愛しのガジェット〜唯一無二の存在感だったXperia Z Ultra〜
パワーワード「ウルトラ」の名がつく画期的なスマホ
「ウルトラ」。この言葉は日本人にとってかなりのインパクトを持つパワーワードではないでしょうか。おそらくその根本は「ウルトラマン」にあると思うのですが。
昨日もライブ映像が圧巻過ぎて涙したB'zですが、彼らの代表曲の1つが「ultra soul」です。当時ファン(ブラザー)同士で「超魂」って呼んでいましたけど、ジャンプの他に、あのイントロやラストの稲葉さんのささやき「ウルトラソゥ」の繰り返しも印象的な楽曲です。
さてその「ウルトラ」を商品名に持つガジェットオタクの私の記憶でも、唯一無二の存在感を今でも放つ名器「Xperia Z Ultra」の話をしようと思います。ガジェットとはざっくりいうとパソコンじゃない小型の電子機器ってところでしょうか。スマホ、タブレット辺りの総称。
スマホ遍歴は男遍歴と似ている
スマホってなんだか男に似ていませんか。基本選ぶのは自分好みのもの。しかしたまには冒険してみようと思って、普段選ばない機種を選んだりもします。その都度いい発見、また選んだ後の後悔なども感じる、日々ないと困るもの。
幾人の男が私の上を通り過ぎていったように?、幾多のガジェットも私の横をすり抜けていったのでした。多い時だと現行モデルのスマホとタブレットを同時に5〜6つ所有していて、友達が部屋に来るとその並んだ電源タップを見て「何が面白いの」「どうしてこんなに集めるの」とよく質問されたものです。
その質問はかつて山岳部にいて「どうして山に登るの」と散々聞かれた質問同様愚問です。新しいもの好きな好奇心旺盛野郎(女性ですけど)にとっては、意味なんてないんです。好きだから、集めたいから集める。所有したいから所有する。それだけ。
世界のソニーの本気が結集した「ずるとらさん」の魅力
AndroidとIOSの両刀遣いの私。iOSはMac製品の連携がキモだと今では思っています。なので自由度が高く、それ単体での個性が引き立つのはAndroidではないかと。その中でも一際独自な魅力を放った通称「ずるとらさん」です。
何が魅力かって、当時で珍しい6.4インチという大型画面。しかも薄い!大きくて薄くて、デザインはとても美しい。そして電話がかけられるという機能のままに、タブレットの様に使えるそのサイズの大きさ。外見も良くスペックも高い。まさに当時他にはそんな機種はなかったのです。特に当時のソニー製品のテーマカラーになっていたパープルは美しかった。
高級感を醸し出すアルミフレーム、ガラスの様な質感のボディ。昔は日本製ならフル装備だったけれど、今では珍しくなった防水防塵もバッチリ。本体が美しいし傷もつきにくい感じだったので、私はケースなしでバンカーリングをつけて使っていました。
今でこそこの様な大きなサイズのスマホは出回っておりますが、当時2014年です。いかに画期的だったかわかりますか?今でもこのサイズにしてこの薄さ、このバランスの良さと美しさが保たれる機種、私は見たことないです。そう、まさに私のガジェオタライフにおいて、唯一無二の忘れられない男、じゃないガジェット。
世界に広がるグローバル版「ずるとらさんの輪」
私はwi-fi版を利用していました。汎用性でいうと、auでこの機種は取り扱いがあったので、一般的なSIMフリースマホより世間で利用していた人はいるのではないでしょうか。とはいっても普通のスマホよりはかなり、いやとても大きい。知り合いではピアノ仲間の辣腕経営者がau版を使っておりましたが、これを選ぶとは珍しい。目の付けどころがSHARPでしょ。ありゃ他社。後でお仲間SHARP製品も説明しますので。
SIMフリースマホというのは、日本でいうとドコモ、au、ソフトバンクという3大キャリアに縛られず、好きなSIMを入れて使えるもの。なので海外でも同じものが発売されています。つまり日本製品のずるとらさんは、世界にも愛用者がたくさんいたわけです。これって胸熱じゃないですか。
ただ振り返って気になるのは、当時のwi-fi版ってそういう国際的に売られているグローバルモデル。私達ガジェファンは輸入品を扱っているネットショップから購入してガジェットファンは手に入れていました。つまり海外経由なので確か技適は通ってないと言われてたような・・・。
「ずるとらさん」の後継機種争い第一候補「Zenfone 3 Ultra」とは
今でもグーグル探索でずるとらさんの名前を入れたら、候補に「Xperia Z Ultra 難民、後継機」って出てくるんです。そう、後継機が出て欲しいのに結局出てこないので難民まで発生しているという。そんなすごい大人気機種でした。過去形なのはガジェット類は進化するため、発売終了となり過去のものになってしまうからです。さすがのずるとらさん好きな私でも、今この機種を使うのはスペックが足りな過ぎます。Android4.2ですよ。今は Android10。その位ガジェットとかITの進化は速いのです。
中国製の「Zenfone 3 Ultra」というずるとらさんの後継種になるか期待された機種がその後発売されたのでした。そもそも商品名が狙っているとしか思えません。しかしなんだか期待はずれ。だってですよ、この外見って世界に誇る日本のソニー製の愛しく美しいずるとらさんじゃなくて、どう見てもiPhoneパクリじゃないですか!名前とスペックだけずるとらさんに似せておいて、デザインはライバル会社製品ってありえないじゃないですか。
いや、iPhoneだって私は当時同時に集めていましたよ。実際私はこの時期5Cを2〜3色、5Sも持っていました。5Sは当時歴代iPhone最高のデザインだと思っています。それでもソニーリスペクトならそのままデザインまでやってみて欲しかったです。
ただ中華製とあなどる?なかれ。今やアップルとかソニーより進化激しいのは中国製スマホ。また韓国製の日本では人気ない?サムスンのGalaxy、一度だけ使ったことがありますが、めちゃ機能すごいです。中国製はこのZenfoneシリーズのASUS、色々話題になったHUAWEIが有名ですが、私が今お気に入りの Android製品はOPPOです。この紹介したZenfoneシリーズも優れもの。生産国がどこかに関わらず良い物は良いのです。
ファブレットのお仲間「SHARP SE-08」
さて画面が大きくて、しかも通話も出来るいわゆる「ファブレット」=電話(フォン)とタブレットのあいのこ的総称、に惹かれました。そこでずるとらさんのお仲間として、docomo発売の「SHARP SE-08」を迎え入れました。こちらもなかなかの品でございました。
やはり液晶のSHARPです。画面が綺麗。デザインはずるとらさんより厚みがありズッシリのもっこり、こんもり。サイズが7インチとずるとらさんより大きいので仕方ないでしょう。こちらスタイラスペンも付属していたので、まさに通話、タブレット、そして手帳やノートにもなるという商品。ただ手帳代わりにしてはちょっと重すぎたかな。
というかずるとらさんもこちらも、時は今から6年前です。今でこそスマホに青歯bluetoothイヤホンマイクを接続して、はたから見たら一人でしゃべっている怪しげな人、実はスマホで通話中って姿はよく見かけます。一応今では市民権を得て?います。
当時はまだまだそんな時代ではないですし、周辺機器もそこまで発達しておりません。私もイヤホンマイクは未使用でした。そこでファブレットを耳元に当てて通話しますが、それこそ怪しげでした。まさに平野ノラの「しもしも〜」ででかい携帯を耳に当てる、あれです笑。通話のみだったら携帯って小さい方が便利なんですよね。画面が大きくなるのはあくまでネットサーフィンとかがメイン目的だから。通話よりブラウジング向きなのがファブレット。
同じ機種はauでも発売されていたのですが、au版は通話できなくて、完全にタブレットだったのです。こういう細かい違いも各キャリアの方針とか違うのがわかりますよね。というかどうしてdocomoとauで仕様かえたのでしょう。
とにかくファブレットといえば私はこの2機種をあげます。どちらも当時は完全な世界に誇るメーカーだったんですけどね。ソニーとシャープ。ガジェットの歴史を振り返るのは同時に日本企業の盛衰を語るのと同義だとは。
タブレット界でもひときわ目を引く「Xperia製品」の魅力
タブレットに視野を広げると、Xperia Zタブレットシリーズはタブレット界において目立つ存在ではないでしょうか。そう、今はかつてほどXperiaの威光が感じられない気がします。それでも当時日本を、いや世界をも牽引していたXperia製品。タブレットもすごかった。
デザインはずるとらさんシリーズ同様。高級感に溢れて薄い。専用のクレードル、商品名マグネットチャージドッグのかっこよさと機能性。まさにずるとらさんの兄、スペック高すぎる兄という存在。私はZ4は高くて購入出来ず、Z2を一時期使用していました。
アップル製品も揃えると美しいですけど、当時のソニー製品だって美しい。タブレットとスマホをXperiaで揃え、音楽プレーヤーもウォークマン。ハイレゾ機能つきのウォークマンはいいですよ。そんなソニーづくしも乙なものです。スマホとタブレット、Xperia Zシリーズってまさに伝説です。その美しさに毎朝ほれぼれしたものです。その位当時のソニー製品ってデザインもスペックも優れていたのです。
「好き」のパワー
偶然にもアップル製品の愛を語るブログ https://appleshinja.com をチェックしていたら、ふとずるとらさんを思い出して記事にしました。この記事で私のガジェット収集は本気というのは?ご理解していただけたでしょうか。別に機種のベンチマークスコアを測っていたとかそういうのは一切ありません。ただ集めていたのです笑。
「好き」のパワーはすごいというのを数日前のVoicyおよびYouTubeで体感しました。めぐラジオとマコなり社長動画です。振り返ると私は色々な物事を好きになったので、それらを再び振り返ってみようと思います。今日はそのうちのガジェット愛を取り上げました。
こうして一人家にこもりきってリアルで人と話す機会もないと、なんだか自分の人生無味乾燥ではと感じてしまいます。奇しくも私は今無職なので将来への不安もあるので尚更です。それでもこうして過去を振り返るとすごく好きだったことはたくさんあり、今この時間がある時に振り返るのは有効だと思いました。
補足:画像はメーカーのHPから借りました。私は問題のあった実家から手回り品のみ持って逃げ出した過去があり、当時の画像などはほとんど持っておりません。