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【打倒?ロマンス詐欺・・】探偵活動、一時休止


このnoteでは、ロマンス詐欺により3ヶ月で3500万円をむしりとられたアラフォー女子が、この先同じ思いをする人が一人でも少なくなるよう、自身の体験を当時の心情とともに包み隠さず公開します。


私には夢がある。
Carlと会うことである。
正確には、Carlとして写真を使われていた男性と会うことである。

これまで調べてきたところによると、Carlとして写真を使われていた男性は、どうやらこの世に実在する人物ではあるらしい。
その彼が、今回のロマンス詐欺にどの程度関わっているのか、まさか自分の写真を、パスポート写真含めて送りつけることはないはずなので、私と直接のやりとりをしていた本人である確率はほぼゼロだとして、犯罪行為に使われると知りながら自分の写真を渡す程度の関与をしていたのか、それとも全くの無関係で、ある種彼も被害者なのかは、現時点では全くわからない。

というか、正直そのあたりはどうでもいい。
私はただ、彼に会いたいのだ。

この願望に関しては、私のことをロマンス詐欺被害者界のDIO扱いしてくれた友人たちですら、「え、会ってどうするの・・?(汗)」というリアクションだった。

これに対する私の答えは、いつもこのnoteで書いている通り、嘘偽りなく、カッコつけることもなく、「うーん、付き合いたいかな?」である。

「うーん」と「かな?」がついているのは、やはり写真の上での印象と実物は異なることもあるので、その部分の不確定要素を織り込んだだけで、端的には「会いたい。付き合いたい」である。
見た目が、雰囲気が、もろ好みだからである。それ以上でもそれ以下でもない。

私の考え方が世間的におかしいかどうかは一旦置いておいて、これが今の私がやりたいことの一つだ。

これを実現するために、現実世界ではCarlという名前ではないはずの彼をインターネット上で見つけるところから始めなければならないわけで、そのための第一歩が先日私が行った写真を使ってのリサーチ活動であった。

しかしながら、結果として、現時点での私はその負荷に耐えられず心の元気を失うという事態に陥った。
丸一日、謎の頭痛と吐き気とともに布団から一歩も出られなくなった。

これはつまり、探偵活動を行うのは、今の私には早かったということなのだと解釈している。
探偵をするには、時間と心と、何よりお金の余裕が必要だ。
仮に相手のことを知れたとしても、今の私にはすぐに彼に会いに行ったり、場合によっては自然な出会いを工作したりするもろもろの余裕がない。

そんな状態で中途半端に彼の情報を得てしまい、なおかつ、そもそも3500万円も失っておいて元気いっぱいなのがおかしかったわけで、一旦心身の調子を崩したのは自然な成り行きだったと思う。
むしろ、普段の私は普通の風邪ですら丸2,3日寝込むほど身体が弱いため、今回1日でほぼ回復したことに驚いている。

よく芸能人が、何十億円単位の借金を背負って、完済した途端に大病したというエピソードを聞くが、おそらく借金を返すという明確で差し迫った目標があるうちは、無意識的に心も身体も張っていて、病気になりづらいのだと思う。そして、それがなくなるとともに、どっと疲れが出るのではないだろうか。

今の私も、幸か不幸か、無意識的な張りがあるからこそ1日で回復したのだと考えている。
ただ、これはつまり本来の治癒力ではないということなので、自分の経済状況を軌道に乗せるまでは調子に乗ってはいけない、と大いに反省した。

なので、探偵活動は、一旦休止する。まずは仕事に集中し、稼ぐことだけを考えよう。なるべく早く借金を返して、収入も上げる。
それができてから、彼に会う夢は必ず叶える。
ネット上のCarlは、半年やそこいらで逃げはしない。

私の夢は確かに「何言ってんだおまえ?」と言われても仕方がない自覚はあります。


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