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ヨーロッパ生活でめんどくさいこと

現在ヨーロッパのとある国に住んで、働いております。ヨーロッパ生活感想はこちら

日本の最近のニュースを見ていると本当に気が滅入るようなことばかりで、この社会で生きていかなければならないのか…と帰国するのが不安になってくるようなところもありますが、ビザの関係で一旦は日本に帰国しなければなりません。
この間も書きましたがやはり日本に住むことの圧倒的なメリットは住環境です。生活がしやすすぎ。そこで今日は、帰国モチベも上げるために今の私の生活の地味にめんどくさい所を3点書いていきます。これは東京という最高の住環境都市で長く暮らしてしまった贅沢ゆとり人間のしょうもない戯言です。

①シャワー
基本こちらのシャワーは日本の家のようにいつでもお湯が出るわけではなく家によってお湯が出る時間を設定して、毎日その時間だけお湯が出る。今の家だと19-20時、23時-24時、と決まっているのだが日によってはその時間内に入っても全然お湯が出なくて水シャワーを浴びなければならず、しかも今は冬でかなり寒いのでプルプル震えながら髪は洗えず体だけ急いで流して出る、という地獄の時間が発生する。一応お湯が出ない場合、お湯のスイッチを入れて30分くらいすればお湯が出るようになるのだが、その場合もなんかお湯が出るのが最初の1分だけ、というトラップがあって途中からガタガタ歯を振るわせながらのシャワーとなるし、シャワーめんどくさいな〜と思いながら重い腰を上げてやっと浴びようと思ったらお湯出なくてそこから30分待たなければならないのが心からだるい。30分待ったところで、まあお湯っちゃお湯だけど全然熱くない、みたいな微妙な温度の時もあるし、それが毎日決まってそう、とかではなく今日は熱い、今日は熱くない、みたいな、謎のギャンブルが発生してタンクの調子に振り回されてムカつく。お湯が24時間、好きなだけ、出る。これは、宝物だ。特に私は冷え性で寒がりで、寒く乾いたヨーロッパで水のシャワーを浴びた時、ここで水シャワーを浴びた人にしかわからない、侘しい、虚しい、不安な、やりきれない、どうしようもない気持ちになる。お湯とは、安心のことだったのだ。

②公共交通機関
私の家はシティーセンターから少し外れた所にあり、シティーセンターへの移動は普通の路面バスみたいなやつか、速いけど高いエクスプレスバスの2択。そしてこの2種類のバスはそれぞれストップが違う所にあって、家を中心として全くの逆方向にある。この2つのバス停同士は徒歩20分くらい?
エクスプレスは高すぎていつも路面バスを使っているが、悲劇はバスが遅れることではなく、早く来てしまった時である。遅れるのは流石に、もう慣れましたよ。そんなのは余裕綽々、お安い御用ですよ。バスが早く来てしまった時は定時の時間まで待つなんてことは勿論なく、そのまま早く行ってしまう。
なので、路面バスのバス停に8分ほど歩いて行って、目の前でバスが行ってしまったら、エクスプレスのバス停までまたそこから20分、強風向かい風・雨の中、歩かなければならない。路面バスの次を待っていたら時間に間に合わないのである。私はこれは交通というよりどちらかというと気候にめんどくささがあると思う。
強風で雨が降っていると傘がさせないので、雨を直接浴びセットした髪も一瞬でぐちゃぐちゃになりながらバス停に向かわなければならない。ここはほぼ毎日強風と雨という気候で、生きる気力が、外に出るモチベーションが一気に100pt下がる。
「家を出て、公共交通機関を使って、どこかへ行く」ことのハードルが、東京のちょうど100倍高い。
ねえ東京メトロ、あたし達の出会いを覚えてる?あなたが恋しいよ。

③コンビニ
夜に(あれが無性に食べたいな)と思っても食べ物を買いに行けない。そもそも夜一人で歩くのは危険な上に、近くにスーパーもコンビニもないし、そもそも夕方に閉まる。どう足掻いても不可能。なので基本的には数日分の食料をまとめて購入し、先読みして食べるものを考えなければならない。そしてそれ以外の物は、夜急に思い付いても食べられない。これはまあ無駄遣いや無駄カロリー摂取の予防にもなっているのでいいことではある。例えばここで、夜、急にいい感じの人とか友達と泊まることになったとしてもコンビニに行けない。コンドームもメイク落としもコンタクトケースも何も買えない。もし泊まりたいならスーパーが空いている時間までに互いに意思決定をしなければならない。これもまあ、ある意味ではいい事なのかもしれないけれど。でもあの、土壇場深夜コンビニの楽しさはここには無い。そんなの求めてここに来てないから良いとしても、あれって東京ならではの文化なのかなあ、と思った。(韓国とかもあるのかな?)

ダラダラ書きましたがこんな感じです。勿論全てのヨーロッパの国に当てはまることでも全ての家に当てはまることでも無いので、あくまで私の瑣末なお話です。


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