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「ドラゴン危機一発」/ ブルースリー 




■解説
製作年:1971年(香港映画)
監督:ロー・ウェイ
キャスト:ブルース・リー、マリア・イー、ジェームズ・ティエン、リュー・イェン etc

アメリカから香港に凱旋したブルース・リーがゴールデン・ハーベスト社と契約して主演した一連のカンフー映画の第1作目にあたる。

香港では、当時の映画興行記録を更新する大ヒットとなり、続く『ドラゴン怒りの鉄拳』で、ブルースリ・リーの人気を不動のものにした。 

■ストーリー(全体、ネタバレあり)
チョウアンが叔父に連れられてタイにやって来る。2人は暑いのでかき氷を食べる。

そこにチンピラ集団が現れ、かき氷売りに嫌がらせを始める。

チョウアンは暴力沙汰を起こさないと胸のネックレスにかけて母に誓ったことを思い出し、

チンピラ集団に手を出すのを踏みとどまる。2人を迎えに来たホイが代わりにチンピラ集団を撃退する。

ホイは2人を出稼ぎ労働者達が暮らす宿舎に案内する。チョウアンはそこでハウムイに紹介される。翌日、チョウアンは製氷工場に行き、工場長に挨拶する。

ハウムイが川で洗濯をしていて、社長の息子に執拗に声をかけられる。そこにチョウアンが通りかかったために社長の息子は姿を消す。

出勤したチョウアンは氷運びを任されるが、氷を落として割ってしまう。氷の中に麻薬が入った袋が隠されており、出稼ぎ労働者2人だけがそれに気付く。

作業が終わり、労働者2人は工場長に呼び出される。工場長は実は麻薬取引に関わっていることを明らかにし、2人を勧誘する。しかし、2人が断ったために殺害してしまう。
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ホイは労働者2人が行方不明なことを工場長に問い詰める。工場長は前日に2人が社長の用事に行ったと説明する。

社長の息子は、社長好みの娘を見つけたので探し出すために小遣いをほしいとせがむ。そこにホイが仲間1人を連れてやって来る。

社長は行方不明の件は警察に届け出たと説明するが、ホイは過去にも行方不明者が出ているために不審に思う。ホイが通報すると迫ったために、社長は手下達に命じてホイ達を殺させる。ホイが帰って来ないことにチョウアンらは心配する。

工場長はホイ達の失踪について賭けか女遊びに行ったのだと説明しようとするが、労働者らはボイコットを呼びかける。

そして労働者と工場長の手下は乱闘を繰り広げる。さらに社長が加勢を工場に送り込む。チョウアンは母との約束を守るために傍観していたが、ネックレスを壊されて怒りを爆発させる。

そして社長が派遣した連中を打ちのめして、追い返す。窮地に立たされた工場長はチョウアンを主任に昇進させる。チョウアン達は失踪事件のことを忘れて出世に浮かれ、ハウムイを悲しませる。
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チョウアンは工場長に失踪事件について問い詰めようとする。しかし、工場長に中華料理屋で女性達を囲んで接待されて、完全に酒に酔ってしまう。 

ハウムイはチョウアンの身を案じて待つが、そんな気も知らないチョウアンは娼館で一夜を過ごしてしまう。

翌朝、チョウアンは娼館の前でハウムイとすれ違って気まずい思いをする。さらに宴会に興じていただけだったことが分かり、労働者仲間の信頼も失ってしまう。

チョウアンは社長に会いに行くことにするが、社長は息子と一芝居打つことにする。社長はチョウアンに警察に捜索願を出したことを説明する。 

そこに息子が捜索から戻ってきた振りをして、社長は見つけられずに帰ってきたことを叱りつける。その芝居に騙されたチョウアンは素直に帰って行く。

しかし、チョウアンは宿舎に戻っても、皆から無視される。チョウアンは誤解されて悔しい気持ちをハウムイに吐露した後、再び娼館に向かってしまう。そこで親しくなった娼婦から社長が麻薬取引に手を染めているという情報を教えられる。
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社長の手下が宿舎に現れ、ハウムイを誘拐していく。チョウアンは製氷工場に行き、倉庫を調べる。そして氷の中に隠された麻薬を見つける。

さらに遺体の一部が氷結されているのを発見する。そこに社長の息子が手下を連れて現れる。チョウアンは取り囲んで襲ってくる手下達を得意のカンフーで次々となぎ倒す。

そして社長の息子と一騎打ちをし、痛烈なパンチをみぞおちに決めて殴り殺す。チョウアンは宿舎に戻り、仲間達が全員刺殺されているのを発見して驚愕する。

チョウアンは仲間を奪われたことに対する復讐を決意し、社長宅に向かう。ちょうど息子の身を案じた社長が手下に捜索を命じているところだった。

チョウアンは手下を切りつけて倒す。そして、社長との死闘を繰り広げる。その隙に社長宅で働く女性がハウムイを逃がしてあげる。チョウアンは社長に跳び蹴りを決める。


さらに揉み合いの末に、刃物で襲いかかってきた社長に自らの手でとどめを刺す。そこにハウムイが通報した警察が駆けつけ、チョウアンはハウムイに寄り添われながら警察に連行されていく。 



「ドラゴン危機一発」映画の名シーン
(YouTube)



参照元: 「MIHOシネマ」Webサイト、「ウィキペディア」

以上

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