配る為のDVDの チェック方法 2021
DVDをコピーして配ってみたら「再生できない!」とならないための事前チェック方法をお伝えします。
1.実際のプレイヤーで再生します。
実はこれが結構重要だったりします。パソコンでは再生できるけど、DVDプレイヤーで再生できなかった。なんてことは普通にありえます。DVDはDVDプレイヤーで再生できてこそ意味がありますので、パソコンで作ったものをパソコンだけで確認せずに実機で確認しましょう。
-1.早送りで再生します。 重要度 ★★★★★
データの書き込み安定度チェック
この確認で、まずは再生できるかどうか、次に、データ書き込みが安定しているかの確認ができます。
早送り再生がうまくできない場合はDVDデータのエラーレートが高い場合があるので、DVDメディア・ライティングドライブ・ライティングソフトの変更でスムーズに早送りができるようになるまで作り直しましょう。
-2.オーディオモードの確認 重要度 ★★☆☆☆
DVDにはLPCM(高音質)・ドルビーデジタル(AC3)・MP2の3つの音声モードがあります。
問題なければドルビーデジタル(AC3)を選択しましょう。MP2はまれに不具合を起こすplayerがあるようです。
-3.ビットレートの確認 重要度 ★☆☆☆☆
DVDの映像が極端に汚い場合はビットレートがうまく調整できていない可能性があります。
DVD規格内でDVD-Videoを作成する場合は、入力されるオーサリング前の映像・音声の合計ビットレートを9.8Mbps(9848kbps)以内に収める必要があります。
プレイヤーによってはビットレート表示できるものもあります。例えば30分未満のDVDで1Mbps~3Mbpsでは明らかにビットレートが低すぎます。もう少しきれいなDVD作成ができます。
一部大手のDVD変換はビットレートが異常に低いケースがありました。映像のDVD変換を依頼される場合は知識豊富な専門業者がいいでしょう。
2.パソコンでコピーできるか試す。
テレビ放送だったり、市販品はコピーができないようにプロテクトが施されています。そういったコピーガードがかかっているDVDのプロテクトを外す行為は違法ですのでやめましょう。
-1.PCでコピーできなければコピーガードがかかっている可能性があります。(CSS、CPRMなど)
-2.DVDデータの書き込みに問題がある場合がある。
もう一度作ってもコピーができない場合は、メディアを変えます。それでもできない場合はドライブが壊れている可能性があります。
3.パソコンでDVDの構造を確認する。
ImgBurnというフリーソフトでDVDの構造が確認できます。
-1.ラベルが文字化けしていないか。
-2.実装ID 「UDF Image Creator」の場合は要注意!
-3.ファイルシステム 「ISO9660+UDF1.02」が基本
-4.State of Last Session: Complete
ラベルが文字化けするのはソフトが日本語対応していない時におこります。DVDStylerで日本語のディスク名をつけると文字化けしますので1バイト英数文字で名前を付けてください。
実装ID 「UDF Image Creator」はワンダーシェアのソフトでDVDを作っている可能性があります。シャープ・アクオスのレコーダーで再生確認をしましょう。
ファイルシステム:ISO9660、joliet、UDF1.50 MACの標準機能でDVDを作成するとこの形になりますが、東芝のレコーダーで再生できなくなります。「ISO9660+UDF1.02」以外のファイルシステムは要注意です。
最後に、State of Last Sessionですが、ここがきれいに出来ていないと再生不良を起こすplayerがあります。「inComplete」「Empty」「damaged」などの表示が出る場合はDVDを作り直すことをお勧めします。
以上!人に配るDVDマスターを作ったときに、そのマスターが配布に適しているかをチェックする項目でした。
DVDコピー専門店 アイブライトでは上記の確認をすべて行ったうえでDVD複製をしています。これにより99.9%の成功率でDVDコピーを行っています。