レジバレット解体新書
noteでははじめまして!
Explorerです。
今回は、CL横浜2022で使用し、5戦目で配信卓に出演させて頂いたデッキ「レジバレット」について、解説します。
第1章では、レジバレットの魅力と、様々なレジデッキを紹介します。
第2章では、私が使用したデッキレシピと概要、簡単な使い方を紹介します。
第3章以降は、レジバレットに関する詳しい解説をしますので、1~2章で興味をお持ち頂いた方は、ぜひこちらもご覧下さい。
※第3章以降は有料とさせて頂きます。予めご了承下さい。
※質問や感想は、本noteにコメント下さい。
※本文中のデッキ・カード画像については、ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイト(https://www.pokemon-card.com/)から引用しています。
第1章 レジバレット概論
1.レジ“バレット”とはどんなデッキなのか?
レジ系6体全員がアタッカーとなって戦うデッキです。レジ系6体は、癖があるものの強力なワザを持っているため、全員が戦えることを意識しておく必要があります。
そのため、デッキ名については、意識してレジ“バレット”と発言するようにしています。
2.レジバレットの魅力
魅力はいっぱいあるのですが、特に「アタッカーを使い分け、テクニカルに戦える」ことと、「プレイヤー次第で構築が大きく変化する」ことが魅力的だと思います。
(1)アタッカーを使い分け、テクニカルに戦える
レジ系のポケモンはどれも、一癖あるものの、強力なワザや特性を持っており、これらを使い分けると非常に楽しくゲームをすることができます。
(2)プレイヤー次第で構築が大きく変化する
レジバレットは、バトル場とベンチをレジ6体で埋めるため、レジドラゴ以外のドローソースとなるポケモン(インテレオンやビーダル等)の採用が難しいです。従って、サポートとグッズで展開していくことになりますが、ここでプレイヤー次第で変化が生まれます。
例えば、ドローサポートを多めに入れる型や、確実に展開するためにサーチ系サポートを多めに入れる型等、人によってデッキの回し方が異なります。
また、レジバレットは全員がアタッカー足り得るデッキですが、デッキの回し方や環境に応じて、いずれかのレジに寄せて戦う必要があります。ここもプレイヤー次第で特徴が生まれる点で、特性「竜の秘宝」を活かすためにレジドラゴに寄せる構築や、パルキアVStar対策を優先しつつ、スピード雷エネルギーのドロー力を活かすため、レジエレキに寄せた構築等、レジの枚数や採用理由だけでも、深く考えさせられます。
このように、同じレジバレットであっても、どのようにデッキを回していくのか? どのレジを主軸に据えるのか? によって、全く異なるデッキになります。同じデッキなのに個性が強く反映され、とても面白いデッキだと思います。
3.様々なレジバレット
レジバレットを研究する中で、多くのレジデッキのレシピを見てきました。その中でも、特に面白いと感じたレシピ・記事を、幾つか紹介させて頂きます。
(1)mepoさん(@meponne)のレシピ
バランスが良く、ジムバトル優勝で話題になったレシピ。「ギガスはガチ!」
バーネット博士+キャプチャーエネルギーのパッケージをメインに据えつつ、ドロサポも多く投入されているため、選択肢の多さと安定性を両立しています。また、レジギガス・レジエレキ・レジドラゴが各3枚ずつ投入されており、戦況に応じてアタッカーを選ぶことができれば、有利に戦うことができます。
レジバレット初心者の方は、まずはここから始め、自分の好みにデッキを調整していくと良いかと思います。
(2)223さん(@yuzu0807_223)のレシピと記事
レジギガス・レジエレキ・レジドラゴをメインに据え、この3体が積極的に戦えるよう、エネルギーの枚数が調整されたレシピです。メインではない残りのレジ3体は1枚ずつしか採用されておらず、ヒスイのヘビーボールを4枚投入することで、サイド落ちしても確実に拾ってくるという、画期的な試みがされています。
天照CSでbest16という成績を残されており、詳細な解説や当日のマッチアップは以下のnoteに記載されています。
(3)Jakaさん(@Jaka16234249)のレシピ
私がシティリーグ S6の準決勝で対戦し、刺激を受けたレシピです。
当時はミュウゲノセクトとパルキアインテレオンの2強環境でしたが、その対策としてレジエレキ(s7R)を3枚採用し、ドロー補助兼色付きのエネルギーとしてスピード雷エネルギーが2枚採用されています。
また、サポートはドロー系がほとんどを占め、トレッキングシューズも4枚採用されるなど、レジエレキに寄せる+縦引きに特化したデッキです。
(4)えくれあさん(@9KGgbDGvBLIO7PY)のレシピ
YAGURA杯best4の成績を残した、通称「歩きスマホ型」。
ユウリとバーネット博士4枚ずつに加え、ポケギアも4枚投入される等、特定のサポートを使って2ターン目から確実に攻撃したいという意思を強く感じるレシピです。歩きスマホ型という名称に囚われがちですが、スマホロトムはトレッキングシューズ以外にも、特性「竜の秘宝」やスピード雷エネルギーとも相性が良いため、多くの場面で輝けるカードです。
今回、レシピを紹介させて頂きたい旨を相談したところ、小回りが利くように調整した、最新版のレシピもご提供頂けましたので、併せて掲載します。
(5)たたりめさん(@PokeCa0604)の記事
「レジ系はカードパワーが高く、安定性を高めることで勝ち抜けるようになる」という理念の下で構築されたレシピ「レジギガスEVOL」。筆者のたたりめさんは、このデッキを使い、シティリーグで準優勝されています。
有料記事のため、詳細は伏せますが、毎ターンサポートを使い、エネルギーを手貼りするという、ポケカの基本動作を徹底することができる良いデッキです。
(6)りょーかさん(@Ryoka_pokeca)の記事
CL横浜シニアリーグで準優勝(さんのせさんが使用)、同大会でbest32(りょーかさんが使用)、シティリーグ優勝(たかしちゃんさんが使用)という輝かしい実績を持つレシピです。
同じく有料記事のため、詳細は伏せますが、デッキ内のカード配分が非常に特徴的で衝撃を受けるデッキです。
レシピ・記事の掲載に快諾頂いた皆様、どうもありがとうございました!
第2章 Explorer式レジバレット解説(簡易版)
1.概要
まずは、デッキをご覧下さい。
レジ系6体全員が序盤から活躍するためには、
・レジ系6体を場に並べる
・オーロラエネルギーをトラッシュする
の2点を素早くクリアする必要があり、バトルVIPパスとウッウロボをフル投入しています。
全力で縦引きに行く都合上、サポートが多すぎると、却って手札で嵩張り、ドローを阻害してしまいます。そのため、ドローサポート(以下ドロサポと記載)は、博士の研究4枚+ピオニー1枚に留めています。
代わりに、ドロー補助となり、1ターン内でのドロー枚数を増やすことができる、トレッキングシューズを限界まで投入しています。
流石にドロサポ5枚じゃ引き込めないのでは? と思う方もいるかと思いますが、バトルVIPパスやクイックボール等で、山札からポケモンを引き抜いてからレジドラゴ(s10P)の特性「竜の秘宝」を使うことで、意外と引くことができます。
また、ドロサポを直接引けなくても、ウッウロボから引ける可能性や、ポケモンとエネルギー(以下エネと記載)を引ければワザを使うことはできるため、なんとかなることも多いです。
デッキの回し方の都合上、序盤はレジドラゴがバトル場にいることが多く、殴り出しもレジドラゴになりやすいです。
そのため、あぐまでも初動を補助する意味で基本草と炎エネルギーを入れています。
2.プレイングの例
ドローサポートが少ないデッキであり、竜の秘宝の使用回数を増やしたいため、先攻を取ります。
1ターン目は、手札をフル活用して展開し、竜の秘宝を使うところまで進めます。エネルギーは、基本的にはトラッシュしますが、手札を減らすために手張りしたり、レジエレキにツインエネを貼り、逃げるためのコストにすることもあります。竜の秘宝を使う前に博士の研究を引いた場合は、焦ってトラッシュせず、手札にキープしましょう。
2ターン目は、レジドラゴがバトル場に残っていたら、竜の秘宝→博士の研究の順に使用し、攻撃しに行きます。オーロラエネで手札の別のエネをトラッシュして動き出すことも多いため、基本的には博士の研究使用前にエネは手張りしません。特に、スピード雷エネは2枚ドローの誘惑に駆られてしまいがちなので、気をつけてプレイしましょう。
3ターン目は山札を圧縮しながら攻撃します。手札のレジ系は、以下の場合は博士の研究でトラッシュしても良いです。
⇒3ターン目のアタッカーがレジドラゴなら、無条件でOK
⇒3ターン目のアタッカーがレジドラゴ以外で、そのアタッカーの2枚目が手札にいない場合
※博士の研究を使うことで、山札から普通のつりざおがなくなってしまう場合は、例外で手札を温存します。
4ターン目は、リーサルを見据えて動きます。回収ネットをレジギガスに使い、アタッカーを2体用意します。基本的に、アタッカーはレジドラゴ(竜の秘宝)+αの2体ですが、弱点をつけない場合はレジロックが無難です。
ただし、4ターン目のアタッカーがレジエレキの場合、ドロソとアタッカーを分けたいため、レジエレキ+レジドラゴ以外のレジにエネを付けます。
5ターン目以降は詰め将棋です。ここまでに適切な山札を形成できていれば、トップ解決や竜の秘宝で解決できることが多いです。
3.CL横浜での成績とマッチング
成績:6勝3敗 147位
1戦目:白馬パルキアインテ○(先攻)
2戦目:アルセ空ピカヒスイジュナ○(先攻)
3戦目:アイアントチラチーノ○(先攻)
4戦目:イシヘンジン○(後攻)
5戦目:パルキアインテ×(後攻)(配信卓)
6戦目:パルキアインテ○(後攻)
7戦目:アルセインテ○(後攻)
8戦目:アルセインテ×(後攻)
9戦目:ミュウ×(時間切れ)(後攻)
4.関連動画
(1)【#ポケカ】第363回 関内勢によるポケカ(デッキ紹介) Explorer式レジバレット
※シティリーグ時点の構築です。
(2)【#ポケカ】第364回 関内勢によるポケカ(スタン) パルキアVSTAR vs レジバレット
※手札事故の際の参考に。
(3)CL横浜配信卓のレジバレット(本人)VSミュウVMAXやってみた!【ポケカ対戦】
※詰めの回収ネットの使い方や、事故気味の時の参考に。
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