【#えぞ財団】 連載企画「#北海道経済入門」11 ~道央経済入門・石狩編~
北海道経済入門とは?
この連載では、小樽商科大学4年生(休学中)の神門崇晶(カンドタカアキ)が北海道経済についての「今さら聞けない」 という部分を探っていきます。例えば、北海道の経済の大きさはどれくらいなのか?それを構成する北海道の主要産業は何か?など北海道経済の基本的な部分を理解していくことをインフォグラフィックを通して試みるプロジェクトです。
導入
第8回「道央経済入門〜後志編〜」から、③「北海道産業地図」と④「北海道の経済状況」をベースに、道央地域の経済について振興局別に詳しく見ています。前回は、⑩「道央経済入門〜日高編〜」として繁殖牝馬(競走馬)の飼養牧場数が、全国シェア85%を誇る、馬産地である日高のそこまでに至った歴史と現在の経済状況を見ていきました。
日高地域は、馬産が主産業でこれが同地域における大きな特徴ですが、「気象」と「自然」も大きな特徴です。まず、「気象」についてですが、8月平均気温は21.0℃前後と比較的冷涼(札幌は23.0℃前後)で、冬はほとんど雪が積もりません。
また、「自然」については、北海道にある5つの日本ジオパーク(三笠、白滝、洞爺湖有珠山、アポイ岳、十勝鹿追)のうち2つがユネスコの世界ジオパークに認定されており、その1つが様似町に位置するアポイ岳であり、このアポイ岳は世界的にもまれな地質的価値を有しているのです。
これらの「得意分野」を最大限活かした産業、特にアフターコロナを見据えた「観光産業」により力を入れていくべきなように感じました。
さて、今回は、道央経済・北海道経済の中心地である、石狩振興局を見ていきます。
◯本日のインフォグラフィック
◯石狩ってどんな地域?
そもそも、「石狩」とはどういった地域なのでしょうか?
それでは、石狩地域の「今さら聞けない」基本的な部分をまずは見ていきましょう。
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