LASIKやICL手術後に起こるハローグレアとは?その原因と対策【眼科専門医が解説】
LASIKやICL手術後に起こるハローグレアとは?その原因と対策
こんにちは、日本眼科学会認定眼科専門医のDr.LIGHTです。
視力矯正手術を考える際、気になるのはその効果だけでなく、副作用のリスクです。その中でも「ハロー」や「グレア」と呼ばれる症状は、手術を受けた後に一部の患者が経験することのある代表的な視覚的問題です。
本記事では、LASIK(レーシック)やICL(有水晶体眼内レンズ挿入術)手術後に起こるハローグレアについて、その原因、発生頻度、具体的な対策や治療法を詳しく解説していきます。
ハローとグレアとは?
ハロー(halo)とは、光源の周りにぼんやりとした光の輪が見える現象を指します。一方、グレア(glare)は、強い光が眩しく感じられたり、視界を遮るような不快感を伴う状態を指します。
これらは特に夜間や暗い環境で顕著になり、車のヘッドライトや街灯などの強い光源を見た際に体験されやすい症状です。日常生活では、夜間の運転時に視界が妨げられることが多く、不便さや危険を感じることがあります。
LASIKやICL後にハローグレアが発生する理由
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