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トレイルデザイン-The Ten Percent Average Guideline

ハーフルールの次は「The Ten Percent Average Guideline(10%アベレージガイドライン)」です。これは、トレイルの斜度は”平均”10%(以下)にしましょう、というものです。”平均"という言葉は少し解釈が難しいですが、全体またはある区間を見た時の距離標高差の割合を10%(以下)にする、ということになります。

サスティナブルトレイル.001

例えばトレイルの距離が 1000m 標高差が 100m だと、傾斜の平均は10%というように計算します(100m÷1000m=10%)。

これは、トレイルの斜度を"すべて" 10% 以下にする、ということではありません。例えばサイドスロープが 30% の場所では、ハーフルールによりトレイルの斜度は 15% までOKとなりますので、場所によっては 10% 以上の傾斜になっていても構いません。

サスティナブルトレイル.002

逆に言うと、標高差100mを稼ぐためには、トレイルは必然的に最低1000mは必要ということになります。例えば、標高差が1000mの山へ登るトレイルを作ろうと思うと、その距離は最低でも10kmになるようにルートを考える必要があります。

また、トレイル上に極端に平らな区間がある場合などは、その部分は除外して計算した方が良いでしょう。



参考


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