Chat GPTを使ってみた感想と雑感。
去年の秋くらいから、Chat GPTについてよく耳にしていたけれど、実際に使っている人が周りにいなかったこともあって、興味はあるものの、放置した状態にしていた。
今年の春になって、日本に一時帰国をした時にちょうど日本でも話題になっていて、ワイドショーなんかでワイワイとやっているのを目にして、今度は少し興味を失っていたのだけれど、仲良くさせていただいている方が何かのタイミングで「使い始めた」とおっしゃっていたので、これはちょっと本格的にリサーチして始めてみようという思いに至った。
しばらく使ってみた感想は…。
便利!!
色々な意味で気をつけるべきことはたくさんあるけれど、秘書やアシスタントとしては優秀だと思う。
こちらが苦手なことをやってくれるし、五月雨式にあれやってこれやってと言っても、「あっ、やっぱりこれやって欲しい」とかお願いしても、嫌な顔もせず、文句も言わず淡々と応えてくれる。こっちの指示が悪くても、根気よくやってくれる。なんなら、最後は労ってくれる。相手の反応が気になりすぎる私には、ありがたすぎる。
そして、時にはベテランとしてアドバイスまでくれるし。一人何役なんだ?
びっくりしたのは、感情はないと言われる割には、お礼を言うと励ましてくれたりもする。
(感情がないのは本当だけれど、言葉の繋がりからそういったことを組み立てているのだろう。)
パワハラ上司より、人間的だと思う。
最近は、AIに仕事を奪われるなんてよく聞くけれど、確かにそれはあるかもなーと思った。
ただ、それって技術が進歩していく過程でいつもどこかで言われていたことではないだろうか?
古くはコピー機だってそうだし、ワープロとか、パソコンだってそうだ。
今では私たちが当たり前に使っている物に仕事を奪われた人は過去に沢山いたはずだ。
例えば製造業の人だって、便利なシステムができて人があまり必要がなくなって労働時間が短縮されてとなってきたはず。
それでも、その業務に携わり続けられた人だっている。
いつの時代にも、新しい技術に仕事を奪われる人、奪われない人というのは存在していて、新しい技術のお陰で新たなチャンスに恵まれる人だっている。
「AIに仕事を奪われるのではなく、AIに精通した人が仕事を奪う。」
みたいなことをどこかの会社の社長が言っていたらしい。
まさにその通りだなと思う。
使われる側になるか、使う側になるか、全く関わらない人になるか。
既存の仕事は新しい技術に奪われるかもしれないけれど、新しい技術は新しい仕事も生んでいると思う。