所感

最近お題の近くで面白いことを言うのが上手くなった

長考も

大喜る人たちのコメント欄でそんなに上手さでやってないプレイヤーもこっちで言う強いの温度で上手いって評されてるの見て大喜利の強さを技術として捉える考え方が自分の中に発生したけど、お題に近い回答で上位を取ると確かに体を正しく使えている感じがある。柔道🥋。今までと比べてどこが発達したのか考えると、シンプルに落ち着いてるのと、お題というコードを脳内で実行して意味に変換するのが上手くなったのと、面白さの感覚質一つ一つの座標を把握できるようになったのがあると思う。座標を上手く把握できるようになるまでは、面白いと感じたものをひとえに"面白いもの"として評価していて、その質に高い低い等をつけることができていなかった。そんな感じ。

今、ネット大喜利にハマっている。しばらくお笑いに力を入れて大喜利から(一番近い時から比べると)離れていたけど、大喜利天下一武道会で本戦に進出したこと、というよりそこに向けた練習という意識で大喜利の回数を増やしたことをきっかけに、また大喜利、特にネット大喜利が好きになった。去年10月ごろにお笑いに力を入れるようになってから、天文台1部を本気でやらなくなって脱落したりで、大喜利のレギュラーキャラからレアキャラにフェーズが移動した感じがあった。特に生大喜利なんかは(自分に限った話ではなく)それが顕著で、「いつもいる人」から「いつもいる人」への印象・「いつもいる人」から「たまに来る人」への印象・「たまに来る人」から「いつもいる人」への印象・「たまに来る人」から「たまに来る人」への印象というのは全て違うもので、それが多少なりともウケ方に影響しているのも分かる。変な回答において特に。難しいことだけど、結局【いつもいる人→いつもいる人】は変な回答を無視しやすくなってしまう気がして、レアキャラになると、無視されないのかなと思う。

最近抽象的な図として脳内に存在する関数みたいなやつ(物事のパターン)を無理やり言語化してみる。
例えば生大喜利で出題された長文で複雑なことを言っているお題をコードとして完全に脳内で実行し終えたあと、お題から近くて短い言葉でスパッと回答して、大いにウケる。
例えばそれぞれで言うと交流の深くないメンバーをセンスなどを始めとした一本の軸で集めて、後天的に元からあったようなコミュニティにする。
近くで見ているとバラバラに思えるオブジェクトを、遠くから見て、色を馴染ませて、一つの絵にする。そんな感じの物事のパターン。要素を一つずつ持ってきて綺麗にくっつけようという考えではここに至らないと思う。究極に曲線的であろうとすること。これが最近のマイブームで、興味を持って挑戦している。曲線と直線というのもまた少し違うところで脳内に存在していて、これもよく考えている。曲線→感覚、ネット大喜利。直線→理論、お笑い。究極に曲線的というのは、大喜利で言うとボケていない(ツッコミを待っていない)ということで、かもめんたるやジャルジャルなどのコント師のやっていることと近い座標にあると思う。曲線を見せるために、客に当てる部分、笑わせる部分だけ直線にするというのもある。生命の輝きさんと神聖な大木さんとモモスさんの大喜利に強くこれを感じて、最近脳内に発生した。お笑いで面白さを保ったまま勝つことに関してはこれが正解だと思う。対して究極の曲線はお題(お題の世界)に沿いまくるということで、僕はどちらかと言うとこっちを自分の哲学にしている(ことが多い)ので、一見お題から遠いワードを使うことでお題に沿っていないという風に言われると、あなた(直線)の方がお題に嘘をついているのでは?と思うことがある。僕の理想は、完全に曲線であるまま(本当のことを言っているまま)勝手に面白くなっているという状態。ミモザ名前がかなり近いことをやっていると思う。あとおうかさん!
そういう理由で、紹介したネット大喜利の回答がバズって大喜利を好きじゃない人にも届くと、デフォルトで存在している人間のツボにネット大喜利のルートで辿り着くことができているんだなと思って嬉しくなる。生大喜利初心者の人にウケるのも同じ。
なんで生大喜利のレアキャラの話からこんな話になったかというのが感覚的に繋がっているというだけなので説明が難しい!これもまた言語化するとなると、多分「生大喜利の人」と捉えられるようになるまでの流れがまず飛び込む→色が馴染むということだからで、それがそのまま落ち着いてやってウケていくようになることに直結しているから、繋がっているんだと思う。一回の大喜利から界隈への参入そのものまで、というか人生全体まで適応できるのがこの関数だと思う。抽象的なパターンの話って全部そうだし!元々それぞれ単体で存在している色を馴染ませて(あるいは単体のオブジェクトたちから帰納的に意味を決めつけて)最終的に求めているクオリアを導き出すという話でした。


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