トレイルデザイン-Tread Maintenance
Tread Maintenace
ハーフルールやアウトスロープや何やらで、トレイルに水が流れないようにしても、定期的にメンテナンスをして適切な状態を維持していかなければ意味がありません。人が歩き、雨が降る以上は少なからず侵食が起きるからです。特にアウトスロープは水を排出するのに有効な方法ではありますが、維持には多大な労力が必要となります。
Slough and Berms
トレイルには上の斜面から土や石が落ちてきます。山側に溜まったその土や石のことをスラフ(スペルはsloughですが読みかたはsluffだそうです)といいます。また人が歩いたり何だりで、谷側の盛り上がってしまっている部分はバームと言います。
特に注意すべきはバームです。トレイルの真ん中は踏圧によって削られ、地面も硬化しています。水溜りができやすくなり浸食の原因になります。さらにバームがあることで、流水をトレイル外に流れるのを邪魔してしまい、加速度的に侵食を引き起こします。
Figure 30(Trail Construction and Maintenance Notebook 2007より)
このようにトレイル作って終わりではなく、メンテナンスが必要となります。そのため、トレイルを作る時と、作った後のコストも見積もっておく必要があるでしょう。
参考
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