映画忘備録⑩

気づけば2018年も半年が過ぎようとしている…
とりあえず去年見たものを『キル・ユア・ダーリン』を見ながらまとめます…


ベロニカは死ぬことにした
 2009米🇺🇸 エミリー・ヤング監督

日本版も見ているのですが、こちらの方がより原作に忠実。
冒頭の自殺未遂のシーンは真に迫るものがあり、記憶が呼び覚まされるというか、あまりに共感できてしまって心がグラグラと揺れました。今この瞬間もどこかでああやってぶっ倒れてる人がいるだろうなと。生きるのはしんどい。
パンチがあるのは日本版。
パウロ・コエーリョの原作は淡々としているけれど確固としていて好きです。読みやすいしね。

きっと、うまくいく
 2009印🇮🇳 ラージクマール・ヒラ二監督

歌も踊りも色彩もシチュエーションも好みの上、男同士の友情が大好きな私にはドツボの映画。工学系男子の笑顔は最高。
くよくよした時に見たくなる。
この映画見たあとはAll is Well.が合言葉になっちゃう。

スラムドッグ$ミリオネア
 2008英🇬🇧 ダニー・ボイル監督

トレインスポッティング監督のダニー・ボイルがインドを舞台に。
それだけでワクワクしちゃうよな(知らずに見たけど)
賞金のかかったクイズ番組で学のない若者がラスト一問を直前に、何故それまでのクイズに正解できたのかを語っていくのだけれど、インドの社会情勢が詰まっていて、日本は恵まれているなと思いつつも描かれている子どもたちのひたむきさ、必死さに心を打たれます。

奥田民生になりたいボーイと出会う男全て狂わせるガール
 2017日🇯🇵 大根仁監督

モテキの大根監督作品で、モテキ的要素も結構ある。
けれど、モテキよりもちょっと雑というか尺が足りてない印象。
水原希子がめちゃくちゃ可愛い。
そして誰にも理解されてなくて欲望や理想を押し付けられててかわいそうで、私は見終わった後に泣いてしまった。。。

T2 トレインスポッティング
 
2017英🇬🇧 ダニー・ボイル監督

あのやくざな、ストリートでアングラな友情は健在で、見ていて心がカサついた。みんな成長して変わったかのように見えてもあの頃の延長戦で、多分私達も境遇は違えどああいう風に歳を取ってゆくのだろうなと思った。choose life!

田園に死す
 
1974日🇯🇵 寺山修司監督

実験的な映画というか、あくまで映画は虚構なのだという映画が好きだ。
『田園に死す』はその102分の中でどんどん良い映画になっていく、虚構を虚構に張り替えるその手つきや垢が見え隠れして、からのラストシーンは素晴らしいと言わざると得なかった、造ることは美しいと思った。

アトミック・ブロンド
 
2017米🇺🇸 デビット・リーチ

@角川シネマにて。
シャーリーズ・セロンは美しく、ソフィア・ブテラはとても可愛かったけれど、うーん、と言った印象。語り・回想・どんでん返し系の映画は結構見飽きてしまっているのかもしれない…
冷戦時の東西ベルリンが土台に使われているのだけど、それもピンとこなかった。

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
 1964米英🇺🇸🇬🇧 スタンリー・キューブリック

ブラックコメディ。ピーター・セラーズが一人三役をこなしている(!)
長い会議室のシーンがあるのだけれど、登場人物の個性というかなんというかでとても面白かった。
見た後にWikipediaで諸々読むとさらに楽しい。

最低
 2017日🇯🇵 瀬々敬久

これ映画館で見たんですが、半分以上寝てしまった。。
3人の女がそれぞれAV業界に入ってあーだーこーだしていたはず。

キル・ユア・ダーリン
 2013米🇺🇸 ジョン・クロキダス

アレン・ギンズバーグの伝記的映画作品。ダニエル・ラドクリフ主演。
青春映画。最高のモラトリアム。
しかし私は戦時下が背景にあるものが好きだな…

ウルフ・オブ・ウォール・ストリート
 2013米🇺🇸 マーティン・スコセッシ

(これスコセッシの監督作品だったのか、そりゃ面白いわな)
アルコールもカフェインもとってなくてもアドレナリンが出まくって興奮しながら見られる。これぞアメリカだ、と。
あんなブッとんでる会社なら入りたいよねえ。

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