【読了】天眼の神子姫 総括
全三巻を読んだ総括を綴ってゆきます。
二巻以降は↓から。
本編を読んで間が空いてしまったのと、一気読みしてしまったので記憶があいまいですが、感想として記録します。
2巻以降の大きな目的は、ブランシェが神子姫として覚醒し、レイヴンを人間に戻すことです。
初代神子姫はそれが出来るような記述が残っていたからですね。
2巻ではレイヴンの元同僚クリスが登場します。
クリスは死亡していて、それがレイヴンのトラウマになっています。
クリスは神子姫候補で、両親からも期待を受けていた人物なのですが、神子姫にはなれず、くすぶっていました。
クリスが生存していたのは、レイヴンと同様、吸血鬼の改造実験を受けていたからです。彼の場合、色んな化け物と掛け合わされて、様々な能力が仕えたりします。
クリスは神子姫であるブランシェを恨んでおり、殺意を抱いています。
ブランシェが命の危機にさらされたさい、レイヴンはクリスと対峙し、決別します。
この件でレイヴンは落ち込むのですが、ブランシェが励まし、良い感じになったところでサーナキアが割り込むお約束。
最終巻は、ブランシェが覚醒するために何が必要なのか問われます。
サーナキアによると、初代神子姫が”すねている”とか。
よく分からない理由のため、初代神子姫の子孫である第二王子を依り代に当人から話を聞くことにしました。
それと同時に、サーナキアと同様の強さを誇る吸血鬼、レイヴンや王家を吸血鬼化させた黒幕が登場します。
彼の目的は”同類”を作ること。
そのため、王国内から適性のある人物を選別し、吸血鬼化させ、そうでない者たちは”餌”になる恐ろしい世界が作られようとしていました。
そのため、ブランシェは一旦、レイヴンの実家に避難することになります。
避難先でレイヴンの意外な一面が見られたりと彼との距離も縮まってゆきます。
果たして、ブランシェは王国の危機を救うことができるのか、神子姫として覚醒し、レイヴンを人間に戻すことができるのか、二人の恋の行方は――!?
それは本書を手に取ってお確かめください。