ここ3か月間の詰め込み英語学習の結果と感想
転職活動の文脈で少し英語学習を試みた。一旦区切りがついたので、ここまでの結果をまとめてみる。
やったこと
基礎枠
・単語帳(英検2級用)
・文法(主にネット)
・noteを英語で書く
リスニング枠
・Ted日本語
・CNN
スピーキング枠
・英語のハノン初級
・独り言を英語で言う
トーク枠
・Hellotalk
・オンライン英会話(nativecamp → worldtalk)
結果
まず、リスニングで大きくつまずいた。
昔TOEICの勉強していた時も思ったが、日本にある教材の英語はきれいすぎるので、実際に映画やスピーチを見ても何も理解できない。オンライン英会話の先生にCNNをおすすめされて以降は徐々に成長が感じられるようになったが、正直かなりの時間を浪費したと思う。
また、途中までシャドウイングをあまりやっていなかったのだが、これを始めてから一気に伸びたと思う。なぜ伸びたのか、なぜやっていなかったのかは不明だ。これについてはまた考察して書きたいと思っている。
スピーキングについては話す内容にもよるが、英語のハノン等で見た事のあるパターンに当てはまった場合は普通より少し遅いくらいのペースで話せることもあった。
問題は、話したい内容を伝えられる型がすぐには思いつかない時だ。大体は何回も言い直さないと適切な順序を見つけられない。これは日本語のコミュニケーションでも苦手とする事なので自分としては英語学習の文脈の問題で捉えてはいなかったが、予想通り英語学習でも大きな制約になった。
だが、それと別にもっと重大な問題がある。文法が体に染みついていないので、いずれの場合でも正確な表現になっていない場合があるのだ。オンライン英会話ではアジア系の講師も多く、彼らは些細な文法ミスは気にしないし自身もしていることもある。しかし、西洋の講師はとても正確性を大切にする。しっかり通用する英語力を身に着けるには、文法に対する感覚をもっと磨かなければならなかった。
また、発音も同様だった。アジア人はあくまでもアジアにある子音で発音しているので、日本人の英語はアジア人には聞きとりやすいようだった。また、会話の中ではどうしても内容の推察が出来てしまう。日常会話でlice(しらみ)なんて使わないからだ。その結果、多少のミスはスルーされてしまう。
語学以前の問題として
ここまでは語学の問題だった。
しかし、僕は日本語でもコミュニケーションには課題がある。つまり、質問の意図がすぐに理解できないとき/自分の答えがなんなのかが瞬時にわからない(思い出せない)ときがあることだ。そしてそれは、これまでの考えでは ①自分の思考や行動を一般的(客観的)な言葉で記述できていない、②ものごとを考える/思い出す速度が著しく遅い領域がある ことが原因だ。
これはつまり語学以前の問題で、社会生活を営めるだけの能力がないということだ。(僕はそれは認めたくないので色々と屁理屈じみた対策を講じているが、それもふくめて認めてはいる。)
なので、第二言語で到達可能なレベルは初めから母語のレベルをみれば想定できたわけだ。
副次的に得られたもの
英語学習の結果として、英語以外の部分で改善されたことがいくつかある。
1つが、自分の話を話しきるということだ。日本語は、特に丁寧語などでは語尾のほとんどは意味をもっていないと僕は思っていて、そのため僕は割と後半をはっきりと言わない話し方をしていた。おそらく話を遮られる経験が幼少期に多かった影響もあると思う。しかし、英会話のなかで、「伝わっているか伝わっていないかはさておき最後まで言おう」という姿勢が養われたらしく、最近は日本語の語尾をはっきり言うようになってきた。
もう一つが、文脈から意図を推察することだ。僕はリスニングがとても万全とは言えない状態でオンライン英会話をやっていて、別に失うものはなかったので質問の意味も半分予想で答えていた。しばらくそうしていると、会社での質問に対しても同じように推察しながら聞くようになったらしく、以前よりも的確に応答できる回数が増えたように感じ、聞き直される回数も減った。(的確でない解答を英語でやっているせいで日本語での解答は的確に感じてしまうという側面は差し引いて考える必要があるとは思っている。)
これは逆に言えば、知っているつもりの日本語でも知らない言語と同じような強い姿勢で理解しようとしないと十分には理解できないということだ。この点は意識を続けることが出来れば効果がありそうなので継続したいと思う。
今後どうするか
それが問題で、全然決まっていない。転職活動では結局あまり英語を使っていないし、一旦は今後使う予定もない。なので、能力の向上というジャンルで次を探すならば、先に述べた「語学以前の問題」の解決に専念するのが妥当だが、副次的に得られた2点を除いて特に出来ることがない。
一旦は別の勉強をしようと思っている。