プロトタイプ。 2020.6.6
雛型。あるいは、役割について。あるいは、向き不向きについて。もう20年以上、事業プロデュースなる仕事をしている。見えてくる課題に対して、基本ゼロから解決策を考える。方法における原則はあっても、ルーティンやマニュアルはない。勢い、毎回初体験になる。
つまり、ゼロイチ。僕はそれがとても気に入っていて、モチベーションも凄く上がる。知恵の出し甲斐もある。初めて作るモノだから、試作ということになる。その後のルーティンに繋ぐためのモノだから、雛型、テンプレートである。要はプロトタイプ。この段階は、理解する人が極端に少なく、首をかしげる人だらけになる。新しいコトをしている証拠。
腕利きの町工場に近いと思いたいが、果たしてどうか。お金はなかなか儲けにくい。なぜなら、プロトタイプ開発は投資で、その後の量産は経費だから。でも、このポジションが楽しい。繰り返しのルーティンは、体質に合わない。それは得意な人にお任せした方がいい。そして、プロトタイプはハードもソフトも科学も思想にも存在する。なによりここが面白い。