オフグリッド01

オフグリッド。 2019.12.26

最近までこの言葉を知らなかった。中央から外れてという意味らしい。反権力のニュアンスも含んでいるようだ。これまでの時代の基本フォーマットとも言うべき中央集権制は、権力と権威を1ヵ所に集中させることで、統制の取れた発展には向いていたかも知れない。

しかし、その反面、さまざまな欠点も指摘されるようになった。中枢が一点に集中しすぎるリスクは、電力問題を想像すればわかりやすい。強力な発電力を持つ巨大な電源に広範囲な地域が依存すればするほど、事故があったときの弊害は甚大なものになる。それがオフグリッド、つまり複数の電源が各地に散らしてあれば、被害は最低限に抑えられるだろう。
ビットコインの世界で期待される信用保証は、ブロックチェーンと呼ばれる相互信用が支えている。ネットで言う個々のPCが相互連携するピアツーピアと類似の構図。テクノロジーの後押しで、それらは具現化した。中央だけでなくなくローカルも、主流じゃなく傍流も輝ける状況が生まれている。考えてみると、僕はずっとオフグリッド。もちろん、来年も。

オフグリッド02

山には山の、海には海の営みがある。大分県国東市の海岸。

オフグリッド03

人がいれば祈りがある。祭りがある。大分県宇佐市。

オフグリッド04

人がいればそこに実りがある。福岡県東峰村の棚田。