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こころとからだのはなし

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#自己肯定感

死にたいという言葉の奥では、生きることを強く願っているし、不調にばかり目を向ける意識の裏には、健康でありたいという強い願いがある。何かに耐えている時、人は、耐えている自分を信じようとしている。不可知な自分という謎と対峙することを迫られるその瞬間、人は自分を愛そうとしている。

東洋医学から見る、「自分を俯瞰で見る」について

東洋医学から見る、「自分を俯瞰で見る」について

先日、人気の東洋医学の治療家であられる久保先生のツイートで、深く頷いた言葉があった。

「日本人1億人以上いる内のたった1人」に煩わされていると考えると、その人が自分の中でそんなに重要だったか?とふと冷静になれる。
たった1人の、さして重要じゃない人に、自分の本心を解って貰おうと、感情・体力・時間を浪費させられるのは悔しいし、実に勿体ない。
俯瞰で見ることが大事だ。

では、俯瞰で見るとはどういう

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強くなりたい人達へ

強くなりたい人達へ

強くなりたい!と、弱い自分を否定する人達。
強くならなきゃ…!と自分とひたすら向き合える人達が、弱い人なはずがないのであるが、そもそも、「弱い人」という区分けは一体誰の都合でされたのでしょう?

所謂強い側の、意見を強く主張出来る側の人達が作り出したマイノリティではないでしょうか。
自分(の本当の願い)を大切に守る為に必要なのは、強さではなく、自分への慈しみと開き直り。
駄目な自分を愛し、誰かに気

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『辛いのはみんな同じ』という助言について

『辛いのはみんな同じ』という助言について

『辛いのはみんは同じ』の一言に打撃を与えられる沢山の人達がいる。
私も例に漏れず、この無責任な一言に沢山の傷を負った一人である。
以前は、傷付いていることにも気が付けず、何だかモヤモヤ〜次第に腹が立ち、でも、そんなこと言われる隙のある自分が悪いんだよなと自責し尽くして、へらへらと笑顔を作り無理矢理話を終わらせていた。
当然、人を傷付ける配慮のない言葉は好きではないし、怖い。
ここ数年、X(旧Twi

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「自分は愛されない人間である」「不幸な人間である」「いつも上手く行かない」なんてことばかり思ったり言ったりしている、そこの君。
強く思えば思うほどその思考を脳は実行に移して、ただの防衛本能なだけの不安や心配が現実になっちゃうよ!
潜在意識をポジティブに利用しよう!

「〇〇になったら嫌だな、〇〇になってしまうかも…」と思ったら、「でも、ならないかもしれないし!そうなってから考えよう!」と、『困難な状況に陥る自分像』を手放す癖をつけましょ。
強不安な時に導き出されるアイデアなんてろくなもんじゃないし(笑)

『誰かを助けたい』の正しい在り方

『誰かを助けたい』の正しい在り方

『誰かを助けたい、力になりたい』という気持ちは自分軸の傲慢な思考。
誰かの力になる…その先にあるのは、困っている誰かでなければならない。
無意識下で、自分の自尊心向上の為に誰かの苦悩を利用するようではいけない。
「してあげたい」より「相手が何を望んでいるか」相手軸で寄り添い見極めよう。
とは言え、やらないよりやる偽善だと思うし、誰かを助けたい!と思うこと自体は素晴らしいことだから、誰かに寄り添いな

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『止まない雨はない』に苦しくなる人達が癒やされる為に

『止まない雨はない』に苦しくなる人達が癒やされる為に

『止まない雨はない』と言う慰めの言葉。
この言葉を発した側は、悩める友人を追い込もうとは微塵にも思っていない。
「不安に思わなくても大丈夫」
「だから今はゆっくり休んで」
純粋に、相手が克服し乗り越える力があることを信じている。
若しくは、経験からかただ漠然とかは分からないが、人生とはそういう風に出来ているのだと思っている。しかし、受け止めた側は、「いつ止むかなんてどうでもいい!今がつらいのに!止

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