おしゃれなお店は刹那、スーパーのお惣菜は永遠。
千代田線に乗ってます。
書いたり書かなかったり、でも、期間が空きすぎない感じだったり。付かず離れず。川崎麻世とカイヤみたい。でも、そんなに険悪ではない(そもそもあの2人はどんな関係なのかはもはやわからない)。
この間、舞台を観に行った。五反田団『偉大なる生活の冒険』。昨日千秋楽を迎えたようで。
主人公見てると、軽やかにヘビーだったというか、人ごとのようでそんなに人ごとじゃないというか、共感してないのになんか妙に親近感わいちゃうというか。
あれだな、森鴎外の『舞姫』に触れてたときと同じ感じ。辻仁成の小説の主人公に抱く気持ちと同じ感じ。
ただ、なんか、種類は違う。わりともっと深刻ではあって。虚無か虚無か虚無か、虚無か。でも、人としての温もりだけは、誤作動起こしながらも機能はなんとかしていて、それがとても人間らしくて、ほっとけない感じがして。
どうにかなるだろうなって思っちゃダメなのに、どうにかなるだろうなって思わせてしまう舞台だった。
それと、出演者直筆のコメントがあったチラシ?がすごく楽しかった。
どんなお惣菜が好きかで盛り上がれるって絶対楽しい。子供の頃に毛虫踏んだ話でゲラゲラ笑えるって絶対楽しい。そういうことで笑いあえる人たちだから、こういう舞台になったんだとも、思ったり。
なんかさ。おしゃれなお店とかインスタ映えのお店とか、それはそれで楽しい部分もあるけど、大してインスタ映えもしないスーパーのお惣菜で盛り上がれる人の方が絶対楽しく過ごせる気がするんだ。
なんてのかな、おしゃれなお店は刹那、スーパーのお惣菜は永遠。なんかそんな感じがする。
(一応だけど、補足で、どっちも必要。おしゃれな感じもスーパーの親しみ感も)
これはたぶん、子供の頃に作ってくれたお母さんなりお父さんなりおばあちゃんなり、その頃の身近な誰かの料理とかにも似ている。
育った味というか、慣れ親しんだ味というか。背伸びしないありのままの味。一人暮らしとかしていたら、スーパーのお惣菜だってそうなる。
そういうことで盛り上がれるって、すごく幸せなことなんじゃないか。というか、すごくそれやりたい。笑
こういう、なんか人間っぽいことがいいなぁって、思う。
さてさて。乗換駅がもうすぐ。
いろんなものみたいな。いろんなもの。
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