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ネットが悪徳商法から救ってくれた

なんか変なタイトルですが、私がネットのおかげで悪徳商法に引っかからずに済んだお話です。

もう随分前の話です。15年以上前。
結婚したての私の家に、
「無料でハウスクリーニングをお試しませんか?」」
と電話がかかってきました。

無料だからとりあえずやってもらおうか、という事で予約を入れて数日後、一人の若い男性スタッフがやってきました。

魔法のクリーナー

ハウスクリーニングと言っても、彼が持ってきたのはスチームクリーナーで、「キッチン周りの油汚れをきれいに落とします。」と言って、持参してきたスチームクリーナーで魔法のように目の前でキッチンをきれいにしてくれました。

そこそこ暑い季節だったように記憶しています。彼は額に汗をにじませ作業に取り組んでくれ、冷たい飲み物を手渡すと、おいしそうに「あー、おいしい」とさわやかな笑顔を見せてくれました。
とても好青年です。

仕上げに「食器もきれいにできるんですよ」と言って、彼は水切りに入っている食器にスチームをかけてくれました。

私も妻もそれまでスチームクリーナーというものを見たことはなく、その威力に圧倒され、これは便利な製品だと感心してしまいました。

そして、男性スタッフはやんわりと、そのスチームクリーナーの売り込みに話を移していきました。

30万円をローンで

そのスチームクリーナーは30万円。それをローンで購入しませんか?と話を切り出しました。

今まで見たこともないスチームクリーナーの威力に驚かされ、市販されているのかどうか?はたまた相場はいくらくらいなのか?など、普通なら考えそうな疑問を心に浮かべることもなく、私たちはその製品をローンで購入する契約を結んだのです。

契約書に記入し、彼は朗らかに去っていきました。

ローンは組んだものの、私はその後何か納得しきれないものを感じていました。直観的なものでしたが。

とりあえずインターネットでその社名〇〇〇を探してみました。
するとなんと「悪の商法〇〇〇」というタイトルが出てくるではありませんか!
社名だけではなく製品名も全く同じものが紹介されていました。

確か一般の方が書いていたブログのような感じのものだったのですが、家庭用の同等の性能であれば2,3万円程度のスチームクリーナーを高額で売りつける悪徳商法に見事に引っかかったのです。

クーリングオフ

それまでしたこともないクーリングオフについて調べ、〇〇〇社に電話をかけて、解約を申し出ました。

そこでゴネられたらどうしよう?という不安もあったのですが、クーリングオフは無事受け付けてもらえ、解約することができました。

数日後妻の友達と私たち夫婦3人で会った時に、この話をしたところ、その友達は大笑い「そんなの誰でも悪徳ってわかるじゃない?」と言わんばかりに。

しかし、私たち夫婦は全く気が付きませんでした。
私結構こういうのに引っかかりやすいようです。
なんか営業マンの一生懸命さに弱くて。

しかし、多分インターネットがなければ、私たちは騙されてそのスチームクリーナーを購入していたと思います。
インターネット”さまさま“、と今でもこの経験を思い出しては感謝することがあります。


気になる評判

最近はGoogleなどで何か検索して、評判がすぐに見れるので便利ですよね。

私はお医者さんにかかるとき、この「評判」を結構真剣にチェックします。コメントで賛否両論な時は迷いますが。

低い評価の件数が圧倒的に多いところは受診しません。
最近自宅から一番近い内科のクリニックを事前に調べて、評価が良かったので受診してみました。
評価のコメントにあったとおり、とても好印象で丁寧な説明をしてくれるお医者さんでした。

モノを買ったり、サービスを利用する際、時間があればネットでちょっとだけでも下調べをすると思わぬ情報が得られ、後で後悔する可能性が減るものかもしれません。

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