![司会はライブ01](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13152303/rectangle_large_type_2_c68a7807e24297ae925627f7bbf07177.jpeg?width=1200)
司会はライブ。 2017.6.25
いつ頃からだろうか。人前でお喋りすることが、仕事の一部になっている。デザインの専門学校で教壇に立ったのは、もう20年も前だ。強い縁でそうなったのだが、自分の考えを整理するんだとか、教えるんじゃなく学ぶんだとか、なんとか理由を探してみたものだ。
最初は、とてもとても緊張した。それまでは、人前で喋るのは非常に苦手だった。聴衆が10人を越えると、心臓バクバク、心ここにあらず。ただ、それは徐々に解消され、慣れていなかっただけであることに気付かされる。いまや、講義の他に、ファシリテーターのお鉢が回ってくることも少なくない。最近も、デザイン、アートとテーマを変えながらの連日。
講義と異なり、こちらは言わば相手がいる対話。シナリオ通り進むのはつまらないので、毎回ほぼアドリブ。ゲストもテーマも千差万別だが、この即興が存外に刺激的で、壇上の僕自身も楽しんでいる。もちろん、振り返って、毎回反省や発見は残るけれど、ジャズのセッションのように、手持ちの引き出しを開けたり、閉めたり。いや、このライブ感は悪くない。
・聴衆は300人以上。質問を受けたら、文脈に沿って話を掘る、広げる。
・オランダの映像作家の作品を観て、その後リビングでトーク。
・作品批評に止まらず、アートやAIRの社会的意味など、話を投げる、拾う。