Tonamelの新機能を使って総当たり大会を開いてみた【遊戯王マスターデュエル】
こんにちは!チームEXTRAWINのしらこです。
今回はe-sports大会に出ている人なら知らない人はいないであろう『tonamel』さんの新機能『総当たり戦(リーグ戦)』機能を紹介していきます。
tonamelは遊戯王マスターデュエルプレイヤーにもお馴染みの大会運営ツールです。主催は簡単な設定をするだけで大会を開け、自動で作成される対戦表と参加者の勝敗入力機能によってシステマチックに大会を進められるのが特徴です。
大会って開くの大変そう…というイメージをぶち壊して、誰でも、簡単に大会を開けてしまう画期的なツールなわけですね。
大会を開く上でこれまでも様々な対戦形式を設定でき、トーナメント(シングル、ダブルエリミネーション)、スイスドロー等から選べました。遊戯王マスターデュエルの大会だとシングルエリミネーションのトーナメントがほとんどですね。
今回、新たな対戦形式に待望の
『総当たり戦(リーグ戦)』が追加されたので、さっそくチーム内で大会を開いてみました!
今回の大会ルールはEXWで作成したマスターデュエル特殊ルール『セレクション40』です。
セレクション40は60枚のカードリストから40枚を選択して構築し、戦うルールです。URカードの生成が必要ないため誰でも気軽に参加でき、04環境やデュエルロワイヤルのようなアドバンテージのやりとりが出来る面白いルールです!
このルールでチームEXTRAWIN最強を決めようという大会を開いてみました。
tonamelで総当たり戦大会を開いてみる
まず初めに、イベントを開催するボタンから通常どおり大会ページを作っていきます。
ここでトーナメント形式『総当たり戦』を選択しましょう。ちなみにここに書いている『ブロック戦』は、参加人数が多い場合に総当たりをしていると凄まじい時間になってしまうので、参加者をいくつかのブロックに分けて、その中で総当たりをする設定です。
今回は13人で対戦するので、A、B、2つのブロックで総当たりを行い、各ブロック上位2名を決勝トーナメント進出というルールにしてみました。
(決勝トーナメントは別途大会ページを作成)
次に勝利条件です。1本先取か複数先取か選びます。遊戯王ならシングル戦なら1勝、マッチ戦なら2勝設定ですね。今回は1本勝負にしたいので『1勝』を選択。
勝ち点はデフォルトのまま1点にしました。引き分けが起こりやすいゲームで勝ち負けと差を付けたいなら勝ち2点、引き分け1点、負け0点ですかね。遊戯王だとここは弄ることは少ないと思います。
ここでポイントなのが、『対戦順』設定ですね。対戦順を固定するか、自由に対戦するか、を選べます。総当たりなので、特別順番は関係ないですが初対面の人が参加する大会なら誰から対戦したらいいか分からないですし、相手のタイミングを確認するのが大変なので『順番を固定する』を選ぶとtonamelが相手を選んでくれるのでスムーズになります。
今回は参加者が全員チームメンバー且つ複数日に渡って都合を合わせて対戦をしていく予定なので、やれる人からどんどん試合ができる『対戦順を固定しない』を選びました。
次に『タイブレーカー』設定です。タイブレーカー、なに?
タイブレーカーは総当たりメンバーの順位を決めるための詳細な判定です。これを設定することで、『勝利数同じ人が何人もいるけど、どっちが上なの!?』みたいな事態を防ぐことが出来、しっかり順位付けができます。
例えば4人で総当たりをして、タイブレーク設定は
①勝ち試合数
②GW %
③直接対戦勝利数
にしてみます。
まず①勝ち試合数で見るとA、B、Dは同じ2勝ですが、Cは全敗なのでここでCの4位が確定。じゃあA、B、D誰が一番強いの?を②以降でジャッジして行きます。
GW %というこれまた聞きなれないワードが来ました。簡単に言うと勝率です。マッチ戦で2-1で勝つより2-0で勝った方が評価しますよってことですね。
A、Bは8試合中5勝、Dは9試合中5勝なのでA、Bの方がDより良い成績ですね。これでDの3位が確定します。
最後は直接対決判定です。AとBの場合、直接対決ではAが勝利しているのでAが1位、Bが2位という結果となります。このように、総当たり戦は結果が複雑になってしまいますが、Tonamelの設定とシステムによって自動的に順位を出してくれるので主催が計算する必要が全く無いんですね!
・・・それでは、大会当日。
開始時間になったらトーナメント表を作ります。作ると言ってもほぼ自動なので、ここで細かい設定を変更しない場合はボタンを押すだけです。
A、Bブロックのメンバーが自動で決まります。ランダムでOKであればこのまま確定、メンバーを変更したい場合は
メンバー毎にブロックの振り分け変更も可能です。
ちなみに、画面はトーナメント表とランキングで切り替え可能です。ブロックのメンバーが決まったらトーナメント確定ボタンを押しましょう。
総当たり大会に参加してみる
今回、僕は参加者でもあるので参加者がどのように大会を進めていくのか見てみました。
緑に光ってる部分が自分の結果記入スペースですね。トーナメントと違っていつでも結果入力が出来るようになっています。
今回は対戦順を決めずにチームのdiscordで『次対戦できる人〜?』みたいに呼びかけながら進めました。このように他のツールでコミュニケーションが取れない場合は、画面下に表示されている『次の対戦相手』に従って対戦をしましょう。
対戦時のやりとりはトーナメントと変わりません。相手に挨拶しゲーム上で対戦。
マスターデュエルでは共有ルームが作れるので主催側でルームを作成した参加メンバー全員そこで対戦すればスムーズかもしれませんね。
対戦が終わったら勝敗登録をしましょう。すると先ほどのトーナメント表に自分の結果が反映されます。他の人の状況も一目で見れて良いですね!
そんな感じで全対戦を終えました。
右に勝ち点や順位が表示されてるのが非常に分かりやすい。
そして、ランキングタブを押すと順位が一目瞭然!各ブロック上位2名が決勝トーナメントに進出!
決勝はBO3のトーナメント2本先取にしました。
その結果…..
僕が優勝!リーダーの威厳が保たれました。
【大会結果】余談ですが…上位メンバーの構築
セレクション40はチームEXTRAWIN主催の大会『EXW杯』で今後も開催していきます!前回は賞金も出たってハナシです。参加お待ちしてます!
こんな感じで大会参加者の採用カードランキングもまとめたりしてますよ♪
総当たり戦のレビュー
実際に開催、参加してみて
正直、総当たりめちゃくちゃ面白かった。
対戦数が多いので大会自体の満足感も高いですし、対戦数が増えるとトーナメントよりも強い人が勝ち上がりやすくなると思います。(運も結構絡むからね!)何より総当たりの対戦表を見るとワクワクしますね!他の人の状況も分かるので、最後まで順位が分からないのは燃えます。
そんな中で、主催側の負担はトーナメントと変わらずほとんどないので気軽に開催できるのが流石tonamelと言えます。
追加して欲しい機能を敢えて言うなら、『全体チャット機能』があると更に便利になると思いました。
今回はdiscordでやり取りしつつ進めたので対戦順が自由でもスムーズに進行出来ましたが、普段の大会だと初対面の人が多いのでtonamel外のコミュニケーションツールを使わない限りは『対戦順を固定』になってくると思います。個別メッセージで今から対戦できるか?の確認も出来ますが気づかないことも多いと思うので、参加メンバーが全員見れる全体チャットがあれば『次対戦できる人いますか?』『僕できます。やりましょう』のように効率的に進行出来て良さそうですね!
とは言っても、今の時点でも十分便利かつ楽しめる機能です。マスターデュエルで1本勝負だとあっさり負けて大会終わるの寂しい、、、でもスイスドローだと対戦順が決まってるので時間がかかる、、、そこで総当たりですね!良いとこ取り!
今後総当たり戦形式の大会がマスターデュエルでも増えるんじゃないかな…?
『Tonamelの総当たり戦』一回やったらハマると思うのでみなさんも是非やってみてくださいね〜!