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人事におけるポジション管理とは?何のためにやるの?

最近、人事界隈でも「ポジション管理」という話が聞こえるようになりました。
そこで今回はポジション管理とは何か、何のためにするのか、どのように実施するかについて解説したいと思います。

ポジション管理とは?何のためにするの?

ポジション管理とは、その名の通り、会社や組織におけるポジションを管理することとなります。

目的としては、大きく2つに分けられます。
①会社のあるべき組織の可視化
②サクセッションプラン

1つずつ説明していきますね。

①会社のあるべき組織の可視化

こちらはいわゆる「ジョブ型」の考え方となります。
ジョブ型の人事制度とは、まず会社にとって理想的な組織を設計し、
それに基づき、人材を当てはめていく
考え方です。
適材適所ではなく、適所適材、というような考え方でもあるともいえます。可視化することにより、充足しなければいけないポジションや、
逆にポジションは少ないものの実際に従事している人数が多いポジションなども把握でき、
人員の最適配置や組織設計に役立てることも可能です。

②サクセッションプラン

サクセッションプランとは後継者育成のこととなります。
これまで日本では、終身雇用の考え方が色濃くあり、
新卒で会社に入社したら、定年退職になるまで、その会社にて働き続けるということが多くありました。
その中で、社員を徐々に育成しながら、幹部などの重要ポジションに就任させるということが一般的でした。
ただし、グローバル市場で勝ち抜いていったり、中途採用も増えていく中で、意識的な社員の育成・登用が必要になってきます。
そういった中で、〇〇ポジションの後継者に必要な要件定義、候補者の選抜や育成、モニタリングといったことが必要になってきます


まずはどのようなポジションをサクセッションプラン対象とするかを考え、それに対して、今どのような候補者がいるのかを可視化するという意味でポジション管理は重要と言えます。

ポジション管理ってどうやってやるの?

ポジション管理に関しては、Power Pointやエクセルを用いて
組織図を作成し、管理する方法もあれば、
HR関連のソフトウェアを使用し、管理する方法もあります。
少なくとも1年に1回は見直すようにすることがおすすめです。
また、組織やビジネスの状況が大幅に変わったときも変更をすることが好ましいです。なかなかポジション管理を始めるとなると今いる社員のことを考えなければならなかったりと、ハードルが多々出てきてしまいますが、
まずは現状把握のために、理想的な組織を考え、それに対して今いる社員を当てはめてみる、ということをやってみるのもよいかもしれません。

次回以降、①会社のあるべき組織の可視化(ジョブ型)、②サクセッションプランについてもう少し解説したいと思います。


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