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ハマダイコン(浜大根)

野草の大根について解説いたします


ハマダイコン(浜大根)は主に河川敷や海辺などの砂浜や砂地に近いところに自生していることが多い大根です。

食用とされている青首大根とよく似ています。たんなる野草ですが大根の仲間なのでハマダイコンは花や実、根などいろいろな部分が食べられます。

■野生化した大根と思われていた野草
ハマダイコンは漢字で書くと浜大根となり、浜(海辺などの砂地)が主な群生地です。

過去は、アオクビダイコン(青首大根)が野生化したものと言われていましたが、近年、科学が発達し、DNAで調査が行われた結果、ハマダイコンは一般的なダイコンとは全く違う種類であることがわかりました。
ただし完全に種類が違ういというわけではなく、同じアブラナ科の仲間です。

■ハマダイコンの特徴

ハマダイコンと野大根は別の種類になります。しかしどちらもアブラナ科ダイコン属になります。ハマダイコンの変わっている性質としては根が張りやすく水持ちがよく栄養が溜まりやすい土ではなく砂地を好みます

砂は元をたどると小さな石なので、水もすぐに染み込み乾きやすく栄養も流れていく環境になります。こうして考えると大根とは違う種類の植物と言えるかもしれません。

ハマダイコンの根は、ごぼうのように細長く人参よりも短いものが多いです。地域によりますが基本的には菜の花のように開花する季節は春になります。

ただし野草なので環境によっては根の部分が太くなり立派な大根のように見える個体もみられます。畑のように人が栄養状態を管理していないので群生している場所によって個体差が大きいです。

■ハマダイコンを使った料理(例)
① さっぱりと茹でるだけ
実は茹でることで辛味がなくなり食べやすくなります。さやえんどうのように筋が残る場合もありますが、野菜ではなく野草なのでしかたがありません。長く茹でなくても1分ほど茹でたら完成です。

あとは好みでマヨネーズや塩などで食べられます。この食べ方は通常の大根の実でも同じで、さや大根を食べたことがある方のなかでは最も一般的な料理です。少し固いですが、実の食べ方はだいたいさや大根と同じになります。

② 大根の実とベーコンの炒め物 
本来は、通常の大根の実を使用しますが、似ているのでハマダイコンの実にも応用できます。固さなどが違うので味見をしながら炒める時間を調整してみてください。

作り方はよく洗った大根の実はヘタを切り落としてき、ベーコンを細長く切りってフライパンで炒めていきます。ベーコンに焼き色がついたらハマダイコンの実を入れて炒めていき胡椒で味をつけてから好みでマヨネーズを追加して完成です。

③ 葉っぱ・茎 
少しゴワゴワしているとも言われていますが、油炒めなど火を通すと、一般的に食べられている白首大根の葉と大きな違いはないと言われているます。同じ食べ方、同じレシピで美味しい料理にできます。

実と同じようにさっと湯がいてポン酢など好きな調味料をかけて食べます。茎は葉より長めにゆでると美味しく食べられます。柔らかい茎なら葉と同じ湯で時間で大丈夫です。


以上


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