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飛行機の座席どこにする問題【国際線編】

国際線エコノミーの長時間フライト、きついですよね!!

昔は全員空港のカウンターでチェックイン。その時に座席を交渉するのが普通でしたが、デジタル化が進み、個人がオンラインで航空券や座席指定、オンラインチェックインなどできることで、椅子取りゲームは情報戦となって参りました。

ということで今回は、長距離を安い料金で如何に快適に過ごすか、エコノミーの座席どうする?問題を取り上げてみようと思います。
個人の好みもありますので、私のおすすめ程度に読んでいただければ嬉しいです。


座席名称定義

このページで使用する座席名称をここに定義します。
下記画像は一般的なエコノミークラスの座席です。

国際線の座席並び

国際線は、ほぼほぼ
窓側3-島中4-窓側3
🔲🔲🔲 🔲🔲🔲🔲 🔲🔲🔲

窓側2-島中3〜4-窓側2
🔲🔲 🔲🔲🔲 🔲🔲
🔲🔲 🔲🔲🔲🔲 🔲🔲
が多いと思います。

もし自分の搭乗する詳しい配列を知りたい場合は、Seat Guruで検索するのがおすすめです。

私の結論

詳細長いと何の話かわからなくなるので、結論から先に言います。
追って詳細をご説明します。

島中の通路席(DH)優先で取ります。

取り方の順序としては
①座席が無料で早く取れる場合はすぐ取る
②座席が有料且つオンラインチェックインできる環境なら、オンラインチェックイン前に座席指定された数で搭乗人数を把握し、取れる目星をつけておく
③オンラインチェックイン開始時間にオンラインチェックインし、座席を無料指定
指定する優先順位
島中の通路(DH)
>窓側の通路(CJ)>前方>窓側(AL)>窓側の中央(BK)>島中の中央(EG)
です!
島中の通路席(DH)は、隣が島中中央不人気席なので、乗客人数が少ない場合は隣が空く可能性が多く、隣がいてもその人が出たい場合に1人だけ通せば良いです。
窓側の通路席は窓際と中央2人分トイレに立つのでちょっと忙しいです。
※オンラインチェックインで指定しておいて、空港カウンターチェックイン中に乗客人数の様子を見て後方に座席を変更する人もいます。私はめんどくさいのでやったことないです。

座席のリクエストの仕方

これは旅行会社手配、個人手配か、どの航空会社を使うかで違ってきます。
基本的に
1.課金して座席を早く取れる人、フライトステータスが高い人
2.オンラインチェックインが個人でできる人
3.当日空港のチェックインカウンターでチェックインする人
の順で決まります。

※1.旅行会社手配の場合、団体チケットで格安で購入することが多いため、オンラインチェックインはできず、当日空港のカウンターチェックイン時に座席が決まります。
※2.LCCはオンラインチェックインなどできないところがあるそうです。その場合は3.に該当するため早めに空港に行きましょう。

1.の課金は航空会社ごとに違い、数百円から数千円課金すれば座席指定が取れます。
航空会社によってはチケットの料金を支払ったらすぐに取れるところもありますので、チケットを取ったらまず調べてみましょう。
フライトステータスが高い人は、その通り、AやBなど、ちょっと高めのステータスでチケットを取った人。中には高いステータスで取れば課金せずに座席指定できます。

2.オンラインチェックインは、出発時間の24〜48時間前にできます。この時に座席を取れば課金せずに無料で座席指定ができます。
チェックイン時間は航空会社によって違うので、調べてみてください。
最近は各航空会社のアプリをDLすれば、「⚪︎時間後にチェックイン可能」と出してくれるところが多いです。
なので、無料で良い席を取りたい人はオンラインチェックイン時間と同時にチェックインして椅子取りゲームをしましょう。
私はこのパターンです。
旅行会社手配だとしても、頂いた予約番号が団体ではない場合があり、この場合はオンラインチェックインができたりします。
バウチャーが送られてきた時に、一度航空会社のサイトに予約番号を入れて確認してみることをお勧めします。

3.になってしまった場合は、カウンターにいる職員次第なところが大きいいです。こちらのリクエストを一切聞かずに強制的に座席を決めてくる人もいれば、聞いてくれる人もいます。
日本の空港ではあまり通用しませんが、海外の空港では、いかにも楽しい感じを出してニコニコしながら「座席って⚪︎⚪︎がリクエストできればとっても嬉しいんですけど☺️」と笑顔を絶やさず優しくリクエストしてみると結構成功したりします。
成功した時はとにかく大袈裟に喜んでありがとうと伝えましょう。
ケチー!とかクソー!とかあまり言わずに。

座席はどこがいいか?

人それぞれだと思いますが、パターン別に紹介していきたいと思います。
お好みの座席を獲得するために
座席指定画面が閲覧できる人(オンラインチェックインができる人)
・時々混雑状況を確認すると良いと思います。
当日でないとわからない人(団体ツアーなどで当日空港でチェックインの人)
・チェックインカウンターで本日の混雑状況を聞いてみて決めると良いと思います。

前方か後方か

私はなんとなくですが、前方の方が好きです。
・早く降りたい人は前方?
その通りですが、ファースト>ビジネス>エコノミーの順で降りるし、受託荷物がある場合はそんなに早く出てこないからどちらでもいいと思っています。
・左側通路(CDの間)が早く降りれる?
これはケースバイケースです。
飛行機は乗客出口が左側通路に面しているため、右側通路(HJの間)のほうが降りるのが遅い。と思われがちですが、左側通路の人が右側通路の人に先を多く譲ったり、体が不自由な人がいたり、荷物が大きくてもたついてる人がいたり、子供がぐずってたり、CAが左通路右通路順番に下ろしてたりと色々あるので、一概に言えません。
・後方の方が早く搭乗できる?
最近は航空会社や搭乗する飛行機によります。後方から順に搭乗するパターン、島中から先に搭乗するパターン、座席中央や窓側から先に搭乗させ、通路側が最後に搭乗するパターンもあります。
早く搭乗した方が自分の荷物を自分の座席頭上の荷物入れに入れられるので、どうしても頭上に荷物を入れたい人は、後方の中央や窓側の席を取るのが良いのかなと思いますが、中央は嫌われる座席ですね。
・前方から機内食がサーブされる?
後方に座ると最後に配膳されるため選ばせてもらえない。などもありますが、航空会社によって、前方から配膳、中央から配膳、後方から配膳と違うので、なんとも言えないです。
・当日チェックインは前方から埋めていく
特にリクエストがなければ当日チェックインは前方の空いている席から埋めていく傾向があるそうです。
なので、乗客が少ない路線は後方が空いている可能性があります。

窓側(AL)

メリット
・景色が良い(夜便だと無意味)
・窓側のスペースを自由に使える
デメリット
・寒い(空調のせいなのか窓からの冷気なのか)
・トイレに行く時隣の人を起こさないといけない

窓側はトイレ問題が大きいので、そこをよく考えます。
以前窓側取ったら隣が爆睡して全然起きない人だったり、横にも縦にも大きくて足の悪いお爺さんが中央に座ってて、トイレのために立たせるのも申し訳なかったりしました。このお爺さん、バルクヘッド勧められたのに私と話したかったらしくずっと話しかけてきて面白かったけどトイレがきつかったです。

ということで、私は3列で同行者2人いれば窓側ジャンケン、
同行者1人で3列は同行者の意見も聞きつつ私は通路側を取りたいです。2列席の場合は2人で窓側とります。
一人旅の場合、復路、夜便、旅の疲れで爆睡できる自信があるなど、トイレほぼ立たなそうな場合は窓側を取ります。
復路は大体疲れてて機内食の時しか起きていません。

通路側(CDHJ)

長距離便の安全牌。
メリット
・出入り自由!
デメリット
・人が通ると落ち着かない

結論にも書きましたが、私は島中通路席派です。
ギャレに飲み物やお菓子取りに行ったり、ちょっと空いているスペースに出て運動したり、トイレ近かったり歯磨きしたかったり、トイレ混雑の様子も見たいので。

窓側中央(BK)

これは2人で乗る人が割り振られがちですね。
私も同行者がいる時以外は座ったことがありません。
窓側で3人全員他人だったというケースにであったことはありません。
あえて1人で窓側中央をとると、通路側、窓側どちらかが空いて自由に使える可能性もありますが、よっぽどガラ空き路線でない限り島中より希望はないと思います。

島中中央(EG)

こちらはほぼ空席なし路線で空港カウンターでチェックインした人(団体ツアーとか)が配置されがちな場所ですが、乗客の入り具合で隣席も使える可能性が一番高いです。
というのも、島中中央に取れば、隣の島中中央または通路側席は敬遠されがちです。
空港チェックインカウンターで乗客は何%くらい乗っているか聞いて、もし70%以下の客入りでしたら、後方島中中央をリクエストすると、ラッキーなら片方が、もっとラッキーなら両方が空いて究極3席使えます!!
玄人&ギャンブラー形ですね!
これは団体旅行でご一緒した旅慣れたご婦人に聞いた策です。彼女はこの策で往路は3席使っていました。

バルクヘッド

「バルクヘッド」とは、トイレやギャレ(CAさんが仕事して機内食出したり飲み物出すところ)の後ろで、前の座席がない席のことです。
メリット
・目の前に人がいないから座席倒されることがない
・足元が広い
デメリット
・課金席の場合高くて人気
・離着陸時CAさんが向かい側に座る作りの場合、何か圧がある。
・離着陸時荷物は座席上の棚に入れなければいけない
・だいたい肘掛けが上がらない
・肘掛けから机が出てくるの出しづらい。手挟みがち
・窓側のバルクヘッドは緊急の場合介助を頼まれるので、国際線の場合英語が最低限話せる必要がある。話せないと他の席へ移動させられる可能性がある。
・島中のバルクヘッドの場合、ベビーベッドが付けられる機体が多く、赤ちゃんの隣になる場合がある。(長距離で数十時間ギャン泣きされると赤さんも辛いが私も辛い)
あと、バルクヘッドではない座席をとった赤ちゃん同伴のご家族に席を譲ってほしいと言われることもあります。
※バルクだけでなく、窓側でも小さいお子さんがいるご家族に窓際の席を譲ってもらえないか打診されることがあります。

一番後ろ

一番後ろとは、今回は後ろにトイレやギャレがあって自分の後ろには座席がないことを指します。
メリット
・後ろに人がいないので座席倒し放題。
※倒しても壁に当たって通常より倒れない飛行機もあります。
デメリット
・後ろがトイレやギャレなので色々うるさい。
・トイレに並んでたりすると、始終人が近くにいることになります。
トイレを流す音もいつも聞こえます。シュウウゥゥゥゥゥゥーーーー…ゾッ!ていうやつ
・機内食サーブ付近になると後ろでCAさんがバタバタします
・航空会社にもよりますが、CAさんがギャレで元気におしゃべりしています

後方の一番後ろ子連れに人気

ママさんブログやYoutubeで最近お勧めされている席です。
理由はトイレやギャレに近い、子供が叫んでも後方なら周りに迷惑がかかりづらい、自分の子が叫んでても隣の子も叫んでるからお互い様感が高い、もし何かあったらCAさんの助けをすぐにもらえるからです。

特に家族で長期休暇が取りやすい夏休みや正月、GWで、家族で行きやすいアジアやオーストラリアのような中距離、ハワイ路線なんかは子供が多いので後方が幼稚園状態になることがあります。

バルクヘッド以外、後方は家族連れが多いので、ご家族でご旅行なら後方を選択、一方子供の声が気になる方は避けたほうがいいかなと思いました。

以上。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
読んでくださった方の参考になれば嬉しいです。


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