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香港旅行~香港猫的散歩

香港はノスタルジックな街だと思う。
細くて薄暗い路地が多い。薄暗い路地には人々がたたずんでいる。ビルのカラーは古びたパステルカラーで、ビルの外側に張り巡らされた骨組みはなぜかいつまでたっても竹製である。全面ガラス張りの高層ビルが増え、西九龍から尖沙咀、香港島のハーバーサイドあたりの景観はだいぶ変化したように思う。しかし九龍エリアはまだまだ古い建物が多く、街を歩けばノスタルジックな景色が広がっている。

アパートに寄り添うように蔦を伸ばしピンクの花をつけた植物。露店の裏に座って煙草を吸うおじいさん。都会的な大通りからちょっと脇道に目線をそらすと、そこには香港の素顔が見える。
そんな香港の路地を、猫になって歩けたらいいのになと思う。

ほっこりな午後のひとコマ

猫はいい。
狭い路地でも、竹組みの上でも歩いていける。
誰にも咎められず、静かに路地から路地を渡り歩いて、おなかがすいたら近くの食堂のおばさんにご飯をもらおう。
疲れたらペンシルマンションの窓枠を伝って飼い主の家の窓を目指す。部屋に戻って飼い主に今日見た香港を教えてあげるのが待ち遠しい。
そんな猫になりたい。
...とかなんとかロマンチックに語りたくなる街なのだ、香港。




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