学生が集まるFacebookグループへの投稿・instagramやTwitterでの告知など学生同士の繋がりとSNSを駆使して開催当日まで告知活動を続けた結果、約25名もの学生さんたちが参加予約をしてくれました!

メインMCは高校生!新しい自分へのチャレンジ

 ついにイベント当日!
運営チームはサツドラホールディングス株式会社の新社屋内シェアワークスペース「EZO HUB」に集まり、互いに適切な距離を取ってイベントに臨みました。

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 イベントスタートが1時間後に迫る19時にも追加参加希望者が出るなど、執念の広報を展開した効果が表れる中、本番に向けてMCとゲストが事前の打ち合わせ。

 メインMCは高校3年生の北村悠葵さんが務め、サブでHello代表でもある大学4年生の溝口みのりさんという布陣。これもHelloが大切にしている「新しい自分と出会う」ためのチャレンジを応援するという意図が込められています。

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純粋な悩み、リアルな問いかけ、情熱で応えるふたり

いよいよ、イベントスタートの時刻。
会場となるZOOMには続々と参加学生さんたちが集まり、MCからの呼びかけに応えてほとんどの方が顔出しでの参加をしてくれました。
(配信する旨を事前に連絡済み)

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 えぞ財団のFacebookからはイベントスタートともに生配信もスタート!
常時数十名の方々がリアルタイムでコメントを入れてくれました。

 えぞ財団・Helloの紹介から始まり、おふたりの自己紹介、今回のイベントの趣旨説明の後、まずは事前に投稿を頂いた質問からおふたりに問いかけていきます。
ここでは冒頭のやりとりをご紹介します。
(オンライン配信のアーカイブURLは記事最後にて)

Q.おふたりの10代〜20代の頃の人となり・どんな青春時代でしたか?

富山:大学デビューでした。高校まではあまり記憶がないです。覚えていないっていうことは充実していなかったからかと。
(部活すぐ辞めたし、麻雀して遊んでた)
 大学からアクティブになりました。いろんなコミュニティに顔を出したり、ススキノの居酒屋でバイトして大人との触れ合いが増えたり、自転車で北海道一周、海外でバックパッカーなど。

MC:今では誰もが知るサツドラの社長さんですが、高校・大学時代は今の私たちと同じように普通の学生生活をしていたんですね。

富山:そうですね。社会人になってからは、そんな大学生活を送っていてコミュニティのリーダー的な立ち位置だったのもあり、「俺は絶対仕事ができる」と自信満々で意気揚々と会社に入ったものの、社会人1年目は「こんなに怒られることあんの?」というくらい毎日のように怒られていて笑。
 最初はダメダメ営業マンだったけど、そこからガムシャラに目の前の仕事に打ち込んでいるうちに仕事が楽しくなってきました。当初サツドラに入ることは考えていなかったけど、次第にチャレンジしてみたい気持ちになっていきました。

MC:もうすでに意外な一面が・・・笑

富山:大学よりもバイトが楽しくて。授業中にお客さんにDM書いてました笑

MC:森田社長はいかがですか?

森田:みんな知らないかもしれないけど、中学の時「尾崎豊」が大好きで。社会から卒業しようぜ!っていう人だったんだけど。大人なんて俺らのことわかってくれねぇじゃん!みたいな笑。思いっきり反抗期でほとんど学校も行かなかった。なんなら氣志團みたいな格好してました笑。(みんな爆笑)
 そんな中学生で、高校には行かなかったです。バイト情報誌見たら「学歴不問」って書いてあるのは建築系だったので、そこに入って。

 でも自分の生涯年収とか考えて「このまま穴掘ってていいのかなー」と考えて、もっと稼ぎたいと思うようになった時に、先輩から「営業儲かるぞ」と言われて。スーツ着れるのもかっこいい!モテそう!と思ったので、携帯電話の営業になりました。

 実際やってみたらびっくりするくらい稼げたので、19歳で仲間と会社を立ち上げたのが起業のスタートです。そこからはとにかく稼ぎたくて1日20時間くらい働いていて、20代は私服着たことがなかった。お金を稼ぐことに没頭していました。
 21歳の時に会社の社員旅行でグアムに行って、今までの人生の常識を覆された思いでした。地球って広いんだなー、と。もっと世界を知りたいと思うようになった。

MC:おふたりともアクティブだったんですね。それが今にもつながってる感じですか?

富山:ですね。その当時も「ノリ」ですよね。ノリがいい奴には話がいっぱい来るじゃないですか。いやーでもー、とか言わず、行く行くー!面白そう!っていう奴に話が集まるなと思っていて。すげえ得だな、って感じた原体験は今にも通じていますね。

森田:間違いないっすね。僕もそう思います。飲みの誘いは断らなかったもん笑。

一問目からおふたりの人となりが表れているのとともに、学生時代はおふたりも自分たちと同じ普通の若者だったんだ、ということが参加学生たちの笑顔と安心感に繋がっていたのがとても印象的でした。

その後も質問は続きます。

Q.どういう点で苦労してきたか
Q.今に繋がったターニングポイント
Q.努力して必ず報われると思いますか
Q.10代後半〜20代前半でこれだけはやっておけ!ということ
Q.やりたいことがない、見つからない、という学生に送るアドバイス

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 後半戦はZOOMに参加してくれている学生さんたちからの生質問コーナー!正直どれくらいの人がその場で質問してくれるのか、チャットじゃなくて声を出して質問してくれるのか、イベント前は心配していたのですが…

直接質問したいです!
直接質問したいです!
直接質問したいです!
直接質問したいです!

 チャット欄に並ぶ、質問希望のコメントの数々!そこから時間一杯でも足りないほど、質問希望者が途切れることがありませんでした。

 ふたりに聞いてみたいと純粋に思ったこと、普段なかなか話せない深い悩みなどリアルな学生の本音が続く中、富山社長・森田社長はそれぞれの質問に真っ直ぐ、熱意を持ってお話ししてくれました。

Q.仕事が辛かったのが楽しくなったターニングポイント
Q.中学時代にいじめられていたのを助けてもらった経験から自分が周りを助けたいと動いていたら「偽善だ」「いい人ぶるな」と言われて悩んでいる
Q.好きなこと、得意なことが見つからない人に向けて、おふたりがどう見つけたかを教えて欲しい
Q.影響を受けた人、その方とのエピソード

 好きなこと・得意なこと、の質問では森田社長が質問してくれた学生さんの素敵なところをその場で見つけて伝えてあげて、みんながあたたかい空気感になる一幕も。

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 まだまだ質問したい人がいる中、時間いっぱいとなったのですが、おふたりは「えぞ財団Facebookライブのコメント欄に書いてくれれば回答するよ!」と最後まで学生さんたちに真っ直ぐ向き合って下さり、またやりたいね!という感想を頂きました。

大成功!歓喜で幕を閉じた「経営者×学生コラボイベント」

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 富山社長・森田社長にご参加頂いたZOOM座談会を終えたあと、参加してくださった学生さんとHelloメンバーが交流する第2部を組んでいたのですが、第1部の熱気冷めやらぬ雰囲気そのまま、30分の予定が1時間延長するほどの大盛り上がりになりました。

そして、第2部が終わった瞬間。
「やったー!終わったー!」
Helloメンバーの歓喜の声がEZO HUBに響き渡りました。

 今回、経営者×学生の交流をテーマにオンラインイベントを学生が企画・運営をする形で行なってみて。
10年後・30年後の北海道を考える上で、その時に社会・経済の中核を担っているのはまさに今回参加してくれた10代・20代の世代です。
 ともに未来を創っていくためにも、みんなの価値観やリアルな想いを大人たちが知る機会を創り、相互理解を進めていくことが大切だとあらためて感じました。

 お忙しい中ゲストとしてご参加頂いた富山社長・森田社長、そして、限られた時間の中で本イベントの企画・運営に全力で取り組み、とても意義あるものにしてくれたHelloのみなさん、本当にありがとうございました!

 チームえぞオフィスでは、これからも若者連携企画を一つの軸として、機会提供と相互理解の場を創ってまいります。
今後もえぞ財団・チームえぞオフィスの活動にご注目頂けたら嬉しいです。

\本イベントのアーカイブ動画はえぞ財団Facebookページから/

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