やらない理由探ししていませんか?
「行動を起こすこと」というテーマでお話したいと思います。行動を起こすことに何の躊躇もなく、「これやっといて」というセリフに対してすら、何の疑問も持たず、「はい喜んで」という人がいます。
広義では勝率があがるし、経験を積むという面もあるし、そして何よりその人の周囲の人がその人を行動力のある人だと思う、という面でも非常に+が多いと思います。これほどプラスが多いのは確実ではありますが、中でも最後の周囲の人の反応というものが、この行動力と密接に関わってきます。
人生というバトルフィールドでは、渡り歩くのに最低限持っていないと一定のタイミングで、大変面倒なこと、苦労することがあるという武器があります。
その武器はいくつか「しか」ないのですが、この武器の一つに、「いちはやく、人は一人では生きていない」ということを理解することがあります。
その意味ではこの最後の周囲の反応というものが大きな武器となることがあります。
人は他人のかかわりの中で生きている、子供が親の力なしでは生きていけない、というごく当たり前の話から始まり、仕事は一人では受注から納品までは非常に大変になるということ、道路は誰かが作ったものであるということ、街に人がいること、ということが精神的な支えになることがあるということ、というよくよく考えると的な話まで、とにかく、人は一人では生きていないということに帰結します。
と、なりますと、やはり、その人を取り巻く人の印象というのは、その人の人生に大きな影響をもたらします。
積極性という、印象を持たれているということは、誰かが、「ああ、これ、この間、ハイ喜んで」と言っていたあの人に頼むか、となる可能性があります。そうなりますと声がかかりやすくなり、どういう方面かは置いておいてチャンスが増えることになります。
チャンスが増えればストレスも増えますが、その分、人、お金が集まりやすくなり、その人の人生は楽しくなる可能性が高まります。
他方、行動することに躊躇いがでて、「やらない理由探し」をする人がいます。
例えば、いつまでに企画を100個考えるというテーマですと、100個も考えてどうするんですか?100個の中で使うのは1個なんだから20個くらいでいいのでは?
そもそもどうやって100個も探すんですか?
やらない理由をたくさん持ってきて、それこそ1時間くらいかけて、こういう理由だから、探せないんですよという方がいます。
その理由に合理性があったとしても、結局企画ができないことに変わりはなく、このやらない理由通りだとしても物事は先に進みません。
それであれば、まずやってみて、そこから考えてみる、という習慣を身につけておくと、例えば数パーセントであっても何かが変わる可能性がそこにはあるのです。
何かが変わらなくても、100個考えたという経験は残りますし、周囲の人はあの人は100個考えたという風に思うでしょう。
何もしないと何もありませんし、何かをすると何かが残ります。
これは大きな一歩となるのです。