ダッシュ四駆郎の初期の頃から徳田ザウルス先生が描いていた、『ミニ四駆はオフロードマシン』という概念は、今尚正解が出ない永遠のテーマであるように思う。
漫画『ダッシュ四駆郎』の劇中では、森林や砂漠、泥道、
更にはスクラップだらけの空き地や工事現場など、
所謂オフロードを疾走するミニ四駆が多く劇中に登場します。
しかも、そのどれもが自動車の特徴を良く捉えており、
非常にカッコイイ。
更に劇中に登場するマシンは、一般的なミニ四駆に採用されている
ガイドローラーを備えているマシンはごく少数で、このへんの
描写から見ても、徳田ザウルス先生のミニ四駆を自動車として描く拘りの
本気度が良く伝わってきます。
ただ、これは実際にミニ四駆を外で走らせた方なら分かると思いますが、
ミニ四駆は基本真っ直ぐしか走らず、サスペンションも備えてないので、
ほんの少しの段差で方向転換したり、壁に当たってすぐに転倒するなど、
漫画のようなカッコイイ走りとは程遠い描写になるのが現実だったり
します。
ただ、これは僕個人が思うことなんですが、
ミニ四駆をオフロードマシンとして使用し、漫画のような
カッコいい描写を目指す。
このテーマを現実にするために色々考えて、少しずつでも形にしていく
こと自体は決してムダなことではなく、そういったアクションを
自分の意志で行うキッカケを作ることが、徳田ザウルス先生が
作品を通じて読者に伝えたかったメッセージの1つ
だったのではないかな、ということは個人的に思いますね📝
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