DTAオンライン決戦2022GW、結果発表!
さて、まずはみなさん、急な開催だったにもかかわらず、DTAオンライン決戦2022GWにご参加いただき、ありがとうございます。なんのことだよ、という人はそうね……そういうのがあったんですよ。詳しくは下のツイートからハッシュタグを確認いただくとして、早速色々と結果を見ていきましょう!
といっても、今回は特別長くなる予定なので、できる限り簡潔に進めていきたいと思います。どうぞよければ最後までお付き合いくださいませ。
先にうちの子の結果を知りたい!という方はこちら
今回のルールについて
今回は「アウトサイダースクランブル」という少し特殊なルールを採用しています。
普段のDTAオンライン決戦は、2チームに分かれて、どちらのチームがより多く勝利したかを競う、スプラのフェスみたいなシステムを取っています。ですが今回は「シミュレーション」という形を模しているので、どの陣営も関係なくアウトサイダー隊と戦い、その勝利数を競うという個人戦になっています。
で、このアウトサイダー隊のメンバーがなんと27体。かなりの大所帯なんです。もちろん、アウトサイダー隊全員に勝てる奴なんて存在しないと私は思っているけど、さて、そこのところどうなのでしょう? 私としては、彼女たちのデータをかなり強めに作っている……つもりではあるので、半分以上勝てる奴はいるのかな? という気持ちです。
で、このアウトサイダースクランブル、一応アウトサイダー隊全員のデータもここで公開しておこうかなと思ったのですが、そうすると今後に対策立てられちゃうので、一番盛り上がった試合だけをピックアップして紹介します。大変申し訳ない。でも、これならみんなそれぞれの見せ場もたっぷり楽しんでもらえるかと思います。それでは早速いってみましょう!
注意:正体不明の強制アクセスを受けて、一部DTAのステータスデータが規定値以下になってます。結果が判明次第、お伝えします。
アーテルノーヴィ
戦績:27戦12勝15敗
アーテルノーヴィはやや敗北が多かったものの、おおむね半々で「DTAオンライン決戦の結果といえばこんな感じだよな」というのを体現してくれた、まさにファーストエントリーとしては非常に申し分ないものだと感じました。彼女の敗因の多くが「電力差による敗北」で、平均的かつ前半に割り振ったステータスということで、少なくとも火力か耐久で勝利できる場面が多かったです。攻撃タイプなどの「火力にかなり割り振った相手」や「情報で先手を取れなかった相手」には負けやすい感じでしたね。
その中でも特に盛り上がったのはサクラ戦。サクラとは同じタイプながら、彼女のスキル「グロリアスモード」がしっかりと発動し、火力にバフがかかりました。これが唯一の決め手となり、機動、火力、電力で勝利したサクラが白星。しかしながら、火力はそのわずかなバフを抜けば拮抗、電力も2点差、情報は引き分けていたし、機動も1点差での敗北だったので、ステータス1点の振り分け方やスキルの選択が少しでも違っていたら、この勝負は全く違う展開を見せていたでしょう。
キョウ・打突詩手猛童(だとしてモード)
戦績:27戦16勝11敗
後半3ステータスにバフをかけまくっていたキョウは、全体を通してかなり善戦。前半二つを取らせつつ、後半きっちり差し替えすカウンター戦法で多くのアウトサイダー隊員を薙ぎ倒していきました。特に索敵、妨害タイプには強く、情報や機動に大きくステータスを振っているDTAに対してはほぼ無敗でした。一方で、同じ攻撃タイプのDTAが火力を底上げして応戦してくるとなかなか突破に難儀していました。防御タイプを見据えたスキルだったので、そこではしっかり勝利しながらも、同じパワーファイターには苦戦する印象がありました。
そんな中でも特に目立ったのは、スキルがうまく刺さったドロッセル戦。防御タイプのドロッセルは攻撃タイプのキョウには非常に不利な相手でした。しかしドロッセルはタイプ補正が入り、耐久がちょうど10点までアップ。これにキョウのスキル「金剛破砕」が決まり、3点減らします。情報、機動と相手に取らせますが、タイプ不利によるタイプ補正なしでも火力はドロッセルを凌駕、そしてスキルの効果もあって耐久も突破します。豊富な電力でしっかり差し切って、見事な逆転を決めました。
ヴァーツラフ
戦績:27戦6勝21敗
悪くないステータス配分にも関わらず、アウトサイダー隊との戦闘はかなり不利に回ることが多いDTAでした。情報が高い分、ここで競り負けるとわずかに届かない、という場面が多かったです。相手として不利だった、というだけで、負けやすいDTAという印象はしかしありませんでした。不利なタイプ相手でも必ず何かしらの打点を与えていたように感じます。
特にそれが発揮されたのはスレイプニル戦と祝狐戦。どちらも妨害タイプのDTAで、ヴァーツラフのスキルが発動します。不利タイプということもあり、失ったタイプボーナスの代わりに機動にバフを受ける形となるわけですが、ここでスレイプニル相手にはステータスを同値まで引き上げて引き分けに持ち込むムーブ。祝狐にはなんとそのまま勝利までしています。
スターナビット
戦績:27戦19勝8敗
スキルは+3とありますが、正しくはこれは+4ですね。なので、今回はこちらで修正を行い、+4として計算していきます。
攻撃タイプにめっぽう強いのは、おそらく火力を0としているからでしょう。一方で、攻撃タイプ以外には防戦を強いられる場面が多く見えました。それでも戦績は非常に高く、テクニカルに相手を翻弄する動きを見せました。電力勝負まで持ち込まれてやっと負ける、といった具合の、非常に高い戦力を持つDTAです。
その能力の高さが特に光ったのはレイン戦。補充タイプのレインは、索敵タイプのスターナビットには不利な相手です。加えて、レインのスキル「ドレインサイス」によりもともと高い情報を下げられ、得意ステータスを1点差で負けてしまいます。機動力で持ち返すも、火力では決して勝てません。ですが、ちょうどレインが火力に高い数値を振り分けており、相手の高威力攻撃が空振る形に。耐久、電力をギリギリの勝利をつかみ取りました。
関ヶ原帰りの武蔵ちゃん
戦績:27戦9勝18敗
機動と火力にかなりの数値を割り振った動きの速い大威力DTAで、数値として出してしまうと負けてしまうことが多い様子ですが、同時にかなりの勝負を引き分けに持ち込むことができました。情報でかち合うと特に引き分け率が高く、そうなればタイプ不利でもない限り、高い機動で先手を取り、負け知らずの火力で相手を粉砕する姿が勇ましいものでした。
一番盛り上がったのはアカツキとの闘い。アカツキのスキルがしっかり作動し、火力がアップ。素の火力はお互い12点と非常に高いですが、このスキルによりアカツキがわずかに上回ります。しかし情報と電力がなんと同値。機動では優勢でも、耐久で負けてしまい、この試合は武蔵ちゃんの敗北。しかしながら、彼女のスキルが相手の火力を減らしたり、自分の火力を上げたりするものであれば、結果は真逆のものになっていたでしょう。アルカナのスキルも同様に火力に作用するものだったから勝てていただけで、引き分けていれば負けていました。スキルが大きく結果を左右した試合でした。
迅雷「斬殻零(キリカクレ)」
戦績:27戦12勝15敗
高い耐久で後手に回ってもしっかり押し返すパワーを持ったDTAで、負けるパターンとしては「情報を取られて負け」「攻撃タイプに火力が追い付かず負け」が目立つものの、そんなに敗北の印象がありませんでした。スキルは優秀で、発動すれば生半可な情報特化DTAでも突破できている様子でした。
メーアハイト戦は超接戦で、お互い防御型、耐久のステータスが同値で譲らない状況で引き分けとなり、それでもお互いに相手の耐久を突破できず、最終的に電力の尽きた迅雷『霧殻零』が敗北を喫してしまいました。火力があと1か2あるか、火力バフのスキルがあれば勝利していたことでしょう。
戦場の引っ掻きまわ師『マーヴェ』
戦績:27戦17勝10敗
注釈:強制アクセスデータの一部を修復。データを補正して結果を判定します。修正箇所→火力+1、電力+1
情報、機動を高く設定し、火力と耐久では数値を相手に譲り、電力で決めにいく戦闘スタイル。タイプで得意不得意があるというよりは、「情報で負けると結構ピンチ」「引き分けになると勝ちに持っていけない」という印象がありましたが、それでも半分以上の試合で勝利を飾っていました。
楓戦では、楓のスキルを受けて得意の機動にデバフを受けてしまったにもかかわらず、きっちり勝利を抑えていました。高めの情報戦を取られつつも、デバフを受けてなお機動はギリギリ勝利、続く火力でも今度は低い数値でのギリギリのせめぎ合いを見せました。耐久でさし返されるも、余力が振り分けてあった電力でしっかり相手を抑えて勝利する姿が印象的でした。
これくと(すいカリバー装備)
戦績:27戦22勝5敗
かなり極端なステータス配分をしているうえ、着ている服に「非戦闘員」と書かれているため、かなり不利な戦いを強いられるのでは、と想定されましたが、なんとほとんどの試合を勝ち進んできた猛者でした。情報で勝てれば抜ける試合が多く、引き分けても最後の電力勝負に持ち込んで強引に勝ちを飾る場面が多かったです。ステータスを平均的に割り振ったDTAにはめっぽう強い一方で、情報で負けてしまうと絶対に勝てない、というリスクも抱えていました。
そんな中で一番面白い試合はアルカナとの闘いで、これくとのスキルが唯一発動した場面でもありました。そしてこのスキル発動のおかげでどうにかアルカナを下すことができましたが、そうでなければこの試合、完全に引き分けることとなっていたでしょう。
おき太さん(さばブレード装備)
戦績:27戦13勝14敗
最初の3ステータスで勝利を強引にもぎ取っていくパワーファイターですが、今回のルールでは面白いことに戦績が並でした。先のこれくととは0ステータスの位置が違うだけで、こうも違う結果になるのは非常に興味深いですね。
そんなおき太さんの戦い、リーニエ戦でスキルによるギリギリの勝利や、シフォン戦で逆にスキルを受けての敗北など、ユニークなものが多かったですが、特に興味深いのはシュペルリング戦の機動ステータス勝負。お互いタイプでの優劣はありませんが、シュペルリングが妨害タイプ。おき太さんのスキル「さばじゃねぇですってば!」が発動し、機動が14までアップします。一方でシュペルリングのスキルも発動、相手の機動が10以上なので-3点のデバフです。こうして機動が11まで下がったおき太さんですが、なんとシュペルリングの機動もタイプ補正を入れてちょうど11。この引き分けが響いてこの試合を落としてしまいました。
迅弖&鋼鎚(大型機)
戦績:27戦13勝13敗1分け?
ここで今回初の大型機が参戦してきました。スキルも「スキルバニッシュ」で、これは相手が自分にとって不利なタイプの場合に、相手のスキルを無効にするというもの。防御タイプはスキルなしでの戦闘を強いられることとなりました。
クラネア戦はしかし今回の決戦の中でも特にわけがわからない戦いで、まず両者タイプの優劣はありません。クラネアがスキル「フォビア招来」で自分の火力を底上げします。情報戦ではクラネアが先手を取りますが、機動はお互いに同値。火力勝負はもちろん迅弖&鋼鎚が勝利します。しかし問題はここからで、なんと耐久も電力も同値で、引き分けに持ち込まれました。機動でどちらかが上回っていればよかったのですが、お互いの攻撃が同時に相手にぶつかります。クラネアは素のステータスであれば迅弖&鋼鎚と同値で貫通しないのですが、スキルによる底上げが発生しているので貫通、迅弖&鋼鎚の攻撃もしっかりクラネアを叩きます。電力ではお互い互角なので、さて、この試合の結果を「完全に引き分け」とするか、「スキルがなければクラネアの攻撃はギリギリ通っていないから、どちらかといえば迅弖&鋼鎚の勝ちだ」とするかの判断は、皆さんにゆだねましょう。
セイバーさん(新)
戦績:27戦19勝8敗
機動、火力、耐久と高水準を持つDTAで、電力勝負に行き着く前に差し切る形の勝負が多かったです。引き分けに関しても、しっかりと先手を取るか、先手を取られても高い耐久で打ち返すだけのタフさがありました。王道というだけであって、非常に強敵と言えます。スキルも相手に左右されず、ほぼ必ず発動するため、シンプルながらに心強いものでした。
そんな彼女にも面白い試合はあり、それがシフォン戦でした。情報、機動と先手を取りながら、火力はシフォンのスキルによって弱体化させられ拮抗、耐久と電力を落として引き分けへと続きます。先手を取れたセイバーさんでしたが、弱体化を受けた火力ではシフォンの硬い殻を破れず、1点差で相手の攻撃を許して敗北し、決着となりました。
皐月(妖変生発動時)
戦績:27戦7勝20敗
情報、電力を捨て、かなり火力に割り振られたDTAで、負けてしまった試合が多いながらも、動きの遅い相手に対しては確実に倒しに行けるポテンシャルをしかし有していました。少しスピードのある相手は苦手、という感じでしたね。また、クラネアとヴォルキア戦では引き分けになりながらも「これは本当に負けてるのか?」と思えました。お互い機動同値で殴り合って、お互いに相手の耐久を貫通するも、皐月の火力の方が多くダメージを与えていたからです。
注目したいのはシフォン戦。シフォンは攻撃タイプながら高い耐久を持ち、機動が低い代わりに火力も電力も申し分なく、またスキルも攻撃タイプに火力デバフを与えてくるものです。シフォンと皐月の戦いは引き分け戦に突入し、皐月が先手を取りますがシフォンのスキルによりデバフがかけられます。しかし皐月のスキルも、火力の数値もそんなのを意に介さないほど強く、高耐久のシフォンを軽々と打ち砕いたのです。
ヒイロ(モードA)
戦績:27戦12勝15敗
今回唯一の変形システムを持つDTAで、その際の勝敗結果はモードBの勝敗結果に依存することとなりました。また、1試合「これどっちが勝ってるの?」という引き分け試合がありましたが、これは「どちらも勝っていない」という結果を考慮し、敗北扱いとなりました。
防御タイプのメーアハイト戦では、ヒイロのスキル「モードシフト」が大活躍しました。対峙した瞬間、ヒイロはモードAからモードBへとチェンジ、メーアハイトはスキルで火力を底上げしますが、それでもヒイロの火力には敵いません。その上で、ヒイロ(モードB)のスキルが重ねて発動。1点負けていた耐久がスキルにより大きく底上げされ、メーアハイトを見事突破しました。
ヒイロ(モードB)
戦績:27戦15勝12敗
こちらのヒイロには変形システムは組み込まれておらず、運用想定としては「モードAで変形したら、その相手に確実に勝利する」という感じでした。それでも総合戦績がモードAより良いのは、今回のルール「アウトサイダースクランブル」によるもので、アウトサイダー隊が攻撃、妨害タイプのDTAが多かったからと言えるでしょう。特に引き分けに持ち込めると、攻撃タイプにはもちろん打ち勝ち、並大抵の火力ではヒイロに届かないため、非常に強力でした。
そんなヒイロ(モードB)が奇しくも勝利したシーンが、攻撃タイプのヴォルキアとの戦い。情報では先手を取られますが、機動力はどちらも互角。火力はヴォルキアをわずかに上回りますが、ヴォルキアのタイプ補正が入っていれば引き分けていたところです。耐久は超えますが、電力はまた1点差で落としてしまいます。ここでお互い2勝なので引き分けに持ち込まれ、タイプ有利からヒイロが勝利します。ステータスの絶妙な噛み合いが勝利を呼んだ瞬間でした。
クラリス
戦績:27戦7勝20敗
火力、耐久、電力が平均を下回り、どこかで取れないと返せない場面が多かったDTAです。しかしながら、その三つのどこかのステータスに重く振っている相手だと勝利の可能性は跳ね上がった印象もありました。引き分けが少なく、引き分けた場合は競り勝つか競り負けるか、といった様子で、特に先輩戦などはステータスの噛み合いもあり、超過ダメージが1点差と2点差でかなり激しい戦いとなりました。しかしながら、その試合は電力を参照するので、今回は敗北としてカウントしました。
妨害タイプのアズラとの試合が盛り上がり、ちょうどお互いに機動が7で同値でした。アズラがタイプ補正を受けれず不利に回りますが、スキルによりクラリスの情報も下方修正されます。それでもクラリスの情報数値の方が上回り、加えて耐久でもぎりぎり勝利してその試合を突破することができました。
メイ(Mei-Ying/美櫻)
戦績:27戦16勝10敗1分
タイプの得意・不得意がかなりはっきりしたDTAで、攻撃タイプには無敗の強さを見せていた一方、補充タイプには全く歯が立たないという具合でした。妨害タイプ相手には勝ち越すこともありましたが概ね劣勢で、索敵タイプには勝利する試合が多かったように感じます。というのも、メイのスキルが攻撃タイプを相手にした場合に12点まで上がり、そうでなくとも8点あるので、生半可な火力では突破できないことが大きな要因でした。
面白い試合ではメーアハイト戦で完全に引き分けたところでしょう。情報、機動はお互いに1勝ずつして、火力勝負ではメーアハイトのスキルが入り、逆にメイのスキルが発動せず同値に。耐久、電力に関してもお互い一歩も譲らず、引き分け戦に入ります。機動の高さで先手を取ったメーアハイトの攻撃はメイを貫通せず、返しの一撃を与えるメイの火力もしかし、スキルなしではメーアハイトの耐久を突破できません。電力の勝負に持ち越されたわけですが、ここでもお互い全くの同値となり、引き分けてしまいました。
バイエラ
戦績:27戦11勝16敗
先手必勝を体現したようなDTAで、引き分けに持ち込めれば十中八九相手より素早く動き、高い火力を活かして殴り勝つ戦法を得意としています。その反面、持ち堪えられないと負けてしまう場面も多かったです。また、スキルを入れても10点を超えるステータスがなく、それが弱点であると同時に、相手のスキルをかなり封じることにも成功しており、素のパワーでの戦いが目立ちました。
惜しかったのはセツナ戦で、ここでもきっちりと引き分けに持ち込むのですが、相手の高い機動力に先手を取られてしまい、攻撃を受けていました。
ガーネット
戦績:27戦15勝12敗
センチネル・グローリーのD-phone相手にかなり高い火力を出せるのが特徴で、このスキルを遺憾なく発揮して勝利を飾る試合も多かったです。耐久も高く、攻守ともにバランスの取れたステータス配分をしていますが、同時にそれは火力一辺倒の相手には割と後手に回りやすいというのもあります。機動が6点と平均値で、ここで相手を突破できるかがかなり鍵となっていました。
シフォン戦は両者のスキルがかなり映えた名試合でした。お互い攻撃タイプ、シフォンはセンチネル・グローリー所属なのでガーネットのスキルが発動し、火力が13まで跳ね上がります。しかしシフォンのスキルは、そんな上げた火力を下げるもの。デバフを受けて10点まで火力が下がってしまった状態で戦闘開始。情報はシフォンが優勢ですが、機動ではガーネットが大きく取り返します。問題の火力勝負ですが、ガーネットがタイプ補正やスキル修正を受けて10点、シフォンがタイプ補正を入れて9点と、ギリギリでガーネットに軍配が上がります。先ほど亀をモデルとした速度の遅さが裏目に出たシフォンですが、その分の耐久があり、次はシフォンが取ります。最後の電力勝負は、軌道に振っていなかったシフォンが高い数値を出してガーネットを下してしまい、最終的にシフォン勝利で終わりました。しかし、デバフを受けてなお相手を圧倒できるガーネットの強さがとても光る試合でした。
イグニア・ジ・エンプレス
戦績:27戦13勝14敗
先手で発見して不意打ち、相手の反撃を受けても受け止め、さらに追撃といった、スピードはないものの相手を圧倒するDTAです。威圧感が強く、同等の迫力がないと逃げることも難しい、という雰囲気でとても活躍してくれました。攻撃タイプ相手には特に面白い活躍をしており、なんと攻撃タイプの突破率100%でした。火力がちょうど攻撃タイプの火力を抜くシーンが多く、そうでなくとも情報や耐久でしっかり上回り、引き分けに持ち込めば勝利できるという感じでした。逆に苦手とする妨害タイプには、やはりスピードの遅さが仇となって勝てない場面が、実は一戦を抜いて全てでした。
妨害タイプ相手に勝利できないジンクスを破ったのは終盤、シュペルリング戦。攻撃しては相手の反撃前に離れる、連続一撃離脱作戦をとるシュペルリングですが、それがイグニア・ジ・エンプレスの前には無力。機動は取られるも、情報、火力、耐久でしっかりと上回り、カウンターを決めて勝利しました。
ミドリ(+ハバキリ)
戦績:27戦12勝15敗
高速戦闘やトリッキーな戦術を得意とするDTAですが、スキルがリスト外のもののため、今回は「相手の機動が10以上の時、相手の機動を−3する」という効果として扱うこととなりました。13勝したら記載されたスキルをアレンジし、ミドリの固有スキルとする、という話もありましたが、惜しくも届かず、といった具合でした。
先輩戦はかなりユニークな戦いで、ミドリがタイプ不利で開戦します。情報戦を先に取られましたが、素のステータスだけで機動戦で先輩を圧倒します。火力はステータスだけを見ればミドリが勝利しますが、ここで先輩のスキルが発動し、火力が並びます。そしてなんと残りの耐久と電力も同値で、引き分けてしまいました。ルールに則り、タイプ不利でここはミドリが敗北しますが、タイプを考慮しなければ高い機動力と火力で先輩を上から殴って勝利していたのが悔しいところです。
リアーナ&ブロッケンフェストゥンク(大型機)
戦績:27戦9勝18敗
なかなかに刺さりどころが難しいながらも、かなり善戦したDTAでした。スキルが非常にユニークで、苦手な相手に対して勝てる手段を増やしにいく戦い方は、刺さる時は恐ろしく刺さるもので、特に火力に割り振った妨害タイプなんかはリアーナを相手にしたいとは思わないことでしょう。
今回リアーナは、妨害タイプ相手にかなりの苦戦を強いられました。というのも、大型機のルールとしてVステータスは「タイプ補正」扱いとなっており、不利タイプを相手にしているとここが0になってしまいます。これを契機に、大型機がより活躍できるよう、圧倒的な力を持っていると感じれるよう、ルールの再整備をいたします。
S.E
戦績:27戦20勝7敗
火力が全くないDTAで、ステータスからはかなり情報収集・探索向き、それもスタンドアローン型であることが窺えます。しかしその火力0はかなり有用に作用し、情報、機動、電力で勝ち続ければ、並大抵のD-phoneは容易に圧倒できることが窺えます。一方で、どこかを引き分けてしまったりでもしたら、火力はなく、耐久も低い彼女ではかなり窮地に立たされてしまいがちでした。
そんな彼女が引き分けて負けた相手はジェーンとセツナ、どちらにも火力が通らず返しの一撃で負けています。楓戦も引き分けましたが、ここは面白く、楓もかなり情報収集に特化しているため、お互いに有効打を与えられず、電力差でS.Eが勝利しました。シフォンとは引き分けませんでしたが、やはりピーキーなD-phoneで、お互いステータスの高いところと低いところが逆になっている関係上、電力で決着をつけることになったのですが、ぎりぎり1点差でS.Eの勝利となりました。
えるふごうらい
戦績:27戦12勝15敗
前半は敗戦が目立ちましたが、平均化された数値とスキルによる補助が大きく、しっかりと活躍した印象のあるDTAです。特にセンチネル・グローリー所属の相手に対しては火力が大きく伸びて、攻撃タイプでも圧倒できる場面がありました。
シフォン戦では、情報、起動共に上回って勝利しますが、火力戦ではスキルによって強化した分をきっちり弱体化させられてしまい、そこから3本取られて敗北します。数値もギリギリで、火力が本勝負の分水嶺といったところでした。
ルナベル
戦績:27戦18勝9敗
強制アクセスのソース、強制展開されます。ブラックラビッツの襲撃に備えてください。各員戦闘用意。これは「敵襲」です。
機動、火力、耐久と高水準揃ったDTAで、引き分けになっても速度と火力で敵を圧倒していた他、機動の高さで競り勝って勝利への大きな一歩としていたシーンが多く印象的でした。
リーニエ戦では11点と9点の機動の差で負けてしまい、引き分け戦になりました。先手を取られて攻撃を受けますが、リーニエの火力がスキルを足して、ギリギリルナベルの耐久と同値。先手を取っていたのでここはリーニエの勝利となりましたが、条件が少し違えば一瞬で結果が逆になっていた、本当に一瞬の判断が命を分けた戦いでした。
ウルフ(modeケルベロス:銀牙天駆)
戦績:27戦16勝11敗
火力もさることながら、高速移動が特徴の攻撃タイプDTAです。抜群の機動力を活かして、予測可能回避不可能な攻撃を繰り出すシーンが多く、どんな相手でもある程度以上に戦う様子を見せました。そのため、目立った試合があるというよりは、どの試合も堅実に戦い、勝利を重ねるタイプでした。妨害、攻撃タイプとは競り合いながらも、競り合って勝つことができればその後の突破もなかなかに約束されていたり、引き分けになってもしっかり機動力で上回って先手の一撃を叩き込むことができました。先のブラックラビッツ・ルナベルの戦い方とスタイルが似ていますね。
巨神猟兵(ギガントイェーガー)・さいか
戦績:27戦3勝24敗
大型機との相手を想定した、かなり高火力なDTAです。今回アウトサイダー隊は全員通常だったので、スキルが活躍するシーンは見ることができませんでした。それでも他の追随を許さない高火力と高耐久は、他のステータスどこかで引き分ければ返しの一撃で相手を屠る威力を誇るものです。
シフォンとはステータスの拮抗が面白い試合でした。シフォンのスキルを受けて下がりながらもシフォンを圧倒する火力、わずかにシフォンを超えたさいかの機動、逆にわずかにシフォンに負けた耐久など、総合すると敗北という形になりましたが、素直に敗北とするには惜しいほどのせめぎ合いをしていました。
かたな
戦績:27戦9勝18敗
高い機動力と火力、それに加えて相手を先に発見することで奇襲からの勝利を確実にする先手必勝型のDTAです。しかし一方で、残り二つのステータスの低さから、どこかで負けてしまうと勝率がガクッと落ちる結果になりました。どこか1箇所だけを尖らせた平均的な相手には押し負けつつも、並大抵の相手ならば刀の錆にできるスペックを持ちます。
セツナ戦ではその実力をしっかりと発揮しました。スキルをしっかり発揮し、セツナの高い機動力を下げて上回ることに成功しますが、肝心の火力戦では逆にスキルを発動され、超えられてしまいます。これまでかと思われたところ、電力が同値で引き分けます。お互い攻撃タイプかつ高い機動を持ちますが、セツナの方が大きいです。しかし数値比較の段階でも発動していたスキルが功を奏し、ここで先手を取ったかたなが高火力で相手を薙ぎ倒しました。
テンガイ
戦績:27戦21勝6敗
地道に歩き回りながら、見かけた相手を確実に葬らんとするDTA、といえるステータス配分です。情報と機動のステータスが低く、相手に先手で発見されてしまいすが、防御タイプの高い耐久を活かし、襲ってきた相手を逆に返り討ちにする場面が勇ましかったです。
目立った試合がなかったというより、全体を通してとても目立つ戦い方をしていた、という方が正しいでしょうか。どんなに素早い相手にもひるまず、しっかり応戦する様子は不得意な相手などいないと言わんばかりでしたが、補充タイプは電力の高さにより逃げられて敗北、という場面がたびたび見受けられました。攻撃タイプの火力があったとしても、自身の高い火力と相手の火力にデバフを与えるスキルの相性の良さが輝いていました。
モードヴォルパーティンガー:アップデートパッチver.
戦績:27戦2勝25敗
巨大な電力と高い火力を持った大型機による殴り込みです。ほかのステータスの低さが目立ちますが、耐久を上回るか引き分ければ、不得意タイプ相手でない限り負けることはない、と思えます。とはいえ、攻撃・妨害タイプがやや多めの相手となっており、またスキルも変形先が今回見つからなかったので(もし登録してたけど拾ってもらえなかった、とかだったらごめんなさい。その時は教えてください、再集計します!)、不発になってしまったのが少し痛手に感じました。
そんな彼女でも、先輩には引き分けて勝利します。ちょうど耐久が同値だったことが勝利につながりました。もう一戦の勝利はリィン戦で、やはり耐久値を上回ったことが勝利へと繋がりました。
フランカ
戦績:27戦17勝10敗
大型機で2つのスキルを持ったDTAです。これまで登場した大型機はどれも巨大さをアピールするタイプのものが多かったですが、フランカは素体を活かしつつ、巨大なウィングと手にした武器をしっかり見せてくるスタイルです。ダブルスキルも、とてもこれを良く表現できていると思います。高い機動力が引き分けても先手を取れば確実に勝利できる形をとっており、それをバックアップするスキル選択も優秀だと思います。
そのトリッキーかつ特徴的な戦闘スタイルは最初の3戦、シーア、マレット、ゴウライザーとの闘いですでに証明されており、シーアとは引き分けてから上から殲滅、マレットにはストレート勝利し、ゴウライザーとは拮抗しながらも粘り勝ちする姿を見せてくれました。一方でジェーンなど、平均的な割り振りをした相手を苦手としているらしく、耐久、電力で立て続けに取られてしまう様子もありました。
猟兵(イェーガー)・さいか
戦績:27戦4勝23敗
入れ替えのスキルを持ってさいか再参戦です。ステータス自体は高い機動力で相手を翻弄しつつ、攻撃を受けないように立ち回りながら戦闘を行うスタイルで、消耗戦にも対応できるような感じですね。スキルも不利対面時に入れ替えを行って戦うものですが、このスキルは残念ながらどれも裏目に出てしまいました。入れ替え先は巨神猟兵・さいかで、この結果を反映してあります。
スレイプニル戦では引き分けに持ち込まれます。お互い機動が高く、タイプも同じということで11+1点で、同時に動きました。しかしスレイプニルは偵察がメインということで、情報にステータスが配分されており、火力はさいかの耐久と同値です。一方で高い火力のさいか、易々とスレイプニルの耐久を貫いて勝利を飾りました。
黒龍
戦績:27戦13勝14敗
高い機動力と火力を誇るDTAで、特に火力はスキルもあって同じ攻撃タイプを軽々と超えていく可能性があります。一方で、超高火力の相手が火力を上げるスキルを持っていたり、逆にデバフを与えるスキルを持っていたりすると、一気にピンチに陥る可能性があります。ここをしのげるかが、勝負のポイントになってくるでしょう。
アカツキ戦では、アカツキが高火力の上に自らを強化するスキルで、黒龍の火力に並び、引き分けに持ち込みます。しかし黒龍、素早い身のこなしでアカツキを翻弄し、重たい先手を叩き込むことで勝利を掴みました。
結果発表
結果一覧はこちら
さて、いかがだったでしょうか? たくさんの勝利を重ねた子もいれば、ステータスやスキルが振るわず負けを重ねてしまった子もいます。今回は特殊ルール「アウトサイダースクランブル」として、アウトサイダー隊の面々(軽装モード)と戦ってもらったので、今回結果が悪くても、本当の決戦では別な結果をもたらし、陣営を勝利に導く可能性があることを忘れずにいて欲しいです。
今回、最多勝利数を重ねたのは、ロッシュさんの「これくと(すいカリバー装備)」でした!22勝というアウトサイダー隊の過半数以上を撃滅していったそのパワーは、着ているシャツからは想像もできないほど恐ろしいものでしたね。ロッシュさんには後日、DMにて景品授与のご連絡をさせていただきます。
また、今回ご参加された方々へ、後程カード化した画像データの配布がございます。こちらに関してはもう少しお待ちください。完成次第、ハッシュタグ「DTAオンライン決戦2022GW」にてツイートさせていただきます。
この勝負の結果を受けて、一部スキルの修正、DTAオンライン決戦のルールの再確認、および大型機ルールの再編成を行います。次回ご参加される際はまたお知らせしますので、お待ちください。
余談:DTAオンライン決戦、DTAファッションコンテスト「D-collect」、ミキシング限定(改造禁止)コンテスト「DTAカスタムオンリーコンテスト」、DTA専門同人雑誌「LinkeD」、DTAカードゲーム「デスクトップアーカイブ(仮)」の共同運営、開発、編集者を募集しています。詳しくは@ExtDTAのDMまたはリプライまでお知らせください。
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