みなさん、ベルを鳴らしますか?
何のベルかって自転車のベルです。
もし歩道で自転車をこいでいて、前に歩行者がいたとします。
歩道の幅からしてあなたは歩行者をよけることはできません。
そのまま進めば歩行者にぶつかってしまうかもしれないという状況。
そこであなたは歩行者に自分の存在を知らせるために、ためらいなく自転車のベルをならすでしょうか?
私は正直、ちょっとためらいます。鳴らすように努めていますが。
ベルを鳴らさないことに反省を込めて書き進めてみます。
よくあるのは、自分が歩いていて、突然後ろから自転車が抜こうとしているのに気が付き、びっくりしてよけるというパターンです。
結構腹立つんですよね。来てるんだったらベル鳴らしてくれよ!って。
で、自転車に乗っている人はだいたい無表情で、なんとも言えない面持ちでギクシャクよけながら走り去っていく。
自転車をこいでいる人はどういう心理なのでしょうね?
「ベルを鳴らして歩行者にどいてもらうのは申し訳ないから鳴らさない」
「近づいていけばきっと歩行者は気が付くはずだ。」
もしこういうロジックがあるのだとすれば大間違いなのかも。
申し訳ないのではなく、「危ないですよ」と事前に知らせない方が危ない。
近づいていって歩行者が気が付くかどうかの保証はない。
もしベルが自分のすぐ後ろで鳴ったとしたら、ビックリしますよね?
で畳みかけるように後ろから突如自転車が現れまたまたびっくりする。
一番いいのはちょっと離れた位置からベルを鳴らしてあげる。
自転車のベルって音がすると結構気が付くものです。多くの人は後ろを振り向きます。
離れたところからなら追い抜くまでに余裕があるので、ベルの音の後に突如自転車が現れるという状況も回避できそうです。
ずいぶん前ですがインドネシアに滞在した友人が「車がすごい頻度でクラクション鳴らすんだよね。」と言っていたのを覚えています。今は事情が変わっているかも知れませんけれど。
これは車の話ですが、日本ではちょっと考えられないことでは?と思います。