杉山清貴 "REALTIME TO PARADISE"

作詞:大津あきら 作曲:杉山清貴 編曲:佐藤準
1987年リリースの同名アルバムの1曲目


蒼い線描く 雲の斜面を今 陽が昇る
夢に迷う度 僕たちの自由は翳るけど

海のガレージを飛び出して
夜明けを突き抜けてく


VAPのオフィシャル動画のクオリティがやや残念だけど、音源をちゃんと聴けば没入感は最高の楽曲。
オメガトライブはシティポップブームでリマスターやLPが発売されたが、この辺りはオメガではないから放置されている感じ。

シティポップブームも冷めてきている感じはあるけど、自分はずーっと杉山清貴を聴いてきているからとくに変化はない。
といっても限られた楽曲を何回も何回も何回も何回も何回も!!聴いている感じである。ファンクラブに入っているわけではない。

"REALTIME TO PARADISE" を聴くと海沿いに佇んでいる感じがして、とくにイントロから没入感がある。
イメージ的にはピーカンではなく、雨が降りそうな曇り空。湿った潮風が吹きつける道を走り抜ける感じだ。

80年代のことは忘れたことがない。思い出が詰まっている。
常にそこに回帰しているから、日常が80年代なのである。
他の80年代フリークにはそれぞれの世界があると思うが、自分の80年代はだいたいこの辺りを中心に渦巻いている。

楽曲を聴くたび、今の時代のことは忘れてしまう。ほとんどタイムスリップとフラッシュバックの世界だ。
そうそう、フラッシュバックというのは映像表現から来ていて、昔は単に回想シーンだったと記憶しているが、現在はPTSDの症状のように言われている。

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